31
1時過ぎ発のAA便、5時間遅れる。米国で仕事してれば、3時間遅れくらいは茶飯事だけど5時間は流石に長過ぎ。暑いし。娘に言わせれば、
ゲームし放題で「良かった」らしい。
家に戻ったのは11時半。何とか年内に戻ってこられた。娘とDSは"
どうぶつの森"で新年のカウントダウン。ゲームの中でクラッカー鳴らしまくってお祝い。亀蔵氏も無事。ただし結構肥った様子(食欲亢進はフェノバルビタールの副作用のひとつ)。
30

2日間は予定通り、ビーチとプールで
のんびり。ホンとにひたすら呆っと過ごす日中。焼ける。あと1日この調子で過ごせるといい感じかねえ。
滅多に無条件に喜ばない娘が「愉しい。来年も来る。」というくらい愉しんでくれたようで、父としては嬉しい限り。
トゥルムなど今回行けなかった遺跡がまだあるし、来冬戻って来ようかな。
28

予約していた
チチェン・イツァへの日本語ツアー。8時過ぎにホテルを出て、ユカタン半島を西へ向かうこと3時間弱(途中
トイレ休憩1回)で遺跡到着。目玉のピラミッド"
El
Castillo"は1月に転落死亡事故があって以来登れなくなっていた。炎天下、約4時間歩き周ってぐったり。
マヤと
トルテカの遺跡が並存・点在していて結構広いのです。とは言え、前半嫌々ながら歩いてた娘も、後半は少し愉しめた
みたい。2時半頃に遺跡を後に遅い昼食を取りに帰路途中の村によって、ホテルに着いたら6時過ぎ。
部屋には前日頼んでおいた娘8歳の
誕生日ケーキが届いていた。
27
薬のお陰か様子が安定してきた亀蔵氏を
ペットシッターに任せて、
メキシコは
カンクンへ四泊五日の旅行に出発。2時間前(7時)に空港着では、やっぱり遅かった。チェックインに、セキュリティに長蛇の列..で、ゲートに着いたら直ぐに搭乗が始まる。
4時間弱でカンクン着(13時過ぎ)。ここで
ホテルまでタクシー使うと約$70という訳で、乗り合いシャトル(バン)で$27(一人$9)を捉まえる。ホテルに着いたのは3時過ぎ。全室海向きの
リゾートホテルに娘は大喜び。この日は近くのモールで、サンダル、サングラス..飲料水(これ大事..歯磨きで水道水使ったせいで腹壊すという話も)など買い物で終了。
25
亀蔵、昨晩起こした痙攣(?)を夕方に再発。さらに7時頃に3度目の痙攣。何が起こっているのか途方に暮れる。いや暮れてもしょうがない。アーリントンハイツの
アニマルERが休日でも(クリスマスでさえ)24時間開いているというので出動。技師と医師に状況説明し血液検査。
20分ほど待った検査数値は、(アミラーゼがやや高いのを除いて)全て正常。取り敢えず急性の内疾患ではなさそうで安心。神経疾患の怖れあり、ハッキリさせるにはレントゲンとCTが必要と云われるが、まずは抗癲癇薬(
フェノバルビタール錠剤)の処方で2週間様子見ましょう..ということに。
JB死去。
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「グレイベアド」
B・W・オールディス(深町
眞理子 訳)
70-80年代の大気圏外核実験によって地上に降り注いだ放射線が、人類はじめ多くの哺乳類を不妊にしてしまった約50年後の21世紀半ば..老人だけになってしまった地球は英国
、"灰色ひげ"(グレイベアド)がテムズ川を下る。
核の潜在的恐怖、人類の愚かさ(人類不妊化後の社会の崩壊を淡々と描いている)の先に、寂寞とした種の終焉と世代交代へのアンビバレンツな視線を浮かばせる。最近のSFの物足りなさは、
60年代SFのこの"重さ"が喪失に他ならん..と痛感(そんなモン不要と云う輩も多かろうが)。
23
22
21

ゲイリー・ルーカス(& Gods And
Monsters)新譜「Coming
Clean」。米盤(左)と英盤(右)で内容が随分違うので簡単にまとめ。まずはジャケ違い(↑)、次に曲順が全然違う(のでアルバムの印象も結構異なる)、ボーナストラックは英盤2曲/米盤1曲..英盤の1曲は、ギターソロ版"Autobahn"/
クラフトワーク。細かいとこだと、米盤ではジェリー・ハリソンはMix、英盤ではプロデュースと記載(
公式サイトに拠れば前者が正しいみたい)。
販売元も違います。邦盤..出るの??..は米盤と同じらしい。
20
今日のUSA Today紙記事。「
プリズナーNo.6」こと「
The
Prisoner」がAMCによって
リメイクされるらしい。なんてことを久しぶりに事務所に居るジョン(50)と話しながら、いつのまにか「
キャプテン・スカーレット」とか「
スーパーカー」、「
ドクター・フー」で盛り上がる。今や、どれもDVD箱が出てるんだねー。
夜は例によって
Hideout..今日は、DKVトリオ..
Hamid
Drake(dr)に
Ken Vandermark
(as、bs)+ Kent Kessler(b)。流石に満員の入りで、ミュージシャン率も高い。フィンランドから戻ってきたばかりと思われる
Ingebrigtも彼女と
姿を見せてた。

