This is POP!! | ©gaburu
2009年08月'09.07
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昨日の竜巻、大きな被害は無かったみたい。午前中にはシカゴに戻って、午後もぼちぼち自分仕事に引継ぎなど。7時過ぎに事務所を後に。

Flickrの写真に、ロンバーグ・ホルム氏本人からコメント戴く。何か嬉しい。
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後任氏への引継ぎに、メンフィスへ出張。打ち合わせしてると竜巻警報のサイレンが鳴り始め、定時を待たずに豪雨の中を宿泊先へと退散。
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Tim Daisy @Vox ArcanaFred Lonberg-Holm @Vox ArcanaJames Falzone @Vox ArcanaMary HalversonJessica Pavoneモルデで見損なったメアリー・ハルバーソンが出るってことで、今日は外せないHideout。そのジェシカ・パヴォーネ(フィドル)とのデュオ/2ndセットは、正直なところ一寸期待はずれ...歌モノ中心だったんだけど、ボーカル二人ともイマイチ安定してないし、アンサンブルも楽器が鳴ってる以上には聴こえないんだよねえ。物販購入した新譜を帰りながら聴いてみると、これはそこそこ。評判良かった(ONJOの水谷さんも褒めていた)モルデのトリオはどんな演奏だったんだろう。
一方で、1stセットのティム・デイジー率いる"Vox Arcana"は、ミニマルな現代音楽的室内楽トリオ(ロンバーグ・ホルム/チェロ+ジェイムズ・ファルゾーン/クラリネット)で、語彙の豊富な鉄壁のアンサンブル。マリンバとドラムスを操りながら音場を指揮するデイジー、この人も才能豊かだなあ。

今日を最後に...と思ってたんだけど、この2ndセットでシカゴを後にするのは、どうもねえ...。やっぱり来週も来よう。
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「Real Life +Thereafter」 Magazine (Wire-Sound, 2009)「Real Life + Thereafter」Magazine
2月の再結成ツアー、17日のマンチェスターを完全収録(全18曲)。PAL、リージョンフリーで、13日のロンドン公演11曲を収録したCD付き限定版。正にその場所に居たわけで、イントロからマンチェスターの会場/最前列に飛んでしまって、とても冷静には観ていられません(俺写りまくってるし)。ラインで録音ってるんで音も良いし(CDもかなり迫力あるマスタリング)、映像にも十分満足。
そもそもこの伝説のバンド再結成にこれだけ完璧なパフォーマンスを期待していた人は居ない筈で、20年以上レコードでしか触れる事のできなかった欲求不満を完全燃焼させてくれたことに対する充足と感謝が、聴衆の熱狂から映像でも伝わってくるんじゃないでしょうか。
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トータス絡みで知り合ったLA在住ネット友のエヴァン君から「今度シカゴに帰ったときに、友人のデイヴ・マクダネルという人と一緒にやるんだけど」と連絡あったのが数週間前...どっかで聞いた名前だなあ...と思ったら、ハークラネウムのリード奏者じゃないですか。てことで、エヴァン君への挨拶兼ねて、Elastic。実はマクダネル氏、シンシナチに作曲の博士号取りに行くので、送別ライヴということらしい

