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シカゴから家族が帰任する際に買ったBriggs &
Rileyのスーツケース、10年以上取っ手が壊れてしまったままだったのを、いよいよ修理に出す...ので、長女と外出、千石にある修理屋さんまで。戻る新宿で、長女に遅い誕生日祝の腕時計を買いに。
狙いのメーカーの
指定型番は、聞いてみたら限定色ということで在庫確認。それから
卵バーガー屋に寄って、東急ハンズ。1階のPorterで
通勤用のトートバッグを購入。文房具フロア。原宿へ移動し、長女の
ニューバランス。試着したうえで今までと同じ574を購入。足の3D計測、面白かった。
29
今日までのディスクユニオンへの売却結果。
1回目:123,504円(2箱...スピード振込だったので査定明細なし)
2回目:
81,876円(143点/1箱)
3回目: 78,895円(175点/1箱)
4回目: 66,468円(151点/1箱)
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雪降る中、池袋に「スパマロット」観劇へ行く。18時開演予定が17時に変更されたので16時過ぎにはBrillia
HALLに入って、まずグッズ購入。今回のTシャツはデザイン残念...なのでパンフレットと殺人ウサギ(ブランケット入り)を購入。時間通りに幕上がる。20分の休憩挟んで終了20時過ぎ。山田孝之アーサーは...正直、堅めの演技で、前任のユースケ・サンタマリアの壊れっぷりには及ばず。まあとにかく、シソンヌと賀来賢人が八面六臂の活躍で、実際シソンヌ居なかったら成立してないんじゃないだろうか。前回までのキャスト全員の濃さを、こういう形(コント師)で補うってのもありだなー、ということで、毒は薄くなってるけど(ジャニーズ弄りは相変わらずだが)テイストがかなり変わってて楽しめました。繰り返すけど、シソンヌ好い。そうそう、ボンゾドッグバンドの曲がスコアに潜ませてあるのを発見。
[追記]賀来賢人の"Ni!の騎士"の壊れ具合も最高でした。
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「2010年代海外SF傑作選」橋本輝幸
編
ピーター・トライアス、郝景芳、アナリー・ニュイッツ、ピーター・ワッツ、サム・J・ミラー、チャールズ・ユウ、ケン・リュウ、陳楸帆、チャイナ・ミエヴェル、カリン・ティトベック、テッド・チャン。
ケン・リュウのスチームパンク前夜譚、
テッド・チャンは既読。ニュイッツ、ティトベックは名前を見るのも初めて。中国系作家が5人というのが、まず2010年代を象徴。いずれもジャンル象徴的な傑作ぞろいなんだけど、1/3強を占める最後のテッド・チャン「ソフトウェアオブジェクトのライフサイクル」が凄過ぎて全部持って行ってる感。
10年近く前のSFマガジン掲載時にも読んだけど、再読して改めて奥深さに感嘆した。少しの間あと引く予感。ニンゲンって何よ...って根源的な問いを、仮想空間上で"生きる"AIたちとそのオーナーである人々、プラットフォームサービスの世代交代と絡める。この密度と思索の深さにリーダビリティ...チャンが寡作なのもしょうがない。深海生物との意識共有を描いた陳の「果てしない流れ」、パンデミック後の世界をカラスとAIドローンのコミュニケーションで描くニュイッツ「ロボットとカラスがイーストセントルイスを救った話」、テクノロジーと社会にコミュニケーションの形と人の意識の変化拡張...すべてが1つの短編に凝縮される。「
危険なビジョン」と較べてみるとSFも大きく変わった。
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懸案だった時計の修理。NOMOSの2本、本社に問い合わせたら日本の代理店経由で送って...ってことだったので、雨の中、BEST新宿へ。Junghansの1本もあわせて見積もりに出す。ドイツに送るんでしょうね、両社とも見積もりでキャンセルの場合でも3,000円程かかりますとのこと。ちなみに、BEST新宿は明日から4月まで改修休館だそうです。
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「レコード・コレクターズ2021年1月号 "RCサクセション"」
大学時代の辛い恋愛と分かち難いので、RCサクセションは自分にとっては特別。節目節目で「FEEL SO
