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2007年2月'07.01
31
日中マイナス10℃。週末に向けて更に寒くなるらしい。

「隠し部屋を査察して」エリック・マコーマック(増田まもる訳)
20短編を収録。、そもそも有り得ない或いは異常な設定を当然/現実であるかのように(その辺が、あくまで法螺話であるカーシュのような所謂"奇譚"と異なる)、第三者的 な描写で紡がれる話の数々。そう、"夢"の中で誰もが経験する"あの"(目覚めた後で「変な夢だったなあ..」と呟く)感覚。読み耽るうちに何かのスイッチが入ってしまって、過去夢見た記憶や情景が現実と混同...これには困った。
ところで、もう一冊出てる翻訳(「パラダイス・モーテル」..元ネタはこの短編集に収録)は絶版? 「隠し部屋...」評判良かったようだし、そっちも文庫化してくだされ、東京創元社様。
30
日中でもマイナス5℃以下。滅茶寒い。

蟲師」の第一巻を繰り返し読む。人物描写(描線とか、登場人物への距離感とか)が好みだし(近藤ようこのような)、 何より因果を理屈で書き込んでないところが面白い(話が線や点で繋がってない)。「蟲」の概念がいまひとつ良く理解らないところが、先読む気をソソるというか。苦手な絵に違いない...と敬遠してたのは大間違いだったなあ。
28
昼買い物に出たついでに、書店に寄って「蟲師」を3巻目まで購入。大友監督による映画化ってことで、読んでみる気になったため。かみさんが早速熟読していたけど、感想聞くと、「まあ、それほどでも」って素気ない返事。
27
3回目のスケート教室。先生の英語が分からず苦労してる様子。終わって話を聞くと、「新しい滑り方を習ったよ」とご機嫌。ホッとするやら、見直すやら。親よりずっと立派 。

昼食は、先週と同じくウッドフィールド・モール。"Stir Crazy"つう中華つかアジア料理(炒め料理?)屋に初めて入ってみる。味も量もまあまあだけど、Todaiの方が良いかも。。
26
19日以来、投薬を止めて様子を見てた亀氏。昨日まではむしろ「発作起こす前より元気になったよね」なんて話してた(よく動くし、赤褐色の目脂も出なくなったし)んだけど、今朝になって再発。ほぼ1週間何事もなく、大丈夫かなーと思ってた矢先で残念無念。 そう簡単にはいかないね。(犬猫のてんかんについて良いテキストがあったのでブックマーク
25
デスクの片付けしてたら古いルフトハンザ・マガジン(04年7月号)が出てきた。これ、火星探検の面白い写真が載ってたんでとっといたんだよね。調べてみたら、このプロジェクトに関する記事だったみたい。You Tubeに映像が。面白そー。(→日本語の説明
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「A Scanner Darkly」DVD(R. リンクレイター監督)
再度観ても映画館での感想とは変わらず。 メイキング映像見ると、ロトスコープよりも生の質感(部屋のヨレ具合だったりライダーの肌だったり)で映像化して欲しかったなあ..と 、改めて思うし(それはそれで難しかったのは承知...スクランブル・スーツなんてどうするのさ)。ただしこのDVD、ディックのインタビュー映像が収録されてて、価値のある一枚になっている。字幕、吹き替えで観たいので、日本版を早期に希望。
で、先日買った漫画版(グラフィック・ノヴェルと言う)。元が元だけに、そのままやんけ..という話もあるが、上手い具合に編集してあって、映画館で判り難かった台詞とかチェックするのに手軽。何しろこちらでは、映画館でのパンフレットやグッズ販売、DVDのブックレットなんてものは無いので、そういう意味でも重宝。
22
amazon経由で頼んだ中古CDが届く。bIG fLAME「Rigour 1983-1986」。CD出た(95年)のチェックし損ねたため、高値付いてるのを見ながら再発を期待して既に幾年...先日「CD86」を聴きながらやっぱり買うべしと$70の決断。届いたCDは、ブックレット(18頁!)の縁が若干黄変してるだけで状態も良し。内容? そりゃもう3倍速ギャング・オブ・フォー+DNA..言うことないよ。もっと早く買っときゃ良かった。

事務所に突然の電話。ドイツ駐在の頃の部下、コリナから。旦那の転勤でメキシコに行ったと聞いたのが4年ほど前..去年フェニックス(アリゾナ州)に移ってきたんだと。「(会社の)ウェブサイトをチェックしたら代表で名前があったんで、直ぐに電話したのー」だって。笑い声が全然変わってない。色んなことが変わっていくけど、変わって欲しくないものが変わらないでいてくれると確認できるのは、何とも嬉しい。
21
06年コールデコット賞次点4作品のひとつ「Zen Shorts」の作・画家であるミュース(Muth)02年刊の絵本。少年と動物達が登場する淡水彩画でもって、トルストイ作の民話を元にしたという禅話を簡潔な童話にまとめてます。中国の民話を題材にした前記作に繋がる、これも良作。お薦め。 

