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Next Month02 '18
28
30分の打ち合わせのために日帰りでボローニャ経由ミランドラ出張。帰りのボローニャ空港で3時間以上待ち時間。Venchiショップのジェラートが食えるからいいけどさ。
25
いい宿なんだが、寝つきがイマイチ。8時過ぎにベッドを出て、荷造り、チェックアウトして、壁アートを観にイーストサイドギャラリー。端から端まで歩いて("H氏/B氏のキス"の周辺のみ人だかり)、宿に戻り、預けてたバックパックを受け取って、中央駅。フランクフルトまでICEで4時間ちょい。帰宅午後4時過ぎ。行き帰り読書できるし、いいなベルリン。次は、戦前(ナチス時代)、戦後(東独時代)の地図持って散策したい。

「ゲルマニア」ハラルト・ギルバース(酒寄進一 訳)
1944年のベルリンを舞台に、ユダヤ人の元刑事がSS大尉と連続殺人事件を捜査する...という複雑な設定。ドイツ人作家のデビュー作にして2014年のドイツ推理作家協会賞受賞作らしい。ベルリンで歩き回ったところが舞台の中心で(ちょっとだけど宿の最寄り駅も出てくる)想像働かせやすかったのもあり、またベルリン大空襲の前後、ナチス政権下での当時の市民の様子も丹念なリサーチの上に描かれていて、いろいろ思いを馳せつつ興味深く読めた。設定が比較的近い「チャイルド44」(スターリン時のソ連下で連続殺人事件を追う)ほど重苦しくはない。続編もあるとのこと
24
昨晩の寝つき悪く、遅めの起床、シャワー浴びて出かける。宿近くのカフェでタルトとコーヒーの朝食後→昨晩と同じ経路でカイザーヴィルヘルム教会→戦勝記念塔、登ってみたけど風強く気温1度C、寒くて指が凍傷になりそう→ティーアガルテンを散策して→ポツダム広場方面→ハンザスタジオを拝みに行って(前で写真撮るだけ)→さらに歩いてユダヤ博物館。ホロコーストと現代美術の展示、エルサレムの歴史と現在の展示と二つあって、音声ガイド(日本語は無し)込み12ユーロは安いと思う。特にエルサレムの展示は素晴らしい。(最後にケーキとコーヒー)→外は寒いが、チェックポイントチャーリー(東独時代の検問所)を通り→"虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑"を参って→ブランデンブルグ門からウンテー・デン・リンデンを歩き続けて、ベルリン大聖堂に至る。→結局そのままアレキサンダー広場まで歩いて→Sバーンで宿まで戻ってきたら午後4時過ぎ。宿を出てアレキサンダー広場までの徒歩6時間20分、18.14km。ところで、ベルリン国際映画祭が明日までなのね。知らなかったよ。
朝からコーヒーとケーキだけだったので、腹減って宿の併設バーガーショップでバーガー(美味し)、晩メシは近所のベトナム料理屋で揚春巻きとフォー。食べ過ぎたかなあ。
23
朝の日本とのウェブ会議後シャワー浴びて着替えて中央駅へ。数日前に思い立ち、休暇取ってベルリンで過ごす週末。4時間ちょいのICE、宿に着いたのは夕方5時過ぎ。仕事メールをチェックして、近くの台湾料理屋で蝦雲吞麺をかき込み(美味)、一度宿に戻って道順確認→カイザーヴィルヘルム教会前を通って→戦勝記念塔→ブランデンブルグ門まで歩き、Sバーンでアレクサンダー広場に寄り、ベルリンテレビ塔の近影撮影→Sバーンで宿まで戻る。

車じゃなくて電車にしたのは、道中読書したかったから...てことで、恒川光太郎「金色機械」を読了。第67回日本推理作家協会賞受賞作だそうです(巻末解説で知る)。江戸時代、地方某藩の山奥に在る謎の武闘集団には金色の躯体を持つロボットが居た...。と言ってもSFではなく、むしろ黒澤時代劇に近い、伝奇要素が濃い目の大河ロマン(というほど膨大な量じゃないけど、複数の世代にまたがる因果の糸が軸になっている)。構成が見事かつ読み易く、それでいて謎は謎のまま...というところが好い。
21
U君が先週末行ってみて担々麺が絶品と言う中華麺屋に、(ギリシャに出張のU君を除く)駐在員四人で晩メシ。私は雲吞入り紅ツユ拉麺の如きものを注文。確かに絶品。蒸し餃子も。
18
「最後にして最初のアイドル」草野原々
48回星雲賞受賞(短編賞)の驚異の新人作家(2017年当時)、初の中短編集で彼の受賞作(表題作)他2篇(1篇は書き下ろし)を収録。表題作は、伊藤計劃トリビュート短編集で既読。当時よりは面白く再読できた。スラップスティックに話がデカくなっていくのが快感(アイドル噺が最後は宇宙の創造譚に)。ソーシャルゲームネタの2作目、声優ネタの3作目と、いずれも今様オタク文化(という言い方が既にオジサン臭いがしょうがないよねオジサンだし俺)を生物や物理ネタに無理やり絡めて、行くとこまで行ってみるって感じで、それはそれで凄いなあ...とは思うんだけど、発想そのまんま念写してる感じで読んでて疲れてしまった("読み物"としては各話展開にバリエーションがあっても...)。あちこちに挟み込まれる古典へのオマージュで少しホッとする。(「エヴォリューションがーるず」は"2001年"だし、「暗黒声優」はいきなり"カエアンの聖衣"だし。)