BAD」を聴きなおしては初心に戻ったり、何度も救ってもらってきている(未だにね)。なのに、「COVERS」がLP買った最後だったか、「コブラの悩み」まで買ってたか...結局最後まで見届けなかった。88年の福岡でのライヴ後の荒れた雰囲気の中で喧嘩に巻き込まれ、右目の上から大出血して九大病院で眉上を縫ってもらったのも、今になってしまえば懐かしい。んで本号、ディスコグラフィやバイオグラフィに目新しさはないが、メンバーのその後をまとめた2ページにちょっと安心した。ちなみになんで今月の特集なの?(清志郎にかこつけるなら5月だろうし)
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薬が無くなるので、かかりつけの内科に。家で測っても血圧下がらないので薬変わるかと思ったんだけど、クリニックで測ったら通常水準...なので、そのまま2ヵ月処方。家だと寒いから高く出るのかなー。
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書籍を5箱、
倉庫に出荷。明日は週末FLAC化した一箱分のCDを
ディスクユニオンに売る。とにかくCDは全部売り払ってしまうつもりなので、実家に避難しているのもぼちぼち送り返してもらって、作業していかないと。書籍は、定年引退後、田舎に家建てて本棚に並べるまでは溜まっていく予定。本に埋もれる生活が夢。
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14
納期1-2週間といってたのに、出社から帰宅してみるとLenovoカスタムからノートPC届いてた。ニトリからも、ネットで注文してたキッチン用の棚等々。黙々と組み立て。ようやく電子レンジと炊飯器置き場ができた。
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書籍専門の委託倉庫サービス"
Book
Ocean"に、5箱出荷。今回は画集や図版。書影とリストを作成するオプションを選択。1箱1ヵ月400円也。さらに5箱、既読本用に注文。
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Surface Pro
4の画面ブレが激しくなり、今連休からCD処分のため始めたリッピング作業に支障が出てきた...つか今日はもうほぼ不可能なので、新宿ヨドバシに後継機を買いに出かける。2-in-1だとSurface Pro
7かGo
2か...なんだけど、最低スペックでも10万円前後。売り場をうろうろしているとLenovoカスタムの声がかかり、窓口相談の結果、
13インチのノートPCになりました。ポイント使って5万円でi5/8MB
RAM/SSD256GB。その値段なら、納期に1-2週間は我慢する。
10
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「件 もの言う牛」田中啓文
"件"は"くだん"と読む、牛と人の間の生き物。SF者界隈では小松左京が取り上げたことで知られる。さて、「
信長島の惨劇」の堀晃氏評をチェックした時に
合わせて評されてたのが本作で、コロナ禍/現代史にも繋がる伝奇モノという印象でポチった。うーん、官僚機構や政治の闇を描く
機龍警察の読了後だし同系には「五色の舟」なんて傑作もあるわけで、この程度で長編にしてしまうって、流石に練れてない感じ。ネタ一発、勢いで出すところが田中氏のスタイルだとは承知だけど、これはネタがネタだけに丁寧に作って欲しかったところ。
09
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「機龍警察
暗黒市場(上)(下)」月村了衛
2012年に単行本で出て吉川英治文学新人賞受賞した近未来警察小説シリーズの3作目。やっと文庫になった。
前作の「自爆条項」が文庫になって読んだのは2012年なんで、(
サイドストーリー短編集の「火宅」は2018年末に読んでるけど)8年のブランク。実際には1作目も2作目も大幅加筆の完全版が出ているんだけど、そっちは読んでない...ので、前作の記憶は断片的、今作も所々で話が出てくるんだけど、よく思い出せず。基本情報が頭に入っていれば、特に問題ない。(売れてるからこの間隔での文庫化なんだおおもうんだけど、もう少し早いといいなあ...我儘承知で。)
