31
夕方、長女とコメダ珈琲に行って、彼女は勉強、父は読書。帰ろうとして財布を忘れてきたことに気付いて慌てて取りに帰る。
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「幕末外交と開国」加藤祐三
いわゆる黒船来航と開国の約一年間、ペリーと幕府の交渉過程、"和親"条約の内容を追う。ペリー来航を実は一年前に予測し、幕藩体制という面倒な意思決定機構の中で大枠の方針を準備していた当時の幕府行政中枢の周到さ、当時の世界情勢の中で画期的とも言える条約締結による近代国家との関係構築を導いた、交渉団の能力の高さを丹念に検証していて、これまた教科書の常識を見事に覆してくれる。何故に米国であったのか?というところも当時の情勢を研究したうえでの判断だったことが読めて面白いし、結局それが今に続くわけで、アジア全体の列強利権構造の中の日本の位置づけをす予感させてるようにも見える。好い本を読んだ。
30
29日の夕方に出て、成田着午後1時前。今回は成田発JetStarを使ったんだけど(JALとコードシェア)、羽田発の方が若干早く大分に着けるし、JALのラウンジは使えるし...成田→羽田間の移動バス代が余計にかかるけど、LCCを使う利点は自分にはないかな。てことで、夏季休暇に入る。
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「超人間要塞ヒロシ戦記(1)」大間九郎(原作)まつだこうた(画)
帰省して、まずマンガから読む。これ漫画マニア経理のM氏が最近ハマってると言っていたような。地球に移住してきた超小型ヒト型宇宙人たちが住むのは、地球人型(つか日本人型)巨大ロボットの中...つう設定に、そのロボット型都市を使ってフツーの日本人学生生活に溶け込もうとするが故の悲劇(笑)。笑いっぱなしだった。大野安之風の絵があっている。
24
21日木曜日の最終便でヴェネチア入り、22日金曜日は朝から支店管理関係の打ち合わせをがっつりやって、夕方にボローニャからやってきた取引先社長LFが合流後、イタリア支店長のASi、部下AScの車で
1年ぶりのドロミテ行き。2時間強のドライブ後、ペコルに在るASiの別荘に到着、ミュンヘンの事件を知り、皆でTVを見てるところにASiの親友(ペコルはASiの故郷なので、村人皆知り合い)アルベルト氏がやってきて、翌日ハイクのルート相談後に近所のレストランで晩メシ。23日土曜日は、全員起床後1年前と同じ近所のパストリーで朝食、アルベルト氏を途中で拾い
昨年3日目に行ったPasso
di Giau(Giau峠)へ向かう。
ここから、Forcella
Ambrizola(Ambrizola分岐)まで登り下りで
高地草原を歩き峠を越え、そこからCroda
da
Lagoの湖まで下って昼食のコース。曇天なれど、たまに雨滴が落ちてくる程度で天気予報で言ってた雷雨はなく、途中マーモットを発見したりしながら快適ハイク。湖畔の小屋のテラスでランチ終わりかけたころから雨が降り始め、屋内で暫し休憩してから、
雨の中をAScの車を置いた地点まで、今度は森の中を歩き
後半ひたすら下る。全行程、路傍の花々が綺麗。雨も激しくはなく、去年みたいな猛暑炎天下での行軍よりもかなり楽。駐車地点着後、車でGiau峠に戻り、置いてたASiの車に分乗、ペコルに戻る。昼食休憩約1時間込みで
6時間43分、12.91km、消費2,472kcl。シャワー浴びて、アルベルト氏の自宅に招待され、軽く一杯。地区イチバンというピザ屋へ行って皆で晩メシ。美味い。
今日24日は快晴。別荘の片付け後、若妻とのランチに直帰するAScと別れ、ASi、LFと三人で帰路につき、まずは
廃村見学(
Colcerver村:数年前は無人だったらしいが、二世帯が移住、ハイカーの休憩地になっていた)、そこから
ラインハルト・メスナー博物館へ。駐車場からバンで7kmの山道を約20分上ると博物館下の停車場。そこから少し登ったところに博物館。まずは屋根上山頂に登り、
パノラマに絶句。博物館も、登山家の道具やドロミテの写真、絵画が静かに展示してあり、印象的。昼食をとって、14時半前、またバンで下って午後3時前。
前回は慌てたけど、今日は余裕でヴェネチアまで帰る。17時半には空港につき、19時過ぎのフライトでフランクフルトへ。帰宅21時過ぎ。洗濯。
実はハイキングの朝、登山靴履く際に左膝に激痛が走り、そのままの山行。膝かばいながらの下りが、腰にもきている気がする。左膝は明日からサポーターが要るかなあ。
20
三日間連続で夜の会食(インド料理→鮨→鉄板焼き)。それで疲れが取れないのかわからないけど、ずうっと眠くてしょうがない。
17
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「BISビブリオバトル部
- 翼を持つ少女」(上・下)山本弘
関東の何処かにある小中高一貫校..美心国際学園(BIS)にあるビブリオバトル(実存する書評合戦[
