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Next Month12 '22
31
「AI 2041」李 開復、陳 楸帆(中原尚哉 訳)
副題"人工知能が変える20年後の未来"(原題副題"Ten Visions for Our Future"。元Google中国CEOで現在中国のVCでCEOの李氏と「荒潮」の作者の共作で、AIに関する技術や社会課題を10編の短編ストーリーと解説で示した約550ページ。舞台はインドに始まり、ナイジェリア、韓国、中国、日本、スリランカからヨーロッパ各地、米国、オマーン、オーストラリアまで。欧米よりもAP中心の舞台設定には、AIの社会実装によってポジティブに変わる側面を打ち出している本書の狙いを感じるが、AI依存による終末の危機を示唆する話も。陳楸帆の短編が何れも秀作で、これだけバラエティーに富みかつクオリティの高いものを10編も書く力量に恐れ入る。AIの社会実装進化に伴う様々な変化は長期に人の在り方を変えていく(変わらざるを得ない)と思うけど、そもそもグルーバル経済・搾取と分配の構造がマクロで基礎的な課題という感じはしているので、私は、著者(李氏)が希望するほど楽観はできないかなあ。10編の中で印象深かったのは、ポスト・パンデミックを舞台にした医療モノ"コンタクトレス・ラヴ"、自動運転の社会実装を描いた"ゴーストドライバー"、フェラ・クティのフェイクアバターを作る"仮面の神"。いずれもアイデアも濃くかつ感動的でオールタイム・ベスト級。
30
5ヶ月ぶりになってしまった高尾山。昨日までは快晴だった天気も今日は雲多く、久しぶりの稲荷山コース上りで着いた山頂では富士は完全に隠れてしまっていた。とは言っても陽が射すなか下りる3号路→琵琶滝コースはいつもどおり人も少なく快適。10月にオープンしたTMH(Takao Mountain House)に寄ってみる。数ヶ月前に狛江の堀口珈琲を辞めた人がここに転職したと聞いたので、高尾山来たら寄らねばと長女と話していた。とても忙しそうで声かけれなかったが、新作らしい山チャウダーは暖かくて少しカレー味も効いてて美味。テイクアウトのコーヒーを追加オーダー、受け取り時に「来ましたよー」と声かけて再会を喜ぶ。
ランチ休憩入れて2時間50分、9.01km、消費1,647kcal。
29
「Into The Blue」 The Art of John Harris Volume2
2014年に第一集が出て以来8年ぶりの第二集。第一集はジョン・スコルジーが寄稿するなど表紙画を多く収録したものだったけど、今回は見開き大作数点とその習作中心。異星の巨大建造物を描いたものの中でデューンの砂蟲の1枚が興味深い。いや、どれもスケール大きい傑作。生で見てみたい。アン・レッキーの3部作カバー原画も収録。このひとの画風は金森達氏の光瀬龍カバーのそれを彷彿とさせるんだよねえ。金森氏の画集もこのサイズとクオリティで出して欲しいんだけど...。
Alison Eldredによる公式ウェブサイト
28
経営会議メンバー晩餐を蹴って、今日は在宅。長女の誕生日なので。今年最後の会議が終わって祖師ヶ谷大蔵のケーキ屋に誕生日ケーキを買いに。晩はよく行く登戸のステーキ屋が予約いっぱいだったので成城学園駅ビルに入ってるステーキ屋に変更。登戸の名店に行けなかったのを悔やむ。ケーキは美味しかったー。
25
28日は長女の誕生日なんだけど、何がほしい?と訊いたところ、「運転免許取ったらiPad買ってやるって言ってたよねー」などと仰るので(いや言ったのは自分なんだけど)、新宿西口ヨドバシにでかける。iPad Pro 11" 256GBのシルバー(スペースグレイは在庫なし)にペンとフィルムを購入して、在庫なかったキーボード買いにAppleストアまで。今彼女が使ってるDellのラップトップも悪くないと思うんだけど、やっぱりApple製品ってカッコいいイメージみたいねえ。
24
音盤(ダウンロード含め)の購入枚数は随分減ったので烏滸がましいこと甚だしいが、今年の1枚。トッド・ラングレンの「Space Force」。ホントによく聴いた、特にもやもやしてるときの脳内清涼剤的1枚。エイドリアン・ブリューから始まりスティーヴ・ヴァイで終わる。間に、リヴァース・クオモ、ザ・ルーツ、トーマス・ドルビー、ニール・フィン、リック・ニールセンなどなど、コラボ曲のコンピレーション。中でもスパークスとの"Your Fandango"は出色。これ切欠で、今年は70年代のトッドをかなり聴き直したなあ...。ずっと探してた「A Cappella」も入手したり。(チープなお音作りにガッカリしたけどねw)
20
R.I.P. Terry Hall
Mar 19, 1959 - Dec 18, 2022 (63)

