26
年明けから色々あり過ぎで激忙しかった一週間が終わる金曜日。L嬢の発案で誕生日会をしてくれるということで、駐在員のうち3名も一緒にコンスタブラバッヘの飲茶屋。52歳だと別にめでたくもないんだけど、今日は(多分初めて)家族からの祝いのメッセージがLINEできたり、ありがたいことです。
24
22
東京は雪らしい。私はハンブルグに日帰り出張。
21
フランクフルトに戻る。

「世界の終りの天文台」リリー・ブルックス・ダルトン(佐田千織
訳)
原題「Good Morning,
Midnight」。カナダ北極圏にある天文台に残された老齢の天文学者、木星探査から帰還する宇宙船クルー、遠く離れた二つの場所。地上からの交信は全く途絶え、地上と宇宙で孤立してしまった両者。人類は滅亡してしまったのか...彼らはどうなってしまうのか...。生頼範義展を観たこともあり、「復活の日」を想起。謎解きはなく、淡々と日々が描かれていく。ついつい何が起こったのか...と考えてしまうんだけど、終わりの日はこんなものなんだろうなあ。
20
16日はWの奢りで銀座で穴子(
昨年9月の旅行の返礼らしい)。17日は、高校時代の同級生5名と神保町で新年会、うち3人は卒業以来。18日は、
早川書房下のカフェ・クリスティで月末会社を辞めるYと。伝手もない福岡は筑紫野にとりあえず住むという話を聞いてたので、選んだ理由をもしやと思って確認したら、やっぱり図書館の品揃えで選んだらしい。
今日は土曜日、上野の森美術館でやってる
生頼範義展を観に出かける。木曜日に行ったYからは、宮崎に比べて小規模と聞いてたけど、SWと小松左京カバーの原画が堪能できたので満足。レイ・デイトン「爆撃機」のカバー原画に釘付け。
15
月曜日だけど出社はせずに運転免許の更新のため府中の試験場。今回からゴールドに。講習が30分で済むのは有難いね。

「公正的戦闘規範」藤井太洋
短編集。アンソロジーで既読のものもいくつか。最後の「軌道の環」を除けば、近未来の高度な情報ネット社会でのヒトの在り様みたいな話が多く、それは表題作にもあるように"プロトコル"で定義された世界の姿とその変質(この人の場合"変革"というニュアンスが近いか)...というビジョンでもある。国際社会を舞台にして、各作ともにリアリティをきちんと持たせられてるところも巧い。「軌道の環」では遠未来の太陽系世界を舞台にしていて、小編ながらスケールも大きく、今後人類史みたいなところに行くと凄いモノを書いてくれそう。
13
東京出張で
1週間たたずに戻ってきた。

「ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム」赤野工作
2115年に高齢ゲームマニアが始めた低評価レトロゲームのレビューサイト...という趣向で、毎回15頁程度の2020年代から80年代までの(架空)レビューを順不同で21本に、数編の雑記で構成。(リアルには)「
横浜駅SF」と同じく
カクヨムで人気連載されたものだそう。別にゲームマニアじゃないしなあ...とスルーしてたんだけど、
円城塔が2017年の3冊に選んでたので読んでみた。マニアックなゲームレビューという体で、人工知能、サイバネティクス、VR、民族問題などなどが"一人称"(ここポイント)で語られることで、ヒトって何なの?"生きる"って何?つう究極のテーマを、"物語"なんて面倒くさい形はとらずストレートに投げかける。これ、
究極のポスト伊藤計劃モノじゃないすか。"ゲームレビュー"なんて言葉に騙されてはいけない(出てくるゲームも面白いんだけど)。個人的に近年の日本SFにおける最大の事件じゃないかと思っているくらいの衝撃作。
カクヨムでは連載続いているので、続刊も是非また紙書籍で(今回の石黒正数氏カバーも秀逸...次はあずまきよひこ氏あたりでヒトツ)。
11
往復社用車運転しゲッチンゲン出張。大きな渋滞もなく。
09
フットサル大会の練習日。10分走ると、もう息あがって動けず。
08
仕事始めは昨年2月に雇ったQAマネージャの辞表から。まあ、驚きはなかったけどね。難しいなあ、うちくらいの規模の会社で良いQA担当者探すのは。
07
フランクフルトに戻る。満席アップグレードでビジネスクラス。帰宅は午後4時過ぎ。荷解き(大量の書籍...もう収まらない)落ち着いたところで、ようやく買えた(.jpで購入)
Amazon
Echo plusを何とか初期設定。天気、音楽、NHKニュースなど一通り確認。まだ他に何ができるかわからない。
06
昨日のスーツ注文で腹囲問題が顕在化、脂肪燃焼目的の高尾山ハイクへ。北高尾山稜→高尾山口。久しぶりの北高尾、とにかくハード、堂所山に着いたときは疲労困憊。そこから下山を考えたんだけど、歩きはじめるとちょっと回復...調子に乗って景信山方面に転進。お蔭で、誰もいない景信山から雲冠する富士に落ちる陽を見ることができて満足。城山越えて(ここでも日没後の富士を見る)高尾山に近づいたところでヘッドランプのバッテリー切れてしまい(なんで?)、闇中を目視で歩き、高尾山から一号路を下山。
21.68km、7時間57分、消費4,047kcal。
駅横にできた温泉にも行ってみた。入湯料大人1,000円、バスタオル(賃貸)とタオル(購入)で250円。これはキラーコンテンツだわ。次回は、温泉メインで歩きに行こうと思う。帰宅午後9時。
去年は結局6回しかハイクしてないので、脚力かなり落ちてるのを実感。面倒くさがらずに歩きにいかないとなあ。
05
数年ぶりに新宿高島屋のデザインワークス。スーツを2着。新旧入れ替え。
04

SW「最後のジェダイ」を
調布のシネコンに観に行く。4DX版。ネタバレ情報には触らず、でも賛否あるのは知りながら、さてどんなものか...と少しバイアス入っているのは否めず。で、感想はというと、"長過ぎ"。主要キャラの関係など本筋については異論なくむしろ愉しめたんだけど、イベント多過ぎ、説明臭過ぎ、両軍とも(特にレジスタンス)頭悪すぎ...次回に対するワクワク感も湧かず。
前作(エピソードVII)/
「ローグ・ワン」と、調子よかったのに...。んでも、
ポーグ可愛い。それと4DXは、ウザイです(笑)。
03
2日朝に家を出て、長女と二人で福岡へ。
両親に顔見せしたのち天神へ買い物に。ぐるぐる回った挙句、私は
パタゴニアで、長女はVIVREで腕時計を(お年玉)買う。今日は
近所のコメダ珈琲店に長女と出かけ正午過ぎまで時間つぶし、夕方の便で東京へ。羽田の強風で機材到着遅れ等々30分の遅延。帰宅、22時前。

「現代ウクライナ短編集」藤井悦子、オリガ・ホメンコ訳
1997年に46編を収録し出版された「暗い部屋の花たち」から16編を抜粋した70年代以降のウクライナ(ウクライナ語)文学サンプル集(表題作も収録されている)。巻末にキエフ公国以来のウクライナ史と文学史がまとめられているので、これに目を通しながら読み進めると面白いと思う。特にスターリン時代の大飢饉(数百万人が餓死したといわれる)は所々に出てくるので、最低限の歴史は理解して読むとよい。バラエティーに富んでいるが、
この間の旅行で感じた宗教的なモチーフよりソ連時代の暗い雰囲気が支配的なところが、興味深い。年代による作風の変遷がはっきり感じられて、2000年代に入っての政変やクリミア紛争後はどう変化してきてるのだろうかと最近のものも読んでみたくなった。
