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Harlan Ellison
May 27, 1934 - June 28, 2018 (84)

日本-ポーランド戦、0-1で敗退も同じくコロンビアに敗けたセネガルに辛くもペナルティー差で決勝トーナメント進出...よりも、出張者との晩会食後帰宅して知るエリスンの訃報の衝撃。あれやこれやで表題がネタにされた「地球の中心で愛を叫んだけもの」のエリスン、「少年と犬」などなど60年代SF賞短編賞の常連、「危険なビジョン」での名アンソロジスト(これもヒューゴー賞受賞)のエリスン。

27
会社で4時開始のドイツ-韓国戦観たいというので会議室を開放。早退しなかった社員数人で観ていたようだけど、結局敗退ドイツはグループ戦で消えることに。てことで、電車通勤の駐在員を今日は自宅まで社用車で送る。最寄り駅から乗ると一駅先のスタジアムからのパブリックビューイング帰り泥酔集団とかちあうので、念のため。
26
8時過ぎに宿で拾ってもらって空港へ。30分遅れでフランクフルト着12時半。会社に直行したら午後の電話会議は先方が急病でキャンセル。定時退社。
25
朝8時過ぎ初のフライトでベネチアに飛んで、伊支店で終日シビアな打ち合わせ。夕方6時前に近くの宿に送ってもらい、7時前に支店長と待ち合わせて彼の車(つっても社用車)でプログレ好きの御友人二人とヴェローナまで1時間半、ローマ時代の屋外劇場。Steven Wilsonのライヴ開始9時。駐車場探しに時間取られ軽くシシリア料理カフェで軽食したたら定刻きっかりの演奏開始に遅れてしまい、1曲目が終わって席に着く。夕暮れていく中、映像と照明が効きまくりのロックショウ。昨年出したソロアルバムの曲中心に、前半1時間、休憩に入るころには夜空に月。後半はPorcupine Treeや過去ソロ作からも交え"Song of Unbone"(新作のラスト曲)から"Vermillioncore"、"Sleep Together"で〆。MCでは70-80年代のポップミュージックやギターサウンドへのオマージュを語り、新作やたらポップな感じ("Permanating"!)もその思いが良く出た素晴らしいライヴでした。バンドアンサンブルも音響も鉄壁、特にキーボードのAdam Holzman。アンコール(4曲)の〆に"The Raven"持ってくるところも巧い(同行の三人は派手に終わりたかったみたいだけど)。早速ネットに上がっているセットリストに拠れば全21曲、終了は0時前。送ってもらって宿についたのは1時半過ぎ。
初めて観たけど、オタクな風貌のも関わらず、ロックスターっぽいっつうかナルシスティックな動きをするのね。ちょっとギャップに萌えたかも。(笑)
24
昨日23日(土)、夕方4時に漫画オタクM経理部長をピックアップしてライン河はビンゲンの先、ラインフェルス城下のキャンプ場へ。設営終えると天気も良くなってきて、城に一寸上がったり、基本まったり雑談したり読書したり。8時からはドイツvs.スエーデン戦。キャンプ場のレストランが目鼻の先で、そこから挙がる歓声で試合の状況を知る。後半ロスタイムでドイツが逆転、2-1で先日の雪辱を果たす。10時過ぎにテントに入ると城で花火が始まるは、夜中は貨物輸送の列車が対岸を頻繁に通り、おまけに足元寒くて夜半に起きなかなか寝付けず。6時半過ぎに浅い眠りから起き、湯を沸かし味噌汁とミルクティー。7時過ぎにM氏が起きてきたので撤収開始、9時から自転車開放のため河畔の道は通行止めになるので8時にキャンプ場を出て、9時にはM氏を落として帰宅。昨夜のドイツ戦ダイジェストをYoutubeで確認