Dave McDonnell at The HatsJosh Berman at The HatsJason Adasiewicz at The HatsAnton HatWitch at The HatsDylan Ryan at The Hats1stセットは、氏作曲の現代音楽曲をクラシック系の音楽家が演奏するという趣向で、エヴァン君は2曲目のシンセ・ドローンを背にトロンボーン演奏で登場。他にラップトップ自動演奏や、ヴァイヴ(ジェイソン・アダジービッツ)+ピアノのデュオなど。2ndセットはジャズ...バーマン(tp)、アダジーヴィッツ(vb)、ハトウィッチ(b)、ライアン(dr)に本人という編成。比較的短い曲に各々のソロを挟みつつという定番的構成なんだけど、メロディとビートのセンスが独特。ディラン・ライアンのドラミングは、久しぶりに見たけどやっぱり面白いなあ。
終演後、エヴァン君に紹介してもらってデイヴ氏と一寸話す。ハークラネウムの最新作が出たところだよ...とのこと。これは買わねば。→Clean Feed Records
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後任のF氏が赴任。日本着便に間に丁度良く間に合うよう、ラ・ガーディア空港7時31分の便を既にチェックインまでしていたのに、昨晩「乗務員の理由により2時間遅れます」とのテキストメッセージ。しょうがないので、5時起きで空港に向かい7時発の便に変更。寝不足が続く...。
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Tortoise at Le Poisson Rouge on July 21st, 2009トータス@ラ・ポアソン・ルージュ、NYC
モルデから戻って初の米国ライヴ観戦はトータス。新譜記念ツアーで、今年はいつになく多めに世界中周るようですが、一応米国での初回ラウンド最終回。今週末は日本で、その後欧州周ってまた米国内(でもシカゴはありません/先週末だった)。帰国したら当分拝むことは無いと思われ、また先日聴いたラジオ放送内容の濃さに驚き、参加決めた次第。
いや音デカかった。初期の曲も演奏っていたのは、久々のNYフルライヴということでのサービスだったか、今回ツアーの基本セットリストだったのかは判りませんが、新曲のアレンジも、2月に観た時に比較してかなり手が加えられてて(機材不調も無かったし)面白かったす。満足満足。
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出社して今日出てる筈の辞令をチェック。8/1付け大分帰任とちゃんと出てて一安心。てことで8/8にシカゴ発、8/9(日)に成田着で帰国します。誰か遊んでくれるんだったら一泊東京にしたいところだけど、空いてる人居ませんか?

オタワ在住All About Jazzのライター/ジョン・ケルマンによるモルデ・フェスのレポート。良く喋る人でした(スティーヴ・カーンの目撃者バンドのCDは何故廃盤なのか?でひとしきり盛り上がったり)。
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朝9時過ぎには空港着、でもまだ開いていない(日曜日は9時半からだそうです)。うーむ空港にも一番乗りとは...まだフェスのテンションが抜けてないごたある。10時半近くになってようやくセキュリティーゲートが開いて、搭乗口へ。MIZ.さんと話してると、いつの間にやらミュージシャンの姿が一杯(今日オスロ行きは2便しか無いらしい)。時間通りにモルデ発オスロ着。ヘルシンキ経由のMIZ.さんと別れ、フランクフルトへ。オスロ発が遅れたので乗り継ぎ間の時間は殆ど無く、ゲートに着くと直ぐに搭乗が始まる。9時間のフライト、シカゴ着は19時過ぎ。モルデに1週間居たんだよねえ。夢だったような。
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最終日。午前1時近くというのに外は凄い人だかり。これから荷造りなので駆け足で。

