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Next Month11 '17
29
フランクフルトに戻る。ミュンヘンから出張してきた取引先と晩飯。

東京出張往復の機内で映画三昧。復路の機内で「ヴァレリアン」をやっていた(日本では来年3月公開)。ハービー・ハンコックが所々(文字通り)顔を出すのは愛嬌として、ヒロイン役のカーラ・デルヴィーニュが好み過ぎて、彼女が映っていればそれでいい状態。BD原作らしい映画で、好き。
25
フランクフルトに戻る。東京に出張する。
24
郊外のケンサル・グリーン(Kensal Green)墓地まで、J・G・バラードの墓参へ行く。トールキンと違って、墓所も広大、もちろん案内表示もない。ネット情報を参考に、傍にある特徴的な墓碑を探して歩きまわって、見つけました(見つけてしまえば判りやすい場所)。先生から大きな影響を受けてしまいました...と頭を垂れた後、ロンドン市中心部に戻る。SF系ショップの"Forbidden Planet"に行ってみたけど、マニアっぽさは無く、しょぼくて残念。てことで、宿に戻ってお仕事。
夕方になって、ハイベリーにあるライヴハウス"The Garage"に、魔法楽団を観に行く。今週になって改めてチェックしたところ、隊長時代のメンバーはドランボことジョン・フレンチだけで、若手面子に総入れ替わってることを知り、ちょっとガッカリしてたのでした(ゲイリー・ルーカスとか見れると思ってたの)。しかし、一曲目で吹っ飛びましたね。言ってみたら"コピーバンド"的なところはあるんだけど、テクニカルなツインギターにベースはシンセでブリブリさせという構成。ザッパ・バンドとマジックバンドが融合したかのような展開もあり("インカロード"のフレーズも飛び出す)、隊長がもし現役なら、こういうバンドもありだったかも...と思いながら、私も吠えてました。まだまだ見たかったが、20分強の休憩挟んで、トータルの演奏時間は2時間弱だったかな。興奮醒めず、宿に戻る。遅い晩メシは、傍のピザ屋でテイクアウト。美味いー。
23
メリルボーン駅で在来線に乗り換えオックスフォードまで出かける。とにかく何所を歩いても歴史ある大学都市なんだけど、取り合えずセント・メアリー教会に登って一望。クライスト・チャーチ見学(14時まで待ってグレート・ホールも見てきた)。んで、本命のJ・R・R・トールキンの墓参に、パークウエイ駅方面にバスで戻り、ウォルバーコート墓地前("Five Mile Drive")下車して左手直ぐに墓地入り口。ネットで見た画像頼りに、それっぽいところを捜し回ってやっと見つけた...後に、点々と「トールキンの墓はこちら」の表示があるのに気づく。自作(「シリマリル物語」)に出てくるエルフと人間のカップルの名を夫々の名の下に彫っているという夫妻の墓は、墓地の奥にある(E1とE3の境界くらいの所です)。
約1時間でロンドンに戻るともう真っ暗(17時半過ぎ)。仕事メールをばたばた片付け、19時過ぎに宿を出て、ダルストンのヴォルテックス(Vortex)へ。昨夜エヴァン・パーカーが出るのを見つけ、慌ててチケット取った(12£)。"4 SOLOS AND A QUARTET"つうタイトルで、四人(Evan Parker、John Edwards、Neil Metcalfe、Alexander Hawkins)夫々のソロと、カルテットの演奏という趣向。久しぶりのアコースティック・フリージャズ。四人のソロが約50分ほど。エドワーズの激しいベース・プレイとパーカーのミニマルにウネリを作るサックスが引っ張る集団即興...長めで1曲、短めでもう1曲でこちらも約50分。気持ちよかった。宿に戻ったのは23時半過ぎ。
22
ようやく寝付いた2時過ぎに火報が鳴り、風吹き荒ぶホテルの外に避難。40分ほど宿泊客達と待って、戻るころには足元が冷えてしまってまた寝付けず。とはいえ、終日の会議はこなします。ケンブリッジからロンドンへ電車で移動し、出張者たちとフィッシュ&チップスの名店で晩飯。
21
朝11時くらいまで宿で仕事して、昨日と逆の道順でLHRに戻る(通しで旅券買ってたので楽でした)。東京から15時半頃着で来る出張者三人を出迎えて、出張先が手配してくれてたリモでケンブリッジに移動。夜は、先方と宿近くのホテルレストランで会食。
20
正午過ぎに会社を出て、イギリスへ。夕方のLHR着から空港特急でパディントン、環状線でリバプール通り駅、在来線に乗り換えてノリッチまで2時間。19時過ぎにチェックインして、宿から徒歩15分ほどのNorwich Art Centerまで、キャラヴァンを観に。前座はGuranfoeという若者四人のイエス風プログレバンド(雑にまとめてしまった)。ベースをフロントにした手数多い音作りだけど、もっと曲練って引き算できれば良くなるのに...頑張れっ!。約30分で3曲を披露。セットチェンジ後、御大登場...なんだけどパイ・ヘイスティングスのボーカルが苦しそう。両シンクレアの居ないキャラヴァンは、心の中のカンタベリー音楽ではなく、英国風ユーモアを持った初老向けポップ・ロックバンドになっていたのでした。「In the Land of Grey and Pink」の名曲も演奏して、それは嬉しかったのだけれども("Nine Feet Underground"完奏)。終演は23時過ぎで2時間弱の熱演。終盤はスタンディングが正直キツかったけど、全力で演奏するプロ魂は流石。自分の中では伝説のバンドの現在を見て、少し区切りがついた気がしている。(両シンクレア参加ならまた観たいかもだけど...)
19
「ゼロの未来」テリー・ギリアム監督(原題"Zero Theorem")
元から近未来ファンタジー的なイメージだったのかわからないけど、現代風な映像だったらかなりシリアスな話になっていたんじゃないかという(ああ、「Mr.Robot」になっちゃうのか..と今気が付いた)、引き籠りの壮年天才プログラマーが生の意味を導くプログラムを巨大IT企業に操られ作らされる...という話。一部抜けてるストーリーラインがあると思われ、少し端折ったというか判り難いところがあるものの(ベインズリー→ボブの役割転換)、細部まで拘ったスチームパンク風な映像でギリアム監督らしい映画になってると思う。序盤はレムっぽい哲学的展開も予感させるが、そっちには行かず。
18
遅い起床。ゆるゆると始動して午後の買い物後、アリ・フォルマン監督「コングレス未来会議」(原題:"The Congress")。あの原作をどう映画化するのか??と興味津々だったんだけど、見事です。この脚本は天才的だと思う。泰平ヨンは出てこない異なるストーリーだが、原作の映像化にきちんとなってるし、予言的ではなくテーマ提起も現代的。ディズニー風にデフォルメしたアニメーションも好い。胸に残るこの哀しさはレム的ではないが、「ソラリス」と同じく作家性を喚起するものがあるんだろうな。

