29
長女と一緒に新宿へ。まずは、彼女の
iPhone6バッテリー交換→高島屋の服屋を
再訪→東京ハンズの文房具売り場→レディースをぶらぶら→狛江駅近くで弁当買って帰宅。
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「機龍警察
- 火宅」月村了衛
機龍警察はなかなか文庫にならないので、
2作目の「自爆条項」以来、久しぶり。この短編集も単行本では2014年に出ていたもの。それぞれ約40頁ほどの8編を収録。龍機兵(パワードスーツ)が活躍する話は1話だけで、あとは少年時代や特捜部開設前夜の前日譚など。サラリーマンはツラいよ...話もあったりと、警察モノの佳作小編で占められていて、解説で円城塔が書いているように、世界観の広がりと現実とのクロスリンクを巧く構成している。文庫化されてない3作も、もうそろそろ文庫に落としてください。
28
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「GENESIS
I - 一万年の午後」創元日本SFアンソロジー
東京創元社の書き下ろしSF短編選集シリーズの第一号。河出書房新社の"NOVA"(
最近再スタートした)みたいなものだけど、どちらかというと
創元SF短編賞受賞者に寄った感じかな(創元には"
年刊SF傑作選"シリーズもある)。8つの短編とエッセイ2編を収録。宮内悠介(書き下ろしといいつつ、デビュー前の短編を改稿したもの)、堀晃のベテランも収録だが、全体的にファンタジー、ミステリ、奇想モノなど、センスオブワンダーな色は無く(堀氏ですら)、特に若手作家はコミック的で、個人的な好みとは少し違った。宮澤伊織の"神々の歩法"(
第六回の創元SF賞受賞作:未読)の続編は、巧く現代的なネタを取り込んでいて面白い。けどまあ二千円弱の価格でこの内容は、ちょっと残念。[
Youtubeの"創元Genesisラジオ"]
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出社。午後2時すぎに退社し、新宿の服屋に寄る。よさげパンツはサイズなく、取り寄せ試着で後日再訪することに。
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夕方の打ち合わせのため午後出社。行き帰りの小田急線で、待望のネクライトーキー「ONE!」を聴く。Youtube、EPで先行して聴いてたキャッチーな既発曲とアルバム新曲だと、Youtube先発の曲が好み(そこでそのフレーズ!?な"
めっちゃかわいいうた"、小川一水風な歌詞が好い"
こんがらがった!")。"許せ服部!"もダブ風ミックスだったり、EP曲もLP化でもうひとひねり。ポータブルオーディオで改めて聴くとベースの鳴りがカッコよく、ギターバンドっぷりが強く出てるところも、アルバムの好さ。
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「敵は海賊・A級の敵」神林長平
1997年初版シリーズ6巻目。特に前巻との繋がりがあるわけではないので、主要キャストさえ知ってれば特に話に入るのに問題はない。海賊課の名物刑事(新キャラ)が調査していた突然消息を絶った宇宙隊商(偽装海賊)の謎が、宇宙の帰趨を決める大事件へと発展して...。主要キャラである海賊課の戦闘艦、宿敵ボスキャラの宇宙空母それぞれのAIの出自も明らかに。テンポよく一見コミカルな展開の中で、情報・知性・宇宙に関する思弁を語ってしまうところが面白く、神林節もこうしてくれると読み易いのにーと思ってしまう。AI時代の今日読んでも旧さがないのが凄い(って
前回も書いたっけ)。第29回
星雲賞を取ってるのね。納得。
散髪。
24
ドイツでは皆が休暇に入るこのタイミングで何故に??な、製造委託先の生産トラブルの報告で、辛うじて午前中出勤してくれてた物流マネージャ(午後から年明け2週目まで休暇に入る)に出荷停止指示なんとか間に合う。まだ帰任気分にはさせてくれそうにない。
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Amazonプライムで観た「9」(シェーン・アッカー監督:2009年)が面白かった。人類絶滅後の世界で麻袋人形達が冒険するという話。アニメーションは美しく、制作にティム・バートンの名があるのも納得な世界観と造形。ファンタジックなオチだけど、世界が救われるわけではない。「ここで終わりなの?」とつい思ってしまった、1950年代のドイツを舞台にナチ残党の自国裁判・断罪に情熱を燃やす検事局長を描いた「アイヒマンを追え!」(原題"Der
Staat gegen Fritz
Bauer":2015年)も、戦後60年代初めまでのドイツのアンビバレンツな戦後社会を描いていて興味深く視聴。やっぱり我国と較べてしまうよね。