今朝は7時開演の"Break of Day in Molde"を観るため6時起き。寝惚けたまま丘を登って屋外劇場へ。毎年のイベントらしいんだけど、今年はアーヴェのカルテット...ヨン・バルケテリエ・イスングセトスヴァンテ・ヘンリソン、踊りのテレサ・スカウゲ。バルケのアナログシンセが浮遊する中、アーヴェテリエの掛け合いが盛り上げる。最後は客席立たせてストレッチ。今回フェスでも屈指の名演でしたね(野鳥の鳴き声も手伝ってたし)。
目が覚めてしまったので、一日券のリストバンドを貰いに市役所へ行ったり、港(観光フェリーの寄港地)でぼおっとして時間潰して、次は2時開演のトニー・マラビー昨日観た"Overseas"のサックス奏者)の2ベースカルテット(オプスヴィクxインゲブリクトにドラムスのジェラルド・クリーヴァー)。強力な2ベースの作る催眠的な音場に、マラビーのサックスが気持ちよく乗っかる。針が振り切れるような強烈さは無いけど、インゲブリクトのビートに牽引されるようなテンション高い演奏に、大満足。これでアルバム1枚、モノにしませんか?
4時からは、マリリン・クリスペルのピアノ・ソロ。現代音楽風の即興から北欧的な旋律へ展開していく...ピアノの音が心地良過ぎて眠り扱けてました(デジ一眼も録音機も充電につき手ぶらで、多分フェス中一番リラックス)。約40分強の1曲目が終わり、2曲目が始まったところで会場後に...次のクライムタイム・オーケストラが6時開演(開場5時半)なもんで。前面にニルセン・ラヴxパー・オドヴァル・ヨハンセンのツインドラム/インゲブリクトxマッツ・アイラートセンの2電気ベースを配し、後ろに管6人、横にシンセ(クリスチャン・ヴァルムロード:右)、ギター(スティアン・ヴェステルハス:左...発音コレで良いのでしょうか?)というビッグバンド。いやもう凄い爆音(ニルセン・ラヴのあのパワーはどこから来るのかねえ)、ツインベースがまた凄い。重量級の2曲で、このフェス何度目かのKO。
終演後、そのまま昨日ボナ観たホールへ。ヤガ・ヤシスト、新作控えて3年ぶりの国内ライヴ。気がつくと、周囲は若者で一杯...40過ぎのオジサン日本人は肩身狭いが、しっかり録音機は手に持って観戦。ドラムの叩きまくり振りと、それを全員で強化しまくるグルーヴは圧倒的...でいて、結構メロディアス。音響系メタル・プログレ・ジャズとでも言いましょうか...これに熱狂するノルウエーの若人...シーンが活性化していくわけだね。客席は熱狂、ステージもボルテージ上がってってる感じなんだが、10時20分を過ぎたところで見切って、次の開場へ速歩。フェスの公式クロージングになるアーヴェ・ヘンリクセン・トリオ(ヤン・バングとストーレ・ストロッケン)w/トリオ・メディエヴァルを観に教会へ(23時開演)。トランペット、シンセと音響処理の男性陣はむしろ脇役で、主役はあくまで女性三人の北欧風コーラス。1時間を越える長丁場の最後はストーレのパイプオルガン演奏で終了。歌の内容が判ると、もっと愉しめたと思うのだけど。
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残すところ二日。明日朝早いので駆け足でまとめ...と行きたいところだけど、ホテルの前のステージ、朝3時までやってるので、どうせ終わるまで眠れないし。