んで、午後1時過ぎたところで再び66号線を、今度はヴィースバーデン越えずタウナス方面へ下りて先週と同じく庶務Kさんち、内夫HG氏と三人で苺ケーキでお茶(珈琲)する。7月のハイキングの日程決めなど。3時半すぎたところでお暇し、4時帰宅、一息ついて自転車に乗り部下O君宅へ15分ほど、駐在員で日本戦観戦する会。セネガルに追いつき、2-2の引き分け。お見事。8時前にお暇し、帰宅してコロンビア-ポーランド戦観戦
22
昨晩「弁護士ビリー・マクブライド」(原題「Goliath」)シーズン2を通しで観てしまって夜更かししてしまい、今朝は遅い起床、でも自転車通勤出社は9時15分(いつもより約1時間遅い)。そのシーズン2、ビリー・ボブ・ソーントン演じるアウトロー弁護士のキャラも他登場人物もキャラがぶれてるわ、オチは中途半端、突発的にコーエン兄弟風の演出に走るわ(7話)、誰かなんかやらかして打ち切りになったのか...っつうくらいシーズン1からの失速著しい。
19
午後2時から、日本-コロンビア戦。まさかの2-1で日本勝利。それはそれ、Firport Conventionの「What we did on our Saturday」が届いた。昨年8月のクロプレディー・フェスの50周年ステージの録音盤CD2枚組全25曲。聴いてるとあの日が蘇る。Judy Dybleが自バンドで「風に語りて」を歌ったり、Ashley Hutchingsが率いる「Morris On」バンド(John Kirkpatrickも参加)があったり、レジェンド勢ぞろいで凄い日だったのだ。最後に全員で合唱する(恒例)「Meet on the Ledge」を聴いてると涙が出そうになるよ。ここんとこ体力・精神ともに不調だったんだけど、元気出てきました。ありがたやありがたや。
17
正午過ぎに家を出て、タウナス方面へ自転車出動。庶務のベテランKさんちで恒例の苺ケーキパーティー。行き1時間26分、23.12km、951kcal。帰り1時間21分、24.37km、784kcal。帰宅したらドイツvs.メキシコ戦ロスタイム。0-1でドイツ敗退。静かな夜。
16
別に遅い起床というわけではないけど、出かけたのは正午前、まずは匠でいつもの昼飯(辛ネギ柚子鶏ソバ、餃子に烏龍茶で20ユーロ)から中心部にある現代美術館本館(MMK1)へ。途中、なんかの国際イベントがあったらしく各国パレードを横切る。んでMMK...インスタレーション、映像、絵画...スペースを巧く使った展示が好くてゆっくり鑑賞。轟音ノイズの中巨大スクリーンを3つ並べネガポジ反転の難民映像を見せるRichard Mosseの「INCOMING, 2014-17」に圧倒される。空調効いた快適な空間でコレを見ているというアイロニー。いくつかある中国系のアーティストによる展示は、都市の空疎を表現しているところに既視感もあり、それが数周廻って我々にも今日的であったりする虚しさも。建物の構造も面白く、やや窮屈に感じるシルン美術館より好い。2時間くらい観たあと、ECB旧本部近くのMMK2へ。ここは写真中心。荒木経惟の展示もあるが(特集掲載雑誌、写真集を並べている)、Larry Clarkの「Tulsa」、Hans-Peter Feldmanの「Die Toten」、カナダの写真家によるマニトバ、戦場カメラマンによるイラク・アフガン、神戸震災、南アフリカ、インドの日常etc..ボリュームのあるドキュメント。ここでも気づけば1時間ちょっと。充実した土曜の午後。帰宅前に、アイスカフェでパフェとコーヒー。天気も好く、自転車日和。[メモ:MMKのblog
15
「無限大の日々」八木ナガハル
コミティアで発表してた短編をまとめたもの?amazonにお薦めされて買ったSF漫画家の作品集。アニメ制作会社で働いてたので絵がそれっぽいという宮崎駿風の絵柄や線は好みじゃないんだけど、昆虫や軌道エレベーター、確率宇宙など、コアなSFマニアなネタと緩い少女造形が不思議に合っていて、繰り返し読んでしまいそう。短い中にアイデアは面白く、でもストーリーを深堀はしない。こういうのがKindle向けの密度なのかも。(この短編集は紙の本ですが)

