This is POP!! | ©gaburu
2009年05月'09.04
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Wilbert De Joode Solo @The HideoutKen Vandermark and Wilbert De Joode @The Hideout疲れてるしなあ...と今夜の外出逡巡してたんだけど、帰宅したら郵便受けにOkka DiskからCD届いてて、その中の1枚がコレ...ヴァンダーマークvsベース弾き四人(内一人が土曜日に観たデ・ヨード氏)のデュオ録音2枚組み。早速聴いてみたら、何か好い感じじゃないすか! ってことで、HideoutへKV/デ・ヨードのデュオを観に行く。まずは、ベースソロの1stセット。ウッドベースからこんなに語彙色彩豊かな音が紡ぎ出されてくるとは...久々に楽器演奏の在り様自体に感動。デュオでのKVも、デ・ヨード氏の音世界の上でいつもより即興の彩りが違う(楽器も曲毎に変えてたし)。んで、最後の曲が真っ当なフォービートってところがまた憎いんだよね。いやー、面白かった。即興音楽への興味がまた一寸開けたような気がする。
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Tortoise新曲聴きたさに、レコードプレーヤー買ってしまった。スピーカー付きでPC/Mac取り込みも出来て、しかも鞄型で持ち運びも便利(?)というコレ。早速件のThrill Jockeyコンピを聴いて新曲確認。この曲、先日のライヴで演奏ってましたね。続けて取り敢えずA面2曲をMacにwavで取り込んでみる。うーん...CDと聴き較べてみたい(ソフトの設定は一寸試行錯誤が必要かなあ)。
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ようやく家族がインターネット接続できるようになりました(出張初期設定サポートに来てもらった)。NTTのフレッツ光プレミアム、プロバイダはぷらら...ってことで、そのうちここもぷららに引っ越します。

先日書いたSimplify MediaをMacBookをホストに使用中。iPhoneをクライアント(再生機)に、先日購入したポータブルスピーカーでストリーム放流状態。ソフト導入すれば私のライブラリ共有できます(ダウンロードはできません、聴くだけ)。引っ掛からずに聴くにはブロードバンド+無線LANは必須と思われますが、もし試してみたいという方がいればメールか掲示板で連絡を頂ければ招待状を送ります。
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シカゴの即興系音楽イベントシリーズ"Immediate Sound"の3周年記念ライヴが昨日と今日、Hideoutで行われるってことで、昼飯の残りをそそくさと搔き込み出動。今回は、ヴァンダーマーク(KV)と北米ツアー中アブ・バース・トリオ出演が目玉。昨日はw/KV、今日は、1stセットのバース・トリオ、3rdセットはThe Thing、間の2ndセットは両トリオのベーシストがデュオを演奏るという豪華過ぎる内容。ホンとに$15で良いんですか?

Ken Vandermark and Ab Baarsde Joode and Haker-Flaten DuoThe Thing @The Hideout on Apr 25, 09

ジョン・カーターがテーマの1stセットでは、KVが入って2クラリネットで1曲もあり、何よりウィルバート・デ・ヨードのベースプレイの多色多彩さに一寸衝撃を受ける。続くデ・ヨード×インゲブリクト2ベース即興の濃密さ。二重のアルコ重低音擦弦は圧巻。しかし、トリの"物体X"が全部持ってってしまったような...。前回観た時はKV入り2管だったので、トリオで観るのは実は初めて。爆走するフリーインプロ、3人の順列組み合わせで展開自在。"疾走する音塊"という印象だったんだけど大幅修正。
ツアーポスターとCDx4箱(amazonで入手できないと言われてて探してました)に3人のサインも戴く。また色々買い込んでしまったがね。
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iPhotoの"人々"機能が面白くて、つい時間を忘れて夜更かしの日々(なにぶん10万枚超あるのでね)。折角だから写真データにタグ埋め込んでくれればいいのに、分類してもiPhotoでしか使えないのが残念。今度はメインで使ってるVaioPicasa3を入れて、こっちの顔検出を使ってみたい。これも撮影日順には分類してくれないんだよね。

(追記)Picasaの顔検出はウェブアルバム版だけだそうで...。
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MacBook買って1週間。購入動機はこの動画記事だったんだけど、そのiPhoto、NAS上約200GBの画像データの画像解析数日たっても終わらず(有線で繋いでみたんだけど、兎に角ネットワーク経由では劇遅みたいね)、件の"人々"機能はいまだ使え無い。それから、撮影日毎に整理できないんだね(iPhotoでは"イベント"で整理してくれるんだけど、全然日付順になってくれない)。"人々"機能が使えない今、総じてWindows Liveフォトギャラリーの方が使い勝手良い。
MacBook自体は、重いし、充電池の減り驚くほど早いけど、13"ディスプレイはDVD観るのに快適。マルチタッチトラックパッドも慣れるとかなり重宝。これはなかなか凄い。