さて、2時開始のハン・ベニンク(今日はソロ)から。今日の犠牲者は、かわいらしいガラスの花瓶..粉々になってしまいました。観葉植物は今日も受難で、今日の標的はワタシ達だったみたい..「受け止めろ!」と言われましても...。師匠、今日も面白かったです。次いでフェス・オープニングで行ったホールへリチャード・ガリアーノ・カルテット。ワタシのお目当てはリチャード・ボナ...流石に歌は無かったけど、さり気なく凄いフレーズ弾いてるバッキングに惚れ惚れ。大好きなんです。開演が一寸遅れたこともあって、終演は6時半前。次のブラーム・ビッグバンド(Bik Bent Braam)まで時間あるんでお仕事など。さて9時開演だから、1時間弱前に現地に...と着いてみたら、ドアに張り紙「開演は22時に延期です(多分、ノルウエー語わかりません)」。一度スゴスゴ部屋に戻り、23時開演のNY在住ベース奏者のバンドと被さるのを心配。出直して、一番に客席へ入るも、途中で出れるよう少し後ろの端席を確保。22時過ぎに演奏開始。オランダの手練管奏者10人がベース(ウイルバート・デ・ヨード)、ドラム(ミヒャエル・ベッチャー)を囲み、半円の端にピアノ(ミヒェル・ブラーム)を配するという即興ビッグバンド。現代音楽風インプロからニューオリンズ・ジャズ的ブラス、昨日のトロントハイム・ヴォイセズ調の対話風即興など展開面白いし、盛り上がるところはきちんと盛り上がる。残念ながら1曲聴いたところで、会場後に丘を下って、件のオイヴィンド・オプスヴィク(Eivind Opsvik)の四重奏"Overseas"のあるForumへ。最初の2曲はいかにもNY風、で面白くなってくるのはそこからなんだが、新曲なのか、特に曲の導入部がギクシャクした感じで違和感、もっとバンドサウンド練り上げれば凄く良くなる予感。ローズをもっとフィーチャーしてくれたら、オジサンはとても嬉しいです。
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四日目。昨日中座した教会で、アーヴェがニューオリンズジャズ演奏に参加するというので開場時間に行ってみると長蛇の列...諦めて(それ程惹かれてなかったし)、市役所前の広場に下りて、昨日と同じくテント売りのケーキとコーヒー。ステージでは地元の高校生と思しきロックバンドが演奏を始める。コピーバンドで1曲目はレニー・クラヴィッツ。一度ホテルに戻って、2時開演のハン・ベニンクフローデ・ギェルスタッドのデュオへと丘を登る。昨日The Thingを観たハコ。ベニンク師の叩きまくり壊しまくりに客席も沸く...が、ワザと倒したシンバルがフローデの右足甲を直撃、演奏中断のハプニング。ベニンクがジョークで繋ぐがホンとに痛そう。何とか演奏再開...大丈夫だったかなあ。目はベニンク氏に行くんだけど、フローデのソロもかなり良かった。
腹にホットドッグを押し込んで、4時からはトロントハイム・ヴォイセズ/8人の女性アカペラ。まずは、擬音だけw/ピアノ伴奏で8人の喧々諤々なお喋りを表現した小芝居風の一幕(ヨン・バルケ作)。次いで何とマッツ・グスタフソンが作曲指揮というモダンアート風のパフォーマンス。ネタはキルロイみたいだったけど、繋がりは良く判らず...デジタルコミュニケーションの風刺? これも擬音というか彼のサックスインプロ風の声を8人に強いつつ、腕を振り身振りで自在に操る趣向で面白い。次いで、マリリン・マズール作曲のエスニックなコーラス。パーカッションは勿論、バルケ氏キーボードも入って、ちょい70年代初めのフュージョンの様な感じも。最後はマッツがサックスで参入で大団円。3曲夫々面白く、この1時間一寸は、かなりお徳だったかも。
またホテルに戻って2時間ほど休憩、開場30分前に着くよう丘を登る。今回のモルデ・フェス参加の目的、スーパーサイレント、9時から。音のデカさを愉しみにし過ぎてたせいか、アーヴェ(ドラムスを担当)を核にストーレのプログレ風シンセ音もフィーチャーされた音は聴き安く、1時間弱の本編は、これで終わり?と一寸物足りない。アンコールでの音圧でボチボチ調子が...コレ後30分くらい盛り上げてくんないかなあ...。全体的には、60年代末から70年代初めのサイケデリックなジャズ/電子音楽萌芽期の雰囲気を自分的には再確認。実際はもっと凶暴な音が出したいんじゃないの?
終演後、港へ下り、Forumのハンツヴィル。シカゴにそのまま持ってける、所謂音響系アンビエント・サイケ...マッカムス/ダニエルスをより織り糸増して編みこんだよう。これも60年代末のロンドン(UFOクラブ周辺)の地下シーンがちらっと見えた気が。物販無しでした。CD探さねば。