夕方に、ミュンヘンから週末遊びに来たK夫妻(Kは今年2月に転職したQAマネージャ)と社員数人でベトナム料理で久しぶりの再会。
17
「泰平ヨンの未来学会議」スタニスワフ・レム(深見弾、大野典宏 訳)
ウクライナ旅行からだから、ほぼ一か月かかって読了の230頁。84年邦訳刊の映画にあわせた15年改訳版。人口爆発の中、コスタリカで開催される人類社会の未来を討議する国際会議に参加したヨン氏達が、クーデターに巻き込まれ、化学薬品(ドラッグ)で知覚を自在に操ることのできる未来に復活する...というサイケデリックなスラップスティック。1970年著。イメージは時代を反映してるものの、脳科学、現実逃避、印象操作...ネット社会(虚構社会)の気持ち悪さを看破してるという穿った見方もできそうで、レム翁畏るべし...というか、これを訳すの故深見氏凄すぎ。
16
15日(水)は、朝6時過ぎ起きで毎年恒例デュッセルドルフで開催される医療機器国際大展示会へ。3号線、途中工事多く10時からのミーティングにぎりぎり間に合う。夕方までミーティングやら、親会社のブースに来てたS君(7月にうちを出て他の事業に移った)と思わぬ再会ついでに積もる話をした後、ゲッチンゲンにひた走る。2時間半くらいのもんかと思ってたら、結局4時間かかって、8時から飯食う予定だったE氏(取引先と共同運営してる工場の初期の技術者で、後続のマネジメントと合わず昨年退職)と1時間遅れで再会、宿近くのイタリア飯屋で遅くまで色々語りあう。今日は、工場に寄って懸案案件の打ち合わせ、結果は不調。悶々としながらフランクフルトに戻る。途中、カーナビに進められるまま行ったショートカット(49号線)から先の景色が綺麗で、今後のハイキング目標に設定
昨日から合計9時間強の運転で、疲労困憊。関係なく、打ち合わせは7時まで。死ぬ。
14
旧オペラ座にクラシック演奏家の装置担当駐在U君を誘ってルイ・スクラヴィス四重奏楽団を観に行く。「Silk and Salt Melodies」バンド。初めての室内楽向けと思しきホールで、席も良し(ど真ん中の四列目)。クラシックなフレーズも顔を出すエキゾチックな旋律にギター、エレピの電化ジャズの要素もあり、ペルシアのパーカッションがオリエンタルな風味も加わる、鉄壁のアンサンブル。約90分、1セット。久々のインプロジャズライヴ、堪能した。
終演後、U君とスペイン料理摘まみながら反省会...が仕事の話になってしまって、帰宅するころには少し興が覚めてしまって悲しい。
13
先日出たリチャード・トンプソンのRockpalast(ドイツ公共放送の音楽番組)ライヴをポチったのを切欠に、同ライヴのリリースを最近色々物色。今日届いたイアン・デューリー&ブロックヘッズの1978年のライヴが、めっちゃカッコいいっす。生々しい録音の質感は、パンク!なパブロック全開。
12
今日の夕方も日本から出張のVIP氏接待夕食で一昨日と同じ居酒屋。
11
社長の帰国フライトは夜なので、朝から夕方まで観光添乗。9時にホテルでピックアップし、エルツ城→ローレライ対岸(昼食も)→ラインフェルス城→リューデスハイム(寒いし雨...で閑散)→空港へ送りお見送り。帰宅して買い物。
10
忙しかった気がする今週も。丸2日間の新しいプロジェクトのキックオフミーティング、今日は社長が来社、夜も居酒屋で会食。旅行の疲れが取れないが、まあ自業自得だよね。