スペイン強いのに、結局ロナウドに始まりロナウドに終わってしまうという。面白い試合だったよー。(スペイン 3ー3 ポルトガル)
13
「エクソダス症候群」宮内悠介
これも文庫版で。開拓期の火星が舞台。地球で挫折し、10の病棟を有する大精神科医院に転職してきた医師が、未開の地の精神科医療に奮闘し、自らの出自の謎を解いていく...。この間の短編集に収録されていた「ムイシュキンの脳髄」を元ネタに、"精神疾患/医療"とは何かを問う、リーダビリティが高く意外にあっさり読めてしまう体で、なかなか小説で描かれることのない題材に切り込む野心作。科学と非科学(例えば宗教のような)の間にある何かを言語化しようとする意志。空想科学小説としてでなく、現代のシステムをSFを使って提示する中に内宇宙に潜むセンス・オブ・ワンダーを切り出す感じは、牧真司氏の解説にあるようにバラードっぽいかも。
10
9日土曜日、10時に総務部長M氏をピックアップし営業系駐在員O君宅、本人と長男君を乗せ、シュバルツバルト方面へ3時間。カールスルーエ過ぎでO君に運転を代わってもらい、目的地のキャンプ場到着3時PM。O君持参の大型タープを張り、周りに各人のテント設営。数年前に購入後使う機会をうかがっていたBig Sky InternationalのWisp 1Pの具合確認が個人的目的。前室も十分とれ、一人寝には十分な大きさ。開放側反対を引く張綱は、もう一本要る(今回1本だけ持参)。天気はあまりよくなく、食事の準備をしてる頃から雨が降り始め、その後土砂降りに。暗くなる前には上がってくれたので、10時過ぎ頃までまったり過ごし、各々自テントに入り就眠。朝5時過ぎに鳥の声で起床(室内は結構結露)。綺麗なトイレ、シャワー、ランドリー施設がある大きなキャンピングサイト、人影のない早朝の近所を用足しの後散策、湯を沸かして一人コーヒー、読書、味噌汁で朝めし。M氏、O君は7時過ぎにぼちぼち起きてきて、グリルでソーセージなどを焼いている。撤収完了は10時過ぎ、O君の運転でバーデンバーデンへ。13時に温泉施設に到着、1時間半コース。4歳の長男君は入れず、O君は結局ちょいと歩いた公営プールに行くことになったらしい。M氏と私は、ぬるま湯のプールみたいな屋内外施設でコリをほぐす。サウナは男女全裸ですが温泉施設は水着着用。15時前には出て、O君親子と合流、フランクフルトまでは再び私が運転。皆をそれぞれ家まで送って、帰宅18時過ぎ、荷解き、洗濯(特にテント)。
Wisp1Pで十分いけることが判った。トレッキングポール利用とはいえ600g弱は正義でしょう(でも、ココに載ってるみたいに直線的には張れないんだけどなあ...)。今回のキャンプサイトは湖横で、テント場は木々の中にあり、なかなかいい感じでした。遠いけどね。M氏は念願の"ゆるキャン"体験できて(マンガのレシピを晩飯で再現して悦に入っていた)満足だったようです。
08
昨日は朝6時に総務部長M氏をピックアップしてデュッセルドルフまで運転結局3時間、終日会議、晩会食、本日は正午前まで会議でラーメン喰って復路運転2時間半。ちょい残業後、帰宅して、明日からのO君主催キャンプの荷造りなう。

「彼女がエスパーだったころ」宮内悠介
吉川英治文学賞新人賞受賞作。先ごろ文庫になったので。一人のフリージャーナリストを語り手にした連作短編集で、スプーン曲げ、"想い"を感じて結晶化する水、カルト宗教、脳科学から冒頭のニホンザルのイモ洗いなど、疑似科学をテーマにしている。"正しさ"や是非を問うのではなく、そこにあるヒトの心の在り様みたいなものを、観察するものの心も含めて描いているのが面白く、今ヨーロッパに住んで東欧への旅も通じて考え始めている"信仰"について...と奇しくも重なるところあり。疑似科学に対する作者のスタンスは現代的でとても興味深い。