濃い一日だったなあ。腹減ったある。
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三日目。まずはThe Thingついこの間観たときよりも、さらに静動の展開、ヘヴィネスとスピードに凄みが増して、これはもう何と表現してよいやら...真に"物体X"。既に2日間で十分元取った気になってるのに、またしても元を取らせて頂きました。いやー来て良かったー(まだ三日ありますが)。
さて丘の中程にある会場から下って、再びForum、クリスティアン・ヴァルムルー・アンサンブル+アーヴェ・ヘンリクセン。静謐なピアノにフィドルとトランペット、ミュージック・ソウも使う音響ドラムスが織り成すミニマルでトラッド/エスノなサウンドスケープ。アコースティック楽器だからこその豊かな響は、電子音楽には出せないよね。 さて、終演後時計を見ると5時半過ぎ、次の会場..女性歌手クリスティン・アスビョルンセンの教会での演奏へ雨の中走る。何とか中には入れたものの、既にほぼ満席...柱の影から覗く端席。始まってみると内容は米ポップス中心の選曲、結果的に中座するのに都合良かった。ホテルに戻って、データ保存と機材充電。
夜の12時からのロウ・フリクエンシー・イン・ステレオ+キェティル・マスターで今日は終わり。のっけの爆音サックスソロからストイックなビートで盛り上がっていくUK直系轟音サイケへと(モグワイが引き合いに出されるみたい)。チープなシンセ音がアクセントになってたり、ユニークなセンス。終わったら2時。流石に疲れた。
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二日目。昼飯食おうかとロビーに出るとMIZ.さんとすれ違い、「今から2階でアーヴェが...」何ですってと付いて行くと、公開インタビュー中。言葉はさっぱりだけど、楽器自演(ドラム叩く一幕も)やヴォイスパフォーマンスで何か楽しい。で、昼飯は近くのパン屋件カフェでサンドイッチに齧り付いて、さて丘を上りに登って木造の古い教会へ、インゲブリクトホーコン・コルンスタのデュオ。息を切らせて着いてみたら「満員でもう無理です...」だって、ガッカリ。窓から漏れる音が、しかし結構聴けました。所謂"北欧系"のアコースティック・ジャズで素晴らしい演奏。CD買って二人にサインを頂き、丘を降りる。次の会場は昨日の三組目と同じ"Forum"で、アーヴェとマリリン・マズールのデュオ。小母さんのパーカッション(ステージの半分を埋める)に、アーヴェのホーン、エレクトロニクス、ヴォイス(客席も巻き込んで)でエスニック趣向爆発昨日よりも"Cartography"じゃなかったか。面白過ぎです。MIZ.さんと「何か温かい物でも食べましょう」てことでレストランに入って私は鮭料理。久々にまともな食事をした後、ホテルへ戻って録/撮ったデータを保存。

9時からは、丘へ少し上った会場で大友良英六重奏団。昨日から、凄いだけど楽しい...って感じの演奏続きだったんだけど、このセットは芳垣/水谷のリズム隊にマッツ/アクセルの強力管、フラーピアノ・システム大友さんはギター)での「Out To Lunch」演奏というセメント勝負。壮絶な演奏。テンションも音圧も半端じゃない、その中にどうしようもなく甘いメロディーを入れてきたり...既にオーストリア、オランダで演奏してここノルウエーという鉄壁のアンサンブルにKO。後にもう一箇所予定してたんだけど、この感覚をリセットするのが勿体無くて、今日はコレにて終了。
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モルデ・ジャズフェス初日。ホテルの前から出発するブラスバンドの行進に目を覚ますと。もう昼ですよ。腹減ったし米ドル両替えしに、ふらふらと外出...が、銀行でも両替えできないと言われてしまって、ホットドッグの昼飯。ホテルに戻ってロビーでPC弄ってると、アトミック御一行やブッゲ様がどかどかと到着。賑やかになってきました。