公式サイト])部に所属する高等部男子、高校から入学してきた同級生女子の二人を主人公に、交互一人称で女子入部の顛末からビブリオバトルを会得するまでの数ヶ月を描く青春モノ。
単行本初版は2014年刊...ヘイトスピーチ、原発風評被害、統合失調症患者バッシングなど、時事問題を絡めて、でも主人公女子がSF者というネタを最大限展開した話になってて、一気に読了。しかし、SFのみならずヒーロー特撮への含蓄などマニアックなネタ多く、読みやすく面白いのに読者を選ぶだろうなあ...というところ
を勝手に心配してしまう。先日、駐在員集まってやった"漫画の会"、次回開催希望の声あるんだけど、ビブリオバトル形式にしてみようか。
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少しだけ早めの起床、家族とスカイプはまだ繋がらず、トルコのクーデターも収束に向かい始めたみたいだし、ぼちぼち出かけるライン川ハイク。今日はレンズからコブレンツ(Koblenz)まで...で、一応の最終回。レンズ着は10時半過ぎ、曇天だけどハイカーは結構見かける。森の中を路傍の花々を眺めながら歩いて行って、正午過ぎに
ストルツェンフェルス城(Schloss
Stolzenfels)到着。城内を見るにはツアーに申すこまなければならないらしく、午後1時前まで待って、城内へ。30分強の案内後、庭を散策。食事も出来るといいのに...と思いながら、ルートへ復帰し、コブレンツを目指す。iPhoneパノラマ写真の出番は殆ど無く、終盤のコブレンツ市街ライン川沿い公園歩きも、曇天下では盛り上がらず。15時半過ぎに無事中央駅に着き、駅でドーナツ買ってレンズに戻る電車の中でパクつく。城での約1時間の休憩込みで
5時間8分、22.07km、消費1,756kcal。帰宅17時半。
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ビンゲンからコブレンツまで繋いだ感慨は特に沸かず。さて次の目標は、何にしようか...。
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午後会議が長引き、遅刻する日本語学校の理事会...後の懇親会で久しぶりの西瓜。夜遅くに
トルコでクーデターとの報に驚く。
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「戊辰戦争
- 敗者の明治維新」佐々木克
鳥羽伏見から函館戦争までの、維新内戦の経緯をほぼ時系列に俯瞰してくれているので、戊辰戦争への流れと意味が偏らずに理解できた(当時の東北の気候と各藩の動きなど、実にしっくりくる)。序盤(1/3ほど)で大政奉還に至る両者の内情を上手くまとめてくれているので、東北諸藩の動向描写に説得力がある。最後を原敬で〆るのも見事。こういうものを読みたかった。1977年初版で決定版とも言うべき本著があることを考えれば、最近の
感情的な維新見直しの風潮のイマサラ感は奇異。「
ある明治人の記録」も読まなくては。
14
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11日(月)の午前中に東京へ飛び、宿に荷物を預けて会社へ様子見に顔出す。3時過ぎに宿に戻りチェックイン後新宿へ、Wと「帰ってきたヒトラー」を観る。
原作からは大幅改変...はアリだと思うが、ちとやり過ぎたような...。ドキュメント風と虚構のバランスが後者に寄り過ぎなのか、どうも万事作り物っぽい。少なくともWのドイツに対する評価は地に落ちたようで...この夏遊びに来るのを渋り始める。天麩羅食って焼酎呑んで、帰宿。12日(火)は朝から会議。晩はS氏とF氏で晩メシ。13日(水)、終日会議。晩メシはS氏とY氏と。んで、今日は新宿経由で成田へ移動し、11時過ぎ出発でフランクフルト着16時過ぎ。ターミナル間移動のシャトルが休業中で、会社に顔出す気が挫かれ、直帰。
10
先日お亡くなりになった扇風機、最近よく妄言を吐くらしい電気ポットの買い替えにヤマダ電機へ。電気ポットは品揃え薄く、ネットで調べてamazonで買うことに。今日もまた時差ボケで、家族がハマっているアニメ版「
ジョーカーゲーム」を観る以外は、ほぼ眠って過ごす。
09
大分自宅のノートPCに
Expression
Web4(フリーソフトになっているのね...)を深夜インストールして更新中。
7日(木曜日)の夕方にフランクフルト発の東京行きはエコノミー席、成田着は翌8日の午後2時前、羽田に移動しお土産買って専用デスクでチェックインしてると中国帰りのH氏が横に居て奇遇を驚く。大雨の大分に帰宅は9時前。日本円財布を忘れてきてしまったので、大分空港であたふたしてしまい、バス乗り継ぎが遅くなってしまった。(バス乗車券はクレジットカードで買えず...案内書で米ドルを両替。自動券売機はともかく、カウンターでもカード使えないのは不便。)