"The protest soundtrack to our youth & the blueprint of our band." Massive Attack
自分にとってスペシャルズはジェリー・ダマーズのバンドなんだけど...でも、でも、ホントにショック。言葉が出てこないよ。
 
19
18日夜のM-1、面白かった...のまま0時キックオフのワールドカップ決勝、アルゼンチンvsフランス。前半アルゼンチン2点でフランスはイイとこなく、然し後半フランスが2点奪取し追いつき延長線、メッシのゴールで勝ち越しかと思いきやエムバペのPKでドローに持ち込み、勝負はPK戦。制したのはメッシ率いるアルゼンチンという劇的な試合。歴史にのこる一戦。就眠は3時過ぎになってしまって、今朝は7時起きも、あの試合が観れたのなら致し方ない。
18
「銀河赤道祭(上)(下)」野阿梓
1988年刊のスペースオペラ。神田古本まつりで入手。刊行は「兇天使」(1986)の後だけど、書かれたのは81-82年頃らしく、長編2作目にあたるらしい。表紙・挿絵は、萩尾望都。ある惑星に着地した恒星間放浪都市国家で起こる要人の暗殺計画の顛末から始まり、その関係者の数奇な運命を、章毎に主人公を切り替えながら描く。銀河に遍く拡がった人類世界を舞台にした千年物語の様相を呈し、幕が開くたびに変わる舞台設定は、文字通りオペラのよう。権謀術数と陰謀論、人工知能に超能力者、宗教的熱狂と退廃、テロルの理論...膨大な枚数を費やし語られる複数の物語は、悲劇敵なしと再生の大団円を迎える。より表現を成熟させた傑作「兇天使」に較べれば、青臭く直接的なところがあるかもしれないが、挿絵の効果もあって、観劇の愉しみを十二分に堪能した。

ワールドカップ3位決定戦、モロッコを下し、クロアチアが制す(スコアは2-1)。飽きない試合展開。強豪の強さを目の当たりに。
16
御厨さと美、聖悠紀、両氏の訃報がtwitterに流れる。少年キング連載の「超人ロック」は、塾帰りに連載立ち読みし、単行本の発売日に書店に走ってた。TALIZMANのイメージアルバムも持ってるくらいですよ。晩年体調崩されていたのは知っていたが...。亡くなったのは10月30日とのこと。お悔やみ申し上げます。
15
4泊のうち3日懇親会が続くし、ワールドカップの早朝の準決勝2試合を微睡みながら観戦した後遺症で、帰りの機中も電車の中も半眠状態。
2005年の米国駐在最初期にお世話になって、その後もたまの呑み友達だった先輩OBのI氏が急逝、喪主のお嬢さんが氏のフェイスブックに投稿されて事情を知る。呑んだあと階段で足を滑らせ頭部を打ち、そのまま亡くなったとのこと。人の生の儚さに言葉もない。
11
4時キックオフのイングランドvsフランス。寝ぼけ眼が覚める、目まぐるしい展開。前後半、飽きる時間帯無かったなあ。面白かった。ワールドカップでは40年ぶりという好カードは1-2でフラン勝利。エムバペのスピード半端ないね。

今日から4泊5日で大分出張。
10
2時キックオフのクロアチアvsブラジル。攻めるブラジル、90分で決まらずだけど、延長線前半ロスタイムでネイマール会心のゴール。これで決まりかと思った延長後半中盤にクロアチアの目の覚める同点弾。PK。制したのはクロアチア。このタフネスはなんだ!
続く4時開始のアルゼンチンvsオランダ戦も激闘だったようだけど(荒れたらしいね)、ゲーム開始を見て就眠(次は英仏戦だと勘違いして起きて待ってた)。
06
月曜日から夜会食で遅めの帰宅そのまま0時キックオフの日本vsクロアチア。初の一次リーグ初戦勝利でベスト8を目指す日本が、前半、いい形で1点。然し後半、後方からのクロスボールを頭で綺麗に決めたクロアチア(こういうサッカー好きです)。そのまま両者膠着しながら延長戦もドロー。結局PKで、立て続けに止められた(というか失敗だな)日本が敗北。終わってみたら2時半過ぎ、そそくさと寝床へ。朝9時出社が辛い。
02
4時過ぎに起きてTV点けたらすでに1-0になっていたスペイン-日本戦。前半を折り返し、メンバー交代した後半開始から間もなく、立て続けに2点を奪い逆転する日本。終盤は守りきり、スペイン相手に実力を出し切った勝利。グループリーグトップでトーナメントへ。素晴らしいサッカーだった。やっぱり相性はある気がする。
01
ベルギー・フランスからの来客対応。夜は当社領域担当役員のアレンジで天麩羅ディナー@銀座。8人の会食費用はいくらだったんだろう。 ベルギーから来た一人が妻の実家がアントワープでチョコレート屋やってるんだけど...って、ココだそうで。思わぬ人脈が。

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