昨年春に会社を辞めた元上司が出張でフランクフルトに来たので、駐在員全員誘って晩メシを居酒屋で。調子がいいのは相変わらずだなあ。
15
英文を少し読み解きながらストーリーの概要をなぞってみる。スエーデンの画家シモン・ストーレンハーグ(Simon Stålenhag)によるアートブックシリーズ連作、「Tales from the Loop」、「Things from the Flood」。第二次大戦後に開発された粒子加速器により高度に機械化された並行世界を舞台に、子供時代から青年になるま1998年までの出来事を回想するという架空の自伝作品。巨大な3塔の加速器施設の傍での子供時代を描く前者と、宇宙からの病原菌により機械が有機生命体化してしまう悪夢の時代とその終焉を描く後者。日常風景や自然の中に何気なく描かれた近未来な建造物やロボットなどなど...小説やコミックでは成立しない、絵画(スナップショット)ならではの叙述が好い。シド・ミード風な色と、ウェザリングの効いた人工物の描写の妙。ハマっております。
13
カーニバルで午後から休み。

「70 Creator's Seven」玄光社
"ウルトラセブン放送開始50周年記念アートブック"(帯から)。70人によるウルトラセブンをお題にした画集。たまに眺めてると愉しい。頑張ってアートしてるものより、結局、みうらじゅんやしりあがり寿が好きだったりするのはもうしょうがない...。でも一番好きなのは佐藤ブライアン勝彦氏の"森の中のアン隊員"。ごめんなさい。
11
フランクフルトに戻る。機内で書いたメールを一斉送信して洗濯。

「ニルヤの島」柴田勝家
第二回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作。ライフログをクラウドに集積しヒトの脳に系列化してアップロードできるようになったミクロネシア国家を舞台に、"死後の世界"の人類における意味を問う。断片化されたエピソードが理解り難くく、終盤で一気に話が見えるカタルシスも無く(急にまとめて説明されても)..勿論プロ作家直前なので、まだまだ小説としての構成は練り様があるよね...という感想。ミームへの拘り辺りが神林長平っぽいなあと思ったら、巻末掲載の選評で一番押してたのが神林長平だった。「戦争人類学者」よりはこの処女作の方が面白いが、なんとなくこの著者とは相性悪いのかも。私だったら「雅龍天晴」に一票。
10
散髪。
09
火曜日(6日)、水曜日(7日)と終日の予算会議、7日の夜は1年半ぶりのOと晩メシ...カブトムシの飼い方について。8日はハンブルグからの来客と会議。今日は朝から人間ドック。超音波診断で"胆嚢にポリープか石がある"ことが判る(はっきり映ってました)...GDP値が高かった理由はそれかもとのこと。血圧も高いんだよなあ。終了正午過ぎ..その足で有楽町の三菱一号美術館へ昨日から始まった"ルドン - 秘密の花園"。ドムシー城の装飾画などなど植物を主題にした展示は、神秘主義的だったり象徴主義的だったり博物誌的だったり。ルドンがあれだけまとまって観れるなんて、日本は..というか東京はホントにいいところだ。"若き日の仏陀"に見惚れる。
ユーロスターカフェに寄って夕方出社、会議1本。
04
時差ボケなのか疲労のせいか、ずっと眠っている。午後遅く、長女と買い物、新宿では結局東急ハンズで文房具(靴とかトートバッグという話だったんだけど)、経堂で友人の誕生日プレゼントと晩御飯。陽が落ちるとちょっと寒い。
03
帰宅。機内では「ブレードランナー」、「ブレードランナー2049」を通しで観てた。いずれも吹き替え版。前者は多分TVオンエア版。ルトガー・ハウアーとライアン・ゴズリングの新旧レプリカントに痺れる。

街角に雪残ってる。
02
何とか早起きして朝8時からウェブ会議。荷造りが全然できてないため、午後3時過ぎに帰宅し、ばたばた準備。夕方発のJAL便で東京出張。激混みのラウンジで来週入札のテンダー価格について営業部長にメール見ながら電話。周りに迷惑だったかな。
01
28日(日)の夕方にパリへ飛び、CDGで伊支店のAScと合流→29日(月)に残り二人が合流し、仏代理店と会議してドイツに戻る。→30日(火)は、担当U君と装置を社用車に載せケルンにある独代理店まで運転往復、午後事務所に戻り主に書類署名仕事など。→31日(水)は朝から伊支店ASc(前日晩入り)とヴュルツブルグまで某教授のアポで出張、夕方の便でリヨンに飛び、TGVでグルノーブル入り。晩メシに蛙脚を食べる。→今日は正午前に某教授のアポ後、グルノーブル駅のレストランでTGVの発車時間まで二人で仕事、リヨンに戻り、夕方のフライトでフランクフルトに帰還(帰宅9時)。 デュッセルドルフから出張のY君+1から来ていた呑みの誘いに出動したら、1時過ぎになってしまう。

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