05
やっとチューブが届いたので、帰宅してパンク修理。(備忘記:今回前輪変えたので、両輪ともSchwalbeの50-559/AV13 26×1.9インチなう)
03
遅めの起床から洗顔歯磨き、外出。この間読んだ「我々はなぜ我々だけなのか」でジャワ原人頭骨(サンギラン2号など)が収蔵されているのは発見者のケーニヒスワルト博士(Gustav Heinrich Ralph von Koenigswald)が務めたゼンゲンベルグ自然博物館..旨の記載アリ、それじゃあ行ってみなければってことで、晴天の下歩いて約20分。1階(欧州式)の哺乳類フロアに入った横の小部屋にルーシーのレプリカと猿人から新人までの代表的な頭骨レプリカと頭部復元が並ぶ"Evolution of man"という展示、ネアンデルタール人、ホモ・サピエンスに続いた最後にフローレス原人が。これは小さい!成人とは俄かに信じられなかったのも納得。残念ながらジャワ原人関係はなかったけど、ちゃんと人類進化史の展示があるのが嬉しい。
今年8月までの「Faszination Vielfalt」(Fascinating Diversity)つう、地球の生物相を示す特別展示が凄かった。壁一面に標本が並ぶ渾身のディスプレイ。これは必見。博物館全体は昆虫・動植物標本、化石、鉱物、地球の構造、太陽系、受精から胎児まで..なんてものまで、分かりやすくセンスのよい展示で散策しやすい。ドイツ人って格好は全く洒落てないが、こういうところには才能発揮するよなあ。

帰宅途中に匠で冷やし中華。夕方空港へ向かって、日本からの出張者氏を送迎。宿は会社の近くなので、晩メシ時まで二人で事務所に寄って週末メールチェック後、コンスタブラバッヘの飲茶屋へ移動し、四方山滅々な話。お開きの8時はまだ明るい。宿に送って帰宅。
02
遅めの起床から午前中に買い物、荷下ろしそこそこにコンスタブラバッヘへ歩いて、ベトナム系ドイツ人派遣社員M君と待ち合わせ、街中散策(美味いアイス屋知ってるというので)。タイ飯ランチ→アイス(美味し)→アルテ橋近くのカフェ→橋を渡って映画博物館、日本映画フェスの夕方からの鑑賞券購入→シュバイツァープラッツ先のカフェ("アイス抹茶"が美味しい)→映画博物館に戻り、18時からの「椿三十郎」を観る。スクリーンで観るのは初めてで、やっぱり面白いわー..と再確認(ドイツ人観客も同じように楽しんでいて、キャラ造形と演出の普遍性にクロサワの凄さを実感)。→ハウプトバッヘに歩いて戻り、M君と別れ帰宅。
01
The Sea and Cakeがフランクフルトに来るとはねえ。ツァイル近くのZoom、スタートは8時半過ぎ。新譜リリース後のバンド写真からエリック・クラリッジが居なくなってたんで、誰がベースなんだろう?と思ってたんだけど、ダグ・マッカムスがステージに。画になるー。1曲目は"Four Corners"、次いで"Cover The Mountain"、新譜中心というわけでなく、アレンジを大きく変えたスタンダードに驚きも。ベースの疾走感が増してる感じがするのは、流石Tortoiseのリズム隊。飄々と見えて熱いギターの二人もカッコいいわあ。アンコール2曲入れて1時間20分のライヴ。客層は(自分が言うのもなんだけど)年配多く、ネオアコ世代のAOL説を再確認。そういえば、サム・プレコップの俯きながらの掠れ声歌唱カッコいいなあ...と思ってたんだけど、下に置いた歌詞カードを見てるだけってことが判明(笑)。

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