バラードが死んでしまった

J. G. Ballard
November 15, 1930 - April 19, 2009 (78)




[wikipedia][ISFDB][British Council]
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「Record Toreism」 V.A/Thrill Jockey今日は全世界"レコード屋の日"。独り暮らしの遅起きぼちぼちとダウンタウンのレコード屋/老舗"Dusty Groove"へ...狙うは、Thrill Jockeyが今日のために限定900枚プレスするコンピLP。ありました、ありました。トータスの6月予定新譜から新曲が先行収録されてるんです。ついでに同じく本日限定ソウル系中心のコンピLP(タイトルが好いよね)も入手。どっちもプレーヤー無いんで聴けませんが...。
ひっさびさにLP漁ってみたんだけど、やっぱり格別、血沸き肉踊る。宮崎時代の西村楽器店から、福岡のタワーレコードKBC(あとベスト電器天神店とか)、70'sレコード、田口商店(まだあるんだー!)などなど...思いを馳せて原点を見直す、そんな一日。

かみさんの車CarMaxに持ってって見積もり。この不況、えっらい買い叩かれるという巷の話にも関わらず、意外に高い買取りオファー。売れ筋なのね。
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「Work series: Musician/Ken Vandermark」 Daniel KrausWork series: Musician」Daniel Kraus監督
フィールドワーカーを描くドキュメンタリーシリーズ...「音楽家」として選ばれたのがケン・ヴァンダーマーク。これはもうKVファンならず、即興系あるいは非主流な音楽を愛好する人必見じゃないかと。淡々とブッキングなどマネジメント、作曲、リハーサル、スタジオ作業、ライヴ、ツアーを独りでこなしていくインプロバイザーの姿(大友良英の日常もこんな感じ?)。オフステージでも感じるオーラみたいなものの本質に一寸触れることが出来た気がする。
演奏シーンもKV絡みの貴重なプロジェクトが色々観れて面白い。特に前半、ニルセン・ラブの出番が多いので、その筋のファンにもお勧め。特典映像も必見(Powerhouse Soundの元になったBridge61とか、ニルセン・ラブとのデュオも収録)。
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「More Qustions Than Answers」 Jim Baker「More Questions Than Answers」Jim Baker
これも残念ながら期待に届かず。先日のライヴでは、アナログシンセで好い味出してたんだけどなあ...。ちょいユーモア感じるタイトルとは裏腹に、何だか生真面目な即興系ソロピアノ。

「Sound Is」 Rob Mazurek Quintet「Sound Is」Rob Mazurek Quintet
んで、こっちは期待してた音とは違ったんだけど、むしろ意外性があって面白かった。シカゴ・アンダーグラウンド系のミニマルなサウンドをベースに、昨年出たESO.的集団即興を小編成で再構成したような音...その中で、ジェイソン・アダジーヴィッツのヴァイブが美しく響く。ジェイソン君、リーダー作より演奏自体はこっちの方が光ってるかも。
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亀氏、肛門嚢が破れて出血。もう長いことお世話になってる(虚勢手術以来だから15年以上)臼杵の獣医先生に診てもらって、化膿止め(?)の薬を貰って来たらしい(一昨日の話)。実は2回目。トイレの場所落ち着かなかったのと関係あるのかなあ。