10時過ぎまでKVの
DJが続いた後、3人がステージに上がる。挨拶の後(気さくなんです)、いきなりテンション高いアンサンブルで突っ走る。2セットで夫々1曲ずつ(緩急に合わせて曲想も遷移するんで1曲という表現は当たってないかも)。ドレイクの存在感が大きく、D
vs.
KVという図式が朧げながら浮かんでくる。前半はソリッドにうねるベースラインを聴かせてた
ケスラー、後半脱落していった間もあり、やはり
ヴァンダーマークのソウルフルで歌心横溢するブローvs.
ドレイクの"ため"と太極拳見てるような流麗・繊細でも音はスケール大きいアフログルーヴが見所聴き所に。特に1stセットのソウル・ブルースからレゲエ..アフリカンルーツへの旅は、ドレイクのポリリズムと
黒人音楽を愛好するヴァンダーマークならではの素晴らしい内容。
06年を締めくくるに余りあるライヴに満ち足りながら、深夜の高速を飛ばして帰宅。07年は1/3、これまたヴァンダーマーク("
Powerhouse
Sound")で明ける予定。
19

「Moomin:
The Complete Tove Jansson Comic Strip Vol.1」
1953年ロンドン・イヴニング・ニュース紙で連載始まったムーミン漫画版をカナダの出版社
D&Qが全編出版しようという第一巻目。4話の短編を収録(実際は毎日連載だったらしいよ)。1話が20頁前後ということで、それぞれ結構読ませる上に、ストーリー自体もなかなか面白い(住宅問題からリヴィエラ旅行..)。全百頁弱..全部
ヤンソンの絵づくしなんて!! 装丁も美麗。
そうそう、今日は「A Scanner Darkly」
DVDの発売日。
劇場公開版に+αがあるだろうか? コメンタリーには
ディックの娘(
Isa
H. Dick)の名前も。
16
木曜日から出張(なのか社員旅行なのか...)していた
プエルトリコは
サンファン(San
Juan)から戻る。5時間のフライトは流石に長い。宿泊先は
高級リゾートホテルけど、っぱ家族とない愉しめませんね。つか、サンダルくらい売っててよー。
15

「ボトムズ」ジョー・R・ランズデール(北野寿美枝
訳)
ハップ&レナーズのランズデール、01年
米国探偵作家クラブ賞最優秀長編賞作。1930年代のテキサス東部の田舎町で起こった連続猟奇殺人事件の顛末を、少年の目を通して(正確には、少年時代の回想として)描く("ボトムズ"とは森林内の湿地のこと)。少年の成長、家族、人種問題、大恐慌直後の社会の一端...さらに老人の回想という仕掛けによって時の流れ/その裏返しとして変わらない人間の愚かさを浮かび上がらせる手腕は、ミステリの枠を凌駕している。それでいて娯楽小説としてのカタルシスも憎いくらい。掛け値なしの傑作。
13
この間は「大きな不満は無い..」てなコトを書いた
NW-S705F。機器自体には不満ないんだけど、管理ソフトの
SonicStage
CPが、重くて重くて辟易。ライブラリ総計140GB超とはいえ、そんなん良くあることでしょ。基本的にCDからの取り込み/エンコードには使わないし、単にデータの転送ができれば良いだけなんで、フツーに使える程度には軽くしてください。何かアクションする度にフリーズするようじゃ話にならんよ。
結局、ライブラリをドカッと転送して使う(80GBだし)のは
iPod、聴きたいモノだけ入れて使う(2GBだし)のはNW-S705F(こっちがメイン)ということで当面やっていこうかと。
09
06
9/11のヴァシュティ・バニャンのコンサート、前座は
The
Sea and CakeのArcher Prewittだったと
今頃知った私です。録音データ消してしまったかも...。それは
さて置き、今日も(先週は行けなかったけど)
Hideoutに出勤。
Heruclaneumというクインテットのレコ発ライヴ。
新作のジャケットをウェブで見ただけの予備知識一切なし。

3管+リズム隊で皆20代?の若手5人。
先日のセッションモノとは違って、練られた曲想と構成でダレる所無い管打弦一体の独特なグルーヴには、様々な音楽の交雑というよりも、テクノやハウスのアシッドなビートの
匂いがする。何より強力なリズム隊は特筆もの(Dylan
Ryanの全身で歌うようなドラミングは見た目もインパクト大)。ライヴ後に買った新譜を聴くに、アルバムではその凄さがいまひとつ判らないのが歯痒い。2月には
Empty
Bottleに出るらしいんで