22
帰国。まだ帰任(+単身赴任終了)の実感湧かず。
20
19
引っ越し。午後、部屋の掃除をして、出社。夕方宿に入って、
留学生と日本語スピーカー現地社員との会食で
いろは。300ユーロ弱は財布に痛いが、皆が美味い美味いと食べてくれれば言うことはない。
17
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「Birds
- solo electric」Ingebrigt Håker Flaten
2012年にリリースされてたソロ録音。
3月にオスロへ行ったときの収穫。同時にアコースティックソロも出ている、こちらは電気ベースによる、弦楽器演奏というよりノイズもの。1曲目のハウリングを使った超可聴音での演奏とか、どうやってるんだろう。2007年から8年に録音されてて、6曲目はシカゴで録られているみたい(残念ながら見ていない)。
16
初雪。
15
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「The
Electric State」Simon Stålenhag
ストーレンハーグの
ビジュアルブック第三弾。
キックスターターで資金調達し2017年末に初出。VRのソフトウェアアップデート後脳ハックされ人々が電脳汚染(?)された1997年の米国で、少女がロボットと太平洋まで旅をする...というディストピアでのロードムービー。90年代末の日常風景に佇む異形の建築や機械。一人称で綴られるストーリー。そして無言の結末は何を意味するのか...。
映画化の話も進行中とのことで、とても楽しみ。
14
13
ロンドン出張。
12
会社のITシステム変更でばたばたと落ち着かない一日。社長変更の手続き、部長会などなど。自転車は引き継ぎ出張できていたC君に譲る。年末退職/転職するO君と、C君を空港で見送り帰宅。
11
昨日は後任連れてゲッチンゲン。今日は日本に送らない段ボール3箱分のCDを会社にもってって、好きなものを持ってっていいよキャンペーン開始。午後の営業会議プレゼンを何とかこなし、社員全員集合での夜のクリスマスディナーの最後に貰った帰任祝いはノースフェイスの手袋と
ハスキーの寝袋。寝袋、暖かいし(-27℃)背面の滑り止めなど気が利いてるんだけど、いかせんパックサイズがデカイ。
07
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Pete
Shelley
April 17, 1955 - December 6, 2018 (63)
formed Buzzcocks
with Howard Devote in 1975 at Manchester
昨晩、出張先のデュッセルドルフで
ピート・シェリーの訃報を知る。63歳。
バズコックスの1stシングル(自主制作)こそが唯一無二のオリジナルパンク、我が聖典。合掌。R.I.P。
デュッセルドルフでのプレゼンを終えて戻るは、昨日引っ越した新事務所(出張につき引っ越しには参加できず)。間借りしてた他事業会社駐在員が居なくなって無駄に広かったスペースが丁度良いサイズになって、まだ箱やゴミで散らかってるけど、いい事務所になってるんじゃないかと。
03
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昨日の復路フライトで「カメラを止めるな!」を観た。いやいや噂に違わず面白い。が、お金払っていきなり映画館で観ると前半辛いかも...後半で御釣りがくるけど。タイトルバックでホントのオチをつけるところも見事で、この表現は、小説やマンガじゃ無理。映画でしか成立しないところが凄い...というか、今まで誰もやってなかったのも驚きではある。
帰任祝いにJBLのポータブルスピーカー(
Clip2)を貰った。好い低音。
02
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「三浦老人昔話」岡本綺堂
23日晩に出た東京出張から戻りの機内で読了。中公文庫の岡本綺堂読物集其の壱。幕末期の江戸を舞台にした奇譚・人情噺の類を、半七(捕物帳の)と働いていたという老人宅を訪問し著者が聴取した記録(十二篇)という趣向。関東震災後の東京と、天保から慶応、所々に綺堂の原風景である明治・震災前の情景の変遷が挟まれ、なんだか100年前を今時のように感じたりもする。カバー画が美しく(
山本タカト)、全巻集めてみようかと思っている。(
青空文庫にもあるようだけど。)これから東京に住むので、このシリーズを捲りながら江戸の頃に思いを馳せるのも悪くはあるまい。
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