「Ray Guns Are Not Just The Future」 The Bird and The Bee「Ray Guns Are Not Just The Future」The Bird and The Bee
質が落ちたわけでは勿論無いんだけど、正直一寸期待はずれ。1枚目と何が違うんだろうなあ...。ボーカルのサウンドへの距離感みたいなモノだろうか...前作のちょいツンデレっぽかったりアンニュイな感じが薄いのね、今回。
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「TAP」グレッグ・イーガン(山岸真 訳)「TAP」グレッグ・イーガン(山岸真 訳)
最近短編発掘が続くイーガン、前の奴よりワタシは近回の方が好みかも。全体的にホラーっぽい作品が多い(比較的初期中期の短編を集めてる)けど、着想とアイデア展開はしっかりサイエンスに足着いてて、且つ自分の興味や専門分野に近い。そういう意味でも「銀炎」が出色。未知感染ネタを、こういう切り口/表現ってのは類を見ないよね(短編で終わるには勿体無さ過ぎ)。
11
帰国した亀氏、その後。 かみさんの実家に預けてから、抗癲癇薬の投与が疎かになってて(直接口腔に入れて呑み込ませないと駄目だからなあ)、でも発作は聞く限り一度だけだったらしく、この機会に一寸投薬止めて様子見...その後も発作は起きていない。薬止めて元気に動き回るようになったとか。問題は、新居でのトイレで、なかなか決まった場所でしてくれないらしい。今ままで引っ越しても直ぐに慣れてたんだけど。歳のせいか、何かの意思表示なのか(まだ怒ってる?)。
10
今、wise TVArcade Fireのオースチンでのライヴをやってる。初見なんだけど、これなんか凄いバンドだねえ...一寸形容できない。ボーカルの声が誰かに似てるなあと考えてたら、イアン・マカロックポール・ブキャナンだ。似てませんかね?
08
「Yes Man」Eels/ Munchausen of Proxy「Yes Man」Eels/Munchausen By Proxy
ジム・キャリー主演ラブコメ映画のサントラ。シカゴへの戻り便で観た映画自体も面白かったんだけど(やっぱジム・キャリーは下らない映画で下らない役じゃないと...)、特に劇中出てくるヒロイン(ズーイー・デシャネル...「銀河ヒッチハイクガイド」で演じたヒロイン極似なキャラで目茶キュート!)がボーカルやってるバンドが気になって、早速サントラをチェック。基本Eelsのアルバム(9曲)に末尾おまけで件のバンドが入ってる(4曲)という構成。Eelsも悪くないけど、変り種エレポップにズーイー嬢のボーカル..の方が好み...ワタシ的にはロウエル・ジョージ娘がやってるアレの対抗馬的位置づけ。She&Himより、こっちで活動しませんか?
07
日本の8日は娘の小学校初登校日(始業式ですな)。午前中終えて帰ってきたところを電話して話したんだけど、「早速友達が出来たー」と興奮気味(何人か1年生の頃を覚えてた子もいたとか)。最初から飛ばさない方が...と一寸心配するも(結構周りが見えないタイプ)、それは無理な話かなあ。
ところでPTA関係の連絡は最近携帯電話メールでやるんですか? かみさんからメールのセットアップの仕方を聞かれたんだけど、私もわからん。ドコモに聞きに行ってみるそうです。そういえば、今日日本で買った携帯電話で家族と話して、通話音声の質が全然違うのに驚いた(iPhone/或いは米国内通話とは雲泥の差)。端末の性能?それとも回線の質(ドコモ同士)?
06
4月なんだから、いい加減雪積もったりとか止めてくんないかなあ。

この間、月光茶房telさん達と「個人メディアライブラリの共有」みたいなことを話してたんだけど(絶版/廃盤の恐怖から救われるよね..な文脈だったような)、音楽について言えば簡単にライブラリをストリーミング配信できる(共有ユーザー数には限りありだけど)サービスがあるらしい。Simplify Mediaと言う奴(ここ辺りが詳しい)。以前から自家MP3ライブラリ配信をやってみたかったので、余ってるVaio U使って試してみたい。まあ、機材を軒並み日本に送ってしまったんで、実際に使うのは帰国してからかな。
05
「天涯の砦」小川一水天涯の砦」小川一水
事故により崩壊した高軌道上ステーション破片に取り残された人々のサバイバル。文庫で出たくれたので早速読む(結構加筆されたとのこと)。絶対真空の宇宙空間中というSFならではの設定を十二分に堪能できるし、裏に宇宙に進出する種としてのヒトの在り様というシビアな考察を潜ませるところが憎い。敢えて突っ込み過ぎないところがこの人らしいんだけど、思弁突き詰めた重厚な長編もそろそろ読んでみたいす。
04
シカゴに帰ってきてしまった...。機中ずうっと映画見てて一睡も出来てないので、これから夜に備えて就寝。

Wrecmeister Hermonies @The HideoutParker, Herndon, Ingebrigt, Baker@ The HideoutHappy Birthday, Jeff.暗くなった頃に起きて、時差ぼけ眼を擦りながらお出かけ。ジェフ・パーカー誕生日祝賀ライヴでHideout。ジョン・ヘルンドン(dr)、インゲブリクト(b)、ジム・ベイカー(key)という垂涎の面子。しかし、これが過去最悪のライヴ体験になるとは...。いや、演奏は、70年代初期のエレクトリックジャズ萌芽期を思わせる濃密なインプロで最高。ただ土曜日の夜、後に控えるダンスパーティー目当ての客がバーから溢れ出してきて音楽聴ける状態じゃなかったです。凄いストレス。これ水曜日あたりでリベンジして欲しいなあ。

2009年3月