Arve Henriksen CartographyAtomicMaria Kannegaard Trio夕方の公式オープニングはアーヴェ・ヘンリクセン...レコードを結構忠実に再現+前衛的なインプロもあり。客席は年配の方々中心だったんだけど、大丈夫だったでしょうか。終演後、会場外でMIZ.さんにお会いする。次の会場はホテルの1階が会場のアトミック。これはもう筆舌に尽くせない面白さで、これだけで既に元取った気分。部屋に一度戻って録音ファイルをPCに移して、今日最後のマリア・カネガード・トリオトーマス・ストローネンのアコースティック・フォークトロニカなドラミングが面白。初日からこんなに愉しいなんて!
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オヘア発1時間半遅れ、ストックホルムでの乗り継ぎギリギリ(走った!)、その後オスロ経由は順調に定刻の1時過ぎにはモルデ着。タクシー呼んでホテルに着いたら、3時まで部屋空かないってことでロビー待ち1時間。湾見渡せる好い部屋です。明日は晴れるといいなあ。

SAS、国内便搭乗の際、チケット確認の替わりに指紋認証を使ってるんですね(チェックインの際指紋登録をしていれば)。驚き。
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「Beacons of Ancestarship」Tortoise
そんなわけで、ここんとこ随分聴き込んできたんだけど、ようやく馴染んできた気がする。生音を精緻に録音してるのは一聴して判るんだけど、CDだけだと臨場感に欠けるんだよね。ライヴで補完後、脳内リミックスすると面白くなる。

さて、これからオヘアに向かいます。
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Amoeba.comトータス・ライヴ中継(西海岸時間夕方6時から約45分ほどのインストア・ライヴ)、内容は2月の新曲披露の時と殆ど同じだったけど、結構臨場感ある画で惹き込まれてしまった。"スーパー・ナイス・スタジオ"(ダン・ビトニー曰く)で作った新譜に感じる物足りなさのワケを再確認。
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今日のHideoutはパス。ダニエル・レヴィンには一寸興味があったんだけど(トリオ作CDは悪くなかった)、マーズ・ウイリアムスとのデュオ/1stセットにセメントスタイルの即興演奏になりそうな2ndセットを聴き通す気力が無い。

替わりに、こっちのライヴを...。
新譜聴くより、こっち聴け...って感じだよ、まったく。こんなところで本領発揮なんて、性格悪いったら。
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再来週には後任氏が赴任してくるので(来週は休暇取るし)、デスクの整理。収拾つかなくなってきた。平成十七年夏場所絵付き番付表なんてのや、随分前に送ってもらってた仮面ライダー響鬼の録画DVDディスクとか掘り当ててしまって、作業がなかなか進まない。
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独立記念日。同じアパートの同僚F君と、テイスト・オブ・シカゴへ。以前より屋台の数も人手も多くなった気がする。ナマズ・フライのサンドイッチ食しながら歩いてると、Hideoutのステージなんてのを発見。歴代大統領にまつわる歌を、オーナー自らの曲紹介後にルーツロック系のジャムバンドが演奏という趣向。小雨降る中しばしの鑑賞後、ミレニアム・パークへ移動し、事前にチェックしていた交響楽団+タップダンスのコンサート。たまにはクラシックも良い。
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興奮した声で「25m泳げるようになったよ!」と報告の電話。
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Dave Rempis at The Rempis Percussion QuartetFrank Rosaly at The Rempis Percussion QuartetIngebrigt Haaker-Flaten at The Rempis Percussion QuartetTim Daisy at The Rempis Percussion Quartet水曜日につきHideout新譜が良かったデイヴ・レンピスのパーカッション・カルテット2セット。新譜でのベースはアントン君なんだけど、今日はインゲブリクトがステージに登場で嬉しい驚き。この面子、もしかしたら現在シカゴ最強じゃないですかね...2ndセット2曲目は、ここで観てきた中でも最高の演奏の一つ。レンピス/インゲブリクトの縦線インタープレイにデイジー/ロザリー2人の横線が掛け合わさり、それがリズム隊3人のビートに変化しジワジワと盛り上がる、やにわにレンピスが切り込み四重奏、最後は爽やかなラテン系のメロディーに収束。左右にマイクが立ってたけど、録音してたんだろうか。だとすれば是非世に出して欲しいなあ。

2006年2月