今日は、撮り溜めのタモリ倶楽部を一気見して、時差ボケでほぼ日中寝て過ごす。夕方、散髪。
06
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昨日フランクフルト入りのK総部長、S人事部長を朝8時に宿泊先でピックアップし、ゲッチンゲンまで2時間半、ミーティング、工場見学してランチ後、帰国便の出るデュッセルドルフ空港まで3時間、落とした後フランクフルトまで2時間半...一日延べ8時間の運転は流石に疲れる。帰宅して自分の出張帰国荷造り、乱魔堂を聴きながら。日本は蒸し暑いんだよねえ...。
04
韓国と思しき国の置屋みたいなところに知り合い数人で泊まっているところ(という状況がまず意味不明)、色白の美人に別室に連れだされ薄い胸に顔を埋めてと請われている夢を見る。
先月初めも妙な夢見が続いたのだった。
03
朝スカイプ後、今日もぼちぼち出かけるライン川ハイク。昨日帰宅してからコースを調べてみたところ、
ガイドブックが間違ってて、一度ボッパルトでライン河畔まで出るのが正解だと判明、今日はリベンジでボッパルト発レンス行き。11時過ぎにボッパルト駅近くの立派な屋内駐車場に駐め、河畔を歩いた後、先に聳えるHirsckopf山(302m)に登る。岩に立って眺めると、
大きく曲がるライン川とボッパルト市街、山頂までのリフトが一望できる景観。今日はこの登りのみがヤマ場で、基本残りは下りのコース。曇天で、たまに雨も落ちてくる生憎の天気だけど、結構ハイカーとすれ違う。ボッパルト周辺は人気なんだねえ...。目的地まであと3km弱というところで、"この先ローマの水路"の標識を見つけ、寄り道。森の中に
小さい地下水路入り口が在った。扉が空いてたので中に入ると2mほど奥まで進める...と入り口に人影、慌てて出ると、施錠に来た管理人氏。毎月最初の日曜日の朝から午後1時までしか開けてないとのことで、いやー運がいいねえ..と、ひとしきり。120mほど先に、地下水路からの取水口があるから行っておいで、ということでそちらも訪問。ルートに戻りあとはレンスまで。人影もあまりない小さい街に着いたのは14時過ぎ、切符を買って、駅横の河畔に行って対岸のマルクスブルグ城など撮ってるうちに
雨が本格的に降り始め。ボッパルト戻り15時過ぎで、家に辿り着いたのは16時半前。
3時間26分、13.35km、消費1,356kcal。
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ボッパルトの方におかれましては、街中(Ober通り)までの誘導後、さらにライン河畔まで誘導するよう標識を繋げて貼ってもらいたく。
02
朝スカイプ後、雨の中をぼちぼち出かけるライン川ハイク、バド・ザルツィヒからレンス(Rhens)までの予定。11時前にバド・ザルツィヒ駅に到着、山道に入ると種子多い真新しい糞が所々に...と思ってたら、木立の向こうに子鹿。兎や栗鼠の類はよく見るけど、ライン川沿いで野生の鹿を見るのは初めてかも。行く手を遮るように生い茂る茨には辟易だけど、路傍や草原の花々は楽し。森歩きから抜けると雨に晒され、レインウェア着用(今日は結構降ってたな)。
所々木々の間から対岸の兄弟城が覗くくらいで景観が特に良いということもないコース。ボッパルト(Boppard)方面に向かう沢沿いに下りたところで、標識に混乱...気が付くと下ってきた道をまた登ってたり。結局、標識に従ってボッパルト旧市街に着いたところで標識が無くなる...唖然。歩きまわるが、標識見つからないと先が判らず、ガイドブックのラフな地図とiPhoneのGoogle
Mapを付きあわせて、209号線を上ってみることに(道を横切るところがあるはず)。結局、ルートへの復帰できず、大廻りして
ボッパルトへ戻る。腑に落ちないが今日はここまで。14時半過ぎに駅、韓国人カップルに声かけられ切符の購入を手伝う。バド・ザルツィヒまで一駅、睡魔に襲われつつ16時半帰宅。
4時間、16.28km、消費1,777kcal。
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今回は、購入後機会なかった
AltraのLonePeak2.5(
私のは青色)と、先週届いたクレッタルムーセンのウェストバッグ(
Fimmafäng
2.0...これも青色)を使ってみるのも目的。LonePeakは、足袋に近い感覚なので、もう少し小さめのサイズが良かったかなあ...と思いながら、泥道ですぐ足(靴下までいっちゃう)が濡れるのに、日が好くなかったとちと後悔。でも通気性良く、歩いてるうちに乾いてました。ウェストバッグは、最初重く感じたけど、気が付くと馴染んでた。ただ軽装だと、腰の固定位置がなかなか決まらないね。クッカーなしで水もボトル一本なら、これで十分いける。
1-1、PKの結果、ドイツがイタリアを下す。
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