「Havana meets Kingston」、それほど面白くなかったんだよなあ。レゲエ臭が強い方が自分にとっては好いんだろうな。数日前にポチったFolkのニットが届いた。ざっくり編みの軽さがよい。ついつい買い込んでしまいそう。
05
快晴。9時過ぎにチェックアウトし、ちょい郊外のチトーの霊廟があるユーゴスラビア歴史博物館へ徒歩約40分。共産主義時代の記憶が封じ込められてるかのよう。(因みに入場券は400ディナール)→バスで街中に戻り、空港行バス停まで。→往路と違い普通のバス(やはり300ディナール)でニコラ・テスラ空港。→歩いて5分ほどのところにある航空博物館へ。コソボ空爆時に撃墜されたF117の残骸展示を見るのが目的。大戦時からのユーゴ空軍機が展示してあって大変愉しい。メッサーシュミットってホント美しいなあ...と改めて思う。博物館Tシャツを購入。→14時発のフライトは遅れて出発、チューリヒ空港で乗り継ぎ約2時間→フランクフルト着20時半過ぎ、ターミナル1のタイ飯屋が復活してた!→帰宅後はいつも通り洗濯。
04
深夜から早朝の深い霧が少しおさまってきたっぽい9時半頃に宿を出る。→聖アレクサンドル・ネフスキー教会→ベオグラード要塞の中にある聖ペトカ教会→聖ルジツァ教会→昨夕と同じく要塞からサバ川を眺める→聖天使首ミハエル大聖堂→昇天教会→聖サワ大聖堂(デカい!が中はほぼ工事中)→聖マルコ聖堂(に行く途中で同公園内のカフェレストランで昼食)→NATO空爆跡(破壊された旧政府ビル)→旧宮殿/国会議事堂→宿に戻って休憩(午後3時過ぎ)→バイラクリ・モスク→再びベオグラード要塞、晴天の夕暮れを堪能→再び聖ルジツァ教会、聖ペトカ教会→夜の要塞を散策したのち、賑やかなミハイラ通り(目抜き通り)を宿に戻る。→夜9時前になったところで、ライトアップされてる聖サワ大聖堂を撮りに出動。(ネットで見た派手な照明ではなかったけど、月が綺麗)→ついでに国会議事堂と聖マルコ聖堂も。10時半過ぎに帰宿。
東方教会にハマってきているが、出入りする老若男女..みな熱心な信者なので、異邦人の自分は所在無い。てこともあって、蝋燭代は結構使ったよ。
03
休暇を取ってベオグラードへ旅行に来た。空港からバス(それなりのシャトルバスを想像してたら10人程度で一杯になる)で中央駅まで、300ディナール(=約330円)、約40分(街中混んでる)。宿は有名なモスクワホテル、チェックイン後休憩して、要塞まで行ってみた。丁度日没時間で、雲間から覗く夕暮れの空が綺麗。
ウクライナと違ってほぼ英文アルファベット文字なので、"異国に来た"という強烈な感覚は無い。英語は結構通じる。靴屋が多い。
01
「インターンシップ」ショーン・レヴィ監督
O君が貸してくれた彼のお気に入り。ヴィンス・ヴォーンとオーウェン・ウィルソンの親爺ルーザー二人がGoogleのインターンシップに参加し、コミュ障オタクの少年少女を導くコメディ映画。陳腐な(よく言えば"わかりやすい")サクセスストーリーだけど、クィディッチ競技を実際にやってたり、エンディングタイトル中で出てくるコスプレパーティーのウィル・ファレルとか、興味深かったり笑えたりするところもある。

SONYがaiboを復活させるそうな旧機種のサポートも復活して欲しいんだけどなあ...。

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