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Next Month12 '17
31
未明までDiablo3と読書してたせいか、起床したらもう午後2時過ぎ。例年通り"がき使"を流しながらの大晦日。

「クロニスタ 戦争人類学者」柴田勝家
早川SFコンテスト受賞した「ニルヤの島」(未読)に続く二作目長編、アンソロジー「伊藤計劃トリビュート」に掲載された短編を第一章にした書き下ろし。脳内に人工神経組織を施術することで潜在意識がクラウドで並列化されるようになった("自己相"と呼ばれる)近未来、自己相を導入した人たちは統一され民族・国家の垣根は無くなる一方で、"難民"と呼ばれる自己相未導入あるいは導入忌避者達の編入に活躍する文民軍属が"クロニスタ"。舞台を南米にした少数民族の編入作戦は、思わぬ方向に...。「ハーモニー」の別バージョンという風で、"民族"をキーワードに持ち出したところが挑戦的だが、抒情的な描写には、リアルさも思索の深みも感じられず。著者の風貌と視点・設定は面白いのに。最近の日本SF、国際モノが多いけど、本気で書くなら、最低限のフィールドワークが要ると思う。
30
PS4版「Diablo 3」を長女と交互にやってる間に一日が終わっていく冬休み(今日は朝髪切りに行ったけど)。彼女がやってる間は早速ポチった「ブレードランナー2049」のOST.を聴きながら読書。Pan Sonicほどハードではないが重厚な電子音。予告で聴いてた感じはもっとモジュラーシンセっぽかった気がする。2枚組の最後にオリジナルの歌モノらしきが入ってて、これは何?と思って調べてみたら、アニメ版前日譚の主題歌なんですね。これは蛇足。

ゆっくりと昨日見た映画のことを考えている。思い返してみると、とてもディックっぽい映画だったなあ...と。
29
「ブレードランナー2049」ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督
年末帰国には間に合わないと思ってたのに、まだやっててくれて感謝。有楽町ピカデリー3、結構埋まってました(公開からもう2カ月、余裕でいい席取れると思ってたんだけど、E列席で見上げる感じの鑑賞)。完璧な続編。何もかもが想像を超えるクオリティ。数々の伏線も別に回収する必要はないし、あのラストも好き(結局今までのは何だったの...って思う人も居るだろうけど)。巷で言われる"長さ"は感じず。死ぬまでに何度見返すんだろう...。
28
時差ボケで起床は昼過ぎ。家族で二子玉川で買い物。長女の誕生日ケーキを買いに寄った高島屋の地下食料品売り場で、唐揚げとコロッケを買い過ぎた。
27
帰省。快晴の空を見るのは久しぶり。大量のお土産を下ろし、大量の書籍を入れる。