今回は順番的にもロシアで警察官だった過去を持つユーリ・オズノフが主人公。日本での国際的武器取引き摘発の間に、ユーリの過去がたっぷり挟まれる構成で、ロシアパートが充実。その辺は、トム・ロブ・スミス前後という整理を作者もしているということだけど(巻末解説)、自分には映画「
イースタン・プロミス」を彷彿とさせるところがあった。文庫2冊の大作だけど、冗長なところはなく、見せ場も多くて、正味1日で読了。東京パートの警察内外の駆け引きもスリリング。時間経過と場面転換が巧い。終盤に謎とレガシーが全て回収されて浄化されるんだけど、その回収の美しさが個人的には苦手。権謀術策、警察組織の闇、テクノロジーに...そんな所に惹かれて読んでる自分には、ちょっと暑苦しいのです。
07
朝起きてニュースチェックすると、
米国連邦議会議事堂にトランプ支持者が突入の報。議会での正式なバイデン任命を阻止するためだとか。結局、バイデン氏が大統領就任。そりゃそうだ。日本は夕方に予定通り
首都圏への緊急事態宣言発令。東京の新規感染陽性者は2,447人。自分は基礎疾患持ちなので、早く医療機関が正常運転に戻ってほしい。いつ救急医療の世話になるかわからないからね。降圧薬、やっぱり効かないのよねー。
06
引っ越し後、落ち着いた新居で初リモート会議。今回は玄関からすぐリビング、仕事場になる寝室は一番奥。
バッファローのWiFi中継器を使って、通信状態は良好。しかし寒いね。
05
仕事始め。出社。7日の木曜日には首都圏に緊急事態宣言出るそうです。
04
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「ランドスケープと夏の定理」高島雄哉
第五回創元SF短編賞受賞作の表題作から3部作の連作短編集+ボーナストラック(文庫化にあたっての書下ろし)。以前読んだ「
不可視都市」とも繋がっているみたい...でも合わせて読む必要があるほどのものではないと思う。量子論・宇宙論から物理と数理の関係を軸にした論理宇宙論(?)に拡張していく展開は、強引すぎるところはあるけど、ネタとしては好きな方向。
あちこちで書かれてるように、イーガンぽいネタだけど、ベイリーのような志向が期待...なんだけど、残念ながら、結局ボーイ・ミーツ・ガールというか一人称な話になってしまう...。それが故にネタの暴走に抑制が効いてしまってるように見えて、強引な展開の足元弱くうわ滑り。バカSFってほどの面白みがない。惜しいが、クラーク的なサイエンス原理主義的なところが今時点での作者の限界のような気も。
細かい点に配慮が行き届いたガジェット描写など、ハードSFとしての水準は十分で、面白く読めるんだけど。
03
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「真鍋博の世界」愛知県美術館
監修
昨年10月から11月に開催された"真鍋博2020"の公式図版。amazonで買えるの嬉しい。真鍋博といえば、小学校時代に図書館や本屋で手に取った初期の早川・創元SF文庫のカバー(アガサ・クリスティーよりも)に、カポーティの野坂昭如訳とか。図版をめくると、原画ではなく収拾した書籍カバーのスキャンが中心で、「原画じゃないの?」と品質に違和感あったんだけど、真鍋氏の"印刷物が結果"だという信念に基づくモノだと解説在り、なるほどそれならと納得。実際の展示も原画ではなくて(本人が蒐集してアーカイブ化していたらしい)蔵書を中心な展示だったんだろうと想像。紙質はもう少し...と我儘は言わない。とにかく充実した展示だったのはよくわかります。また開催なら名古屋まででも観に行きたい。
02
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「信長島の惨劇」田中啓文
"本能寺の変で織田信長が明智光秀に討たれてから十数日後。死んだはずの信長を名乗る何者かの招待により、羽柴秀吉、柴田勝家、高山右近、そして徳川家康という四人の武将は、三河湾に浮かぶ小島を訪れる。(中略)四人は、謎めいた童歌に沿って、一人また一人と殺されていく"(カバー裏の粗筋から)。21年の1冊目は、バカミス。流石は田中氏。こんな設定よく思いつくわ。
トリックは序盤から読めてしまうので、ミステリとしての読解の面白さはそこそこだけど、サクッと読めて年初に相応しい。大河ネタと言えば大河ネタで、今読んどけってとこも。
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