そのまんま東、宮崎県知事選当選持永氏が川村氏よりも票伸びなかったあたり、保守基盤がガタガタだったろうことは容易に想像できるとは言え。当選したからには期待してます
20
スケート教室2回目(先週は休み)。先生が変わって、内容が訓練っぽくなったためか、 それとも最後にやった片足滑りが巧くできなかったせいなのか...「面白くなかった」と機嫌斜めな娘を連れて、機嫌直しにウッドフィールドの"Todai"で昼御飯。
帰りに、TVシリーズDVD箱1セットでもう1セットただセールをやってる..という情報のバーンズ&ノーブルに寄る(「Futurama」 狙い)。残念ながらうちの近くの店舗ではDVD/CDは扱ってなかった。なので、本を物色。コミック版「A Scanner Darkly」、「The Zenith Angleスターリング、「The Three Questionsジョン・J・ミュース(Jon J. Muth)など 。 

[メモ]SonicStage CP日本語版は英語版XPにインストールできない(iTunesは問題なし)。 英語版では日本語表示できません。IEも日本語版はインストール不可。USBキーボード(エレコム製TK-U77MPBK)を日本語配列にするのに、"これ"が使えた(感謝)。
19
新PC。手持ちの日本語XP(Home Edition)は、SP2適用ではないため(なの?)インストールできないことが判明。英語版XP上で日本語環境作ることにする。Vista導入は様子見て..つう訳にもいかんかも。 

夕方、動物病院から電話が入り、「"やっぱり投薬を続けてください"と先生からの指示です」だって。聞き違えたのかなあ...。でも、昨日は薬出してくれなかったよ。というわけで、薬を取りに病院に寄って帰宅。今回の処方は1日1錠。
18
亀氏の検診。血中の薬物濃度チェックで、問題なしのお墨付き(?)をもらい、今日からは薬なし、フツーの生活。前回は2日過ぎで症状出たんで、ここ数日は様子見。

結局注文した新PCが届く。Core2Duo2.4GHzに2GBメモリ、ビデオカードはATI Raden X1300Pro。まずはXPで環境構築、Vista導入は様子を見て(のつもり)。
17
帰宅したら、注文していたカメラ用バッグが届いていた。容量十分。
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忌野日報No.37 

忌といえば、マイケル・ブレッカー死んじゃったんだね。日経見てビックリした。
15
昨日"空振り"なんて書いたせいか、今朝は真っ白。会社はM.L.K. Dayで休み(休みじゃないところも多いんですが)。雪は昼過ぎから再び降り出し(ちらちら)、夕方には除雪の跡も消えてしまった。明日の朝には分厚くなってるかな? 

「ジョン・ボールの夢」ウィリアム・モリス(横山千晶 訳)
14世紀はイングランドで起こった農奴一 揆(英語での解説はこちら)の中心人物の一人、ジョン・ボールに夢 で逢いました...という話。帯には"歴史ファンタジーの名品"なんて書いてあるけど、それは偽り。社会主義に傾倒していたモリスの自問説話みたいなもん。170頁弱の本編よりむしろ巻末30頁の注釈、解説(それこそワタシが期待してた内容)の方が面白い。
14
雪の予報は空振りなれど悪天候につき家で寝休日。そんなわけで「ベータ2のバラッド」(若島正 編)を読了。60-70年代SFの英米中短編から編者が選ぶ隠れた名作佳作5編に参照としてウェルズの初期短編を加えたアンソロジー。デ ィレイニの初期、ベイリーのもろバロウズ風(笑える)、殆ど邦訳の無いロバーツカウパー(以上が初訳)にエリスンのいかにもな1作と、随分マニア向け。巻末の編者解説を読まないと選んだ基準がよお判らんが、なかなか特異なアンソロジーになってて愉しめる。帯の"ニュー・ウェーブSF"云々は、気にしない方が良いかも。→書評ならここをお薦め 

ところで、2001年にSFマガジンがロバーツの特集やってたとは知らなかった(日本に居なかったし)。7月号、これは何とか探さないと。
13
「Forecast: Tomorrow」Weather Report キャリアを網羅したCDx3のベストコンピに78年はドイツでのライヴ映像DVDの4枚組み箱。「Mr. Gone」リリース後の欧州ツアー映像が圧巻。米盤はamazon価格$35...DVDのためだけに購入しても十分元取れる(邦盤は7千円)。
 
