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「デューン
砂漠の救世主(上)(下)」フランク・ハーバード(酒井昭伸 訳)
新訳版。もともと新訳復刊は「
デューン(砂の惑星)」だけの予定だったんだけど、映画化+続編制作で三部作とも新訳復刊が決まったらしい。ありがたや。原題「DUNE
MESSIAH」、1969年刊。息子による序文で、第二部出版は紆余曲折あったことが語られているが、主人公の内省を中心とした、言ってみれば古典的な悲劇が当時受けなかったのは想像に難くないし、持ってまわった密室での陰謀劇は冗長に感じられなくもない。それでも、連綿と未来現在過去が繋がる時空と人の営み、宗教と政治と暴力...など、作者の洞察が入念に込められてて、読み応えある。ヴィルヌーヴは、砂漠の救世主まで映画化した3部作を希望しているという話もあるらしく、ポールとチェイニーの行く末を描くここまでを映画で完結してほしいと切に願う。となるとガーニーの出番をちゃんと作んないとね。
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Dave
Stewart & Barbara Gaskin
@月見ル君想フ、day3。昨日はライヴ開始前にトークショウも(もち別料金ですが)あったとのこと。私は間空けて初日とトリ日を...と油断して出かける駅でチケット確認したら、週末は18時開場、18時半開演じゃないですか...って、今18時15分なんですけどorz。痛恨の遅刻、表参道駅からかなりの早足でドアを開けて会場に入ったら、ちょうど3曲目が終わって、4曲目"Walnut
Tree
Walk"に間に合った。最後列でステージ全景を観る位置、これはこれで悪くない。桟敷の天井のせいで音は少し遠く感じるものの、全体のバランスはいい塩梅。新譜に入るらしい"Fire
in the Kingdom"をアンコールに全13曲(うち3曲は逃してしまった...)。前半最後の"Rat
Circus"を除いて初日の選曲と被るものの、順番は違うし、何よりバーバラのボーカルとバンドアンサンブルのタイト感はさらに増してて、またも幸せな時間。MCも初日とは(同じ曲紹介でも)違ってて、"Deep
Underground"の前説で隊長の名前が飛び出し、私大喜びw。 ライヴ後は懇親会と続くところをお暇し、天馬でカレー食って帰宅。
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いろいろ煮詰まってるし、自分の不甲斐なさに落ち込んでる金曜日、Dave
Stewart & Barbara Gaskin @
月見ル君想フ。メーリングリストで連絡来て直ぐに押さえた結果の整理券3番。列の前に居た2番の女性は、3日間取ってるそうで、土日は1番だそうです。と言っても、3番なら席は十分選べるポジション。ボーカルからキーボードを一望できる最前列位置に首尾よく着席。ドアオープン19:30、開演20:00はほぼ時間通り。ギターを入れたトリオ、デイヴ翁が毎曲解説をMCしながら、往年のレパートリーに新曲やライブで演奏るのは初めてという曲などアンコール2曲入れて全15曲。間に15分ほど休憩挟んで終わったのは22時過ぎ。バーバラの声も曲が進むうちに力強くなり、デイヴ翁は時折シャウトしながら4台のキーボードを使い分け多彩な音色で圧倒的な演奏。最近予習で聴いていた「Green
and Blue」(2009年)から一番好きな"Walnut Tree
Walk"も演奏ってくれたし、幸せな時間でした。MC聞くと、ポップスへの愛情がこのユニットの元にあるのがよくわかる。最近
自伝を読んでいるトレヴァー・ホーンと通じるものを感じたり。
09
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「まず牛を球とします」柞刈湯葉
昨年出た短編集。表題作は「
NOVA2019年春号」に掲載されてたらしいから読んでるはずなんだけど、記憶なし。他のアンソロジーや短編集「
未来職安」で読んでいる何作かに加え、未読のweb投稿モノを多数収録に書き下ろしもあり、"あとがき"を入れると全15編。常識をふと突き詰めてみたら...とか、来るべき社会って言ってみればこんな感じ?とか、サイエンスフィクションならではの思考実験の数々。歴史モノの「改暦」と、もしも広島の原爆が不発だったらのIFモノ「沈黙のリトルボーイ」は、いつもの軽妙な筆致とは一線画してる。作家としての新たな一面を見せてくれて、オールタイム・ベスト級の傑作短編をそのうち読ませてくれそう。ちなみに「タマネギが嫌い」はよくわからなかったです、はい。
08
タモリ倶楽部の無い週末。喪われた30分の尊さ。(タモリ倶楽部は3月末で終了した。)
06
02
教授の訃報。3月28日に亡くなったとのこと。71歳。
01
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「ノー・カントリー・フォー・オールド・メン」コーマック・マッカーシー(黒原敏行
訳)
映画「ノー・カントリー」の原作「血と暴力の国」(2007年、扶桑社)改題のハヤカワから出たばかりの文庫版。
映画はジェフ・ブローリンとハビエル・バルデムが軸でストーリーは進行して行った印象が残ってるんだけど、原作は保安官(映画ではトミー・リー・ジョーンズが演じた)の心象が効果的に(しかも頻繁に)挟まれるかつそれぞれの妻との関係が描写されることで、"変わりゆくもの"についての物語になっていると感じた。2023年に復刊される意義もじわじわと感じている。モーテルや町宿を車で転々とする描写が多く、その動線も現代の米墨西部な雰囲気がよく出てる(そういう意味では、乗馬のシーンとの対照の演出にもなっているのかも)。犯罪小説としてのリーダビリティーが高いのでその展開に惹き込まれるが、饒舌に語られていないいくつかのストーリーも織りなされていて俯瞰してみると寓話としての強度が高い。映画は再鑑賞したいと思う。
信長の野望・新生、
パワーアップキット(PK)が7月に出るらしい。
ディアブロIVも6月に出るというし、PS5の時間確保が課題になりそう。(日中はかみさんがDQオンラインで独占している。)
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