「シャーロック・ホームズの宇宙戦争」マンリー・W・ウェルマン&ウェイド・ウェルマン(深町真理子 訳)
機内で一気読み。「宇宙戦争」はウェルズが又聞きで書いたもので、ホームズとチャレンジャー教授(「失われた世界」)こそが事の真相と全体像を把握し事件に立ち会ってていた...という空耳アワー的な名作の再構築譚。つか、ウェルズよりドイルでしょ、ってことだったりして。訳者の力で見事に聖典風になってる気もするけど、確かにホームズが主役ならこうなりそう。
25
ドイツはお休み、ですが出勤。〆切を随分すぎてしまってる仕事が片付いたのは夕方。社員に年始のメッセージを送り帰宅。帰省の準備など。
24
昨日はほぼ寝て過ごし、今日は製品回収関係のお仕事を少々、午後は部屋の大掃除。
22
いわゆる年末進行的な一週間。前半は提携候補やプロジェクト関係の訪問者など迎えての会議に次ぐ会議、会社のクリスマスパーティー(マイン川クルーズ)、後半は製品回収が勃発しかけでバタバタしながらも、昨夜から今年最後の出張でフランスはツールーズ。代理店と終日会議で、戻りのフライトは40分遅延...同行のO君を駐車している会社に送り、帰宅は22時半。世間はこれからクリスマス休暇ですねえ...。
17
S氏とに昼飯のラーメン喰いに行く以外は特に何もない日曜日。先週木曜日から公開の新作SWは、年末日本に帰って観る予定なので、前作(エピソードⅦ)を復習。2年前に劇場で観たときは、とにかく新作ってだけで興奮してたけど、改まってみるとエピソードⅣオマージュ盛りの痛快スペースオペラ過ぎて少し物足りなくもあるけど、でもやっぱり面白いわ。あっという間に終わった印象。当時もそういう感じだった気がする。
16
O嬢を空港まで送り、買い物にちょいと付き合った後、休日出勤。ベルギーから昨夜入りのS氏、F氏と、うちの若手二人を交えた会議は、結局午後3時まで。出張の両氏を中央駅近くの東横インまで送り、一度帰宅してYoutubeで相席スタートの動画なんぞ見ながらちょい休憩。S氏、F氏との晩飯は夕方6時前から早めに開始、ハウプトヴァッヘのスペイン飯屋。8時過ぎには帰宅し、今日はコルトレーンの欧州ツアー箱(Live Trane)から、1961年の音源入った1枚目を聴く。ドルフィーがとにかく素晴らしい。
15
O嬢は明日午前の便で帰国なので、一緒にコンスタブラバッヘのよく行くタイ飯屋で晩御飯。帰宅して洗濯。The Jamのライヴ箱から収録中一番初期の1977年は100クラブを聴く。次々と演奏されるのは2分前後から3分未満の曲ばかりなんだけど、演奏の熱気半端なく、どれも短くは聴こえない。"In The Midnight Hour"のカバーとかカッコ良過ぎでしょ。幸いなことに、洗濯モノを干しながら独り部屋でポゴる51歳のオジサンの姿を見る者は誰もいない。
14
昨夜入りの出張者O嬢と、物流グループその他(H嬢、H氏)と、クリスマス市散策後にイタ飯屋会食。眠い。
12
8時半出勤でISO監査初日。ここ3年同じ監査員で、ブレクジットの話などひとしきり(監査機関は在英国)。 夜は、出張のH嬢、監査のため夕方入りした伊支店長ASiと、中央駅近くにある餃子バーで会食。帰宅22時前。
11
4時半起き、5時に予約していたタクシーで再び空港。今朝の会議の午後への振り替え依頼をテキストメッセージで送る。イエーテボリ経由でフランクフルトに戻ってきたのは、(遅延もあって)12時半。帰宅し、着替えて、出社午後2時、PWCの往査。夜は、往査面々とドイツ飯会食。