ジャコのソロ(凄いっす)後、家族に「音小さくして!」と言われてしまった...。という訳で、今日は抱擁もチューも貰えそうにありません。(私信→kim-igorさま
12
画像処理にデジ録データの処理が最近増えてきたので、随分久しぶりにPCのアップグレードを検討開始。Core2Duo 2.13GHzにDDR2 DIMMx2GBは欲しいし、長年使い倒してきたケース&電源を(静かなものに)新調したいという希望もある...そんなこんなで自作(それなりに厳選/HDDと光学ドライブは使い回しで)とメーカー製を比較すれば、やっぱり後者が安くあがるんだよねえ。結果、Dellこれが良いのではないかと。
10
今日のEmpty Bottleは、Brokeback/ A Tundra/ Nick Butcherつう魅力的な組み合わせだったんだけど、仕事がオシた上に、娘が金曜日にお呼ばれしてる誕生会(?)のプレゼントやカードを買いに出かけたり、宿題見てるうちに10時近くになってしまって断念(9時からだった)。かみさん風邪でダウンしてるんで致し方なし。Hideoutでもう1回やってくんないかなあ。
09
ブルータス誌1月1日号の特別付録に大友克洋の書き下ろし短編が付いてるらしい..という話はあちこちで見ていたんだけど、昨日シカゴの書店にも並んでるのを見つけて即購入。監督・脚本務めた映画「蟲師」のプロモーション..てことなんだろうけど、久しぶりの漫画が読めて感激。ワタシの漫画の趣味というのは、ここ(Q4) ら辺で停まっているので(後代だと、せいぜい松本大洋くらいです)。 インタビューには「パリに住んで漫画書いてもいいな..」みたいな話が。それいいなあ。やっぱりパリだと思うのよねー。あの街の影響受けた作風って、ビラルシュイッテンも凌駕してしまうだろうなあ..なんて暫し妄想。
08
「壜の中の手記」ジェラルド・カーシュ(西崎憲ほか 訳)
最近文庫化されたカーシュの短編集(これは今は無き晶文社ミステリの単行本..角川文庫版には2篇割愛で2篇が追加)。エキゾチックだったり歴史の裏側(所謂教科書に出てくるような歴史的事件ではなく..)を題材にした奇譚集。ニ・三十頁の幻想が12話分。ワタシが一番 好きなのはSF(?)「骨のない人間」かな。
06
地元のPark Districtがやってるスケート教室初日。一番最初はPre Alpha1というクラスから始まる3ヶ月(その後、Pre Alpha2→Alpha1→2→Beta..と上がっていく)。日本人の女の子が他に一人いて早速友達になった様子靴も買ったし、頑張ってねー。 

夕方、級友への年末(クリスマス)年始の挨拶返し(カード)を買いにTargetへ。ついでに米国用DVD再生機(赴任直後に買った奴が壊れてしまったので)とモトローラのハンドトーキー(FV100)を買う。後者は夕方近所に遊びに出たきり帰ってこない娘の呼び出し用、の筈が帰宅後早速玩具に。父親が率先して遊んでるという話もあるが。
04
三学期が始まる。 

亀氏その後。
投薬を控えると、やはり症状が出てくるみたい。1日1回の投薬に変更。薬が効くとむしろ活発になる傾向があるのは良い事なのか(性格が変わる..とは言われてたけど)。
03
Powerhouse Sound @ The Hideoutは、超満員。KV率いるファンクジャズバンドver.2..John Herndon(dr)、Jeff Parker(g)、Nate McBride(eb)とのカルテット。
07年最初のImmediate Soundということもあって、Hideoutのオーナーの挨拶 (これ結構面白いのです)に始まる約45分ずつの2セット。快心の笑みを浮かべながらブローするKV、時折り体を引き攣らせるようにギターノイズを発するパーカー、これまたパーカーとノイズを掛け合うマクブライド、そして何より2ndセットの最後の打音後放心したようなヘルンドンの姿が、音響空間と音塊を縦横に駆けるサウンドを現していた。叩きつけるようなファンク(一寸だけマテリアルとか思い出したり)もいいけど、ダヴ曲で見せる歪んだ音像はかなり強力。 

そうそう、斜め前に突然現れたおっさんが撮影画角を遮ってしまって、ムッとしながら良く見ると..Doug McCombsだったりして。来週はBrokebackEmpty Bottleに出る予定。今日のマクブライドに煽られて面白い演奏になるかも。
02
週末から娘がスケートを始める(この辺ではごく一般的な習い事..冬は屋外でスポーツできないし)ので、靴買いに行く。フィギュア用ってレク用と何が違うの? (結局レク用を購入) 

亀氏の投薬を止めて様子を見ている。今のところ痙攣などの症状皆無で安定。できればこのまま行くと良いんだけど。ただしCTやるかは思案中(結局原因はわからないままなので)。

2006年12月