タリンの印象:博物館等の展示のレベルが高く、学術・学芸にきちんと投資できていることが実感できる。2泊3日で十分愉しめる規模感、適度に迷路感のある城塞都市、通貨はユーロ(物価安め)、英語が普通に通じる..など、かなりお薦め。
10
チェックアウト後荷物を預け、散策2日目、最終日。聖ニコラス教会(教会内は博物館になっていて、かなりの見ごたえがある)。→ニット横丁で猫柄靴下を買う(家族に画像を送ったら、「欲しい」との返事)。→聖オラヴ教会、中には入れたけど冬季は塔に登れないらしい(市庁舎も同じ)。→郊外の港にある海洋博物館(Lennusadam/昨日行ったとこの別館...コンビチケットが買える)。アイスヨット、潜水艦"LEMBIT"、艦載砲の展示にエストニア海難救助の特別展示があって、これも結構面白かった。2Fレストランのフィッシュクリームスープは絶品です。→旧市街に戻って、市庁舎広場を抜けて、夕暮れ迫る(といっても午後3時前)のトーンペア城展望台へ。曇り空だけど、少し朱色のある夕暮れの市街をゆっくり撮影。→宿に戻って、荷物をピックアップし、Uberで空港に向かう(もう暗い)。→余裕もってチェックイン後ゲートで待っていると、突如フライトキャンセル。フランクフルトの降雪でPM5時以降全便欠航になったとか。テックインデスクの長蛇の列に並び4時間弱、やっと翌日のフライトがアサインされ、LHの用意した市内の宿へ移動。なかなか寝付けず。
09
日が昇るのが遅いのに(9時過ぎ)合わせてしまって遅い起床、遅い朝食。曇天の下、タリン旧市街散策に出かける。昨夜と同じコースで、トーンペア城方面...ヘルマン塔に着いたあたりで晴れる。アレクサンドル・ネフスキー教会(中にあるバルチック艦隊慰霊碑を拝見)、聖母マリア聖堂(塔に登って観る旧市街全景は絶景)、昨晩夜景を撮った展望台から朝の景色を撮影し、旧市街方面へ下る。今日は城壁沿いを"太っちょマルガレータ"の方に散策。その"マルガレータ"(旧砲塔)の中にある海洋博物館に入ってみる。バイキング時代から今日に至るまで、エストニアの海軍史や造船史が、数多くの船舶模型の展示や資料で展示されてて見応えあり。海と人の営み、技術の進化みたいなものに思いを馳せることができて、かなり面白い時間が過ごせた。次は聖オラヴ教会へ。塔に登りたかったんだけど、開いてなかった。しょうがないのでヴィル門へ回り、ニット横丁(ムーリヴァエ/Müürivahe通り)で正月に会う母への土産靴下など物色。ヘレマン塔に登って、城壁上の通路を歩いてみる(この頃には小雨が時折降る曇り空)。その後、精霊教会前に出て、タリン最古という老舗カフェ"Maiasmokk"に入って、昼メシに、フィッシュ&エッグパイ、ピスタチオチーズケーキとコーヒー。パイが思いのほか美味。ゆっくりした後、対面にある旧ギルドホールを改装している歴史博物館。ここの展示も、小さいながらエストニアの苦難の歴史を網羅した、モダンな展示で、強い印象を受ける(シベリア収容所で10歳で亡くなった少年の葉書が刺さる)。外に出ると曇り空に少し朱が混ざってて、慌てて再度トーンペア城の展望場所へ。夕暮れの市街を撮りたかったんだが、既に日没時間は過ぎてて(PM3時20分)、暗くなりはじめの景色を何とか収める。市庁舎広場に戻って、近くのカフェでコーヒーのんで休憩後、スーパーで水など購入し、暗くなった旧市街を後にして宿に戻る。日が短いなあ。
08
イタリアの会社から仕入れている製品の回収が内示されてバタバタの午前中、正午前に空港へ向かい、エストニアはタリンへ2時間半のフライト。てほぼ定刻に到着(PM5時半、もう真っ暗)、Uberで宿まで(楽ちん...問題続きだけど頑張ってね)。ちょいと休憩して、夜景を観に城塞に行く。そのまま旧市街方面に下って、クリスマス市に出た。屋台で晩メシにブルスト...ザウアークラウトはドイツより味濃くて美味い。賑わう夜の旧市街を歩き回って、宿に戻ったら10時過ぎ。
いい感じのレストランがたくさんあるし、女の子は奇麗だし、デンマーク王国時代から続く石畳城塞都市は趣があって、パートナーと家族と来るには季節柄(クリスマス時期)も好く、お薦め。独りで歩き回ってると一寸寂しい。
05
「AIと人類は共存できるか」人工知能学会編(早瀬耕、藤井太洋、長谷敏司、吉上亮、倉田タカシ)
読み終わったあと帯を見て(読んでる間はブックカバーをかけているので)、倫理・社会・政治・信仰・芸術というお題で夫々書かれているのを知る。各短編後にAI研究者たちが解説を書くという趣向で、この構成は結構面白い。先日ウクライナに旅行したこともあって、吉上亮の「塋域の偽聖者」に惹かれたんだが、佳作ながらも"宗教"がテーマというには物足りず(現地で"信仰"する人々を目の当たりにした強烈な印象があるので)...このお題が一番難しいかも。スラップスティックからコアな認識論に至るまで、バラエティーに富んだ短編集。2016年11月初版。
03
遅い起床、外は雪。気温は氷点下1℃。風邪薬飲んでじっとしとこうと思ったけど、雪の市内を撮っときたくて、午後になって旧オペラ座方面に出かけてみる。結局クリスマス市までぐるっと回って帰宅。Youtubeに出ているM-1動画をチェックしたあと(ジャルジャル凄いね)、「Guardians of the Galaxy」を観る。マーヴェル・ファン界隈では面白いという評判とは聞いてたんだけど、ちょっと私には刺さらなかったかなあ。もちろん、クスッとする部分は一杯あったんだけど、それに寄っ掛かり過ぎな気が...。
02
先週からの風邪が悪化し、熱っぽい。外は日中1℃。クリーニング出しと買い物にでかける以外は部屋を出ず、「ID-0」のBD箱を観る。全12話。かみさんが録画してくれてた初期は一寸見たことがあって、世界観・設定ちゃんとSFしてるやん...と思ってたんだけど、後半は雑な展開で、もう少し頑張ってほしかった気が。ソウヤーの「スタープレックス」的な話を、宇宙土建屋稼業でやっちゃうっていうノリ...が、結局ありがちなセカイ系ロボット・アニメ調になっちゃうんだよなあ。メカ造形も好きだし、何より村田蓮爾のキャラがちゃんと動くところは凄いのだけど(CGアニメ技術の進歩のお蔭です)。
01
昨日からデュッセルドルフ出張。時差ボケまま片道2時間半の運転が2日続くと流石に疲弊。晩は、滅多に予約取れない岩瀬でN氏(別事業会社の伊法人社長...フランクフルト事務所で同居してたこともある)と、K君、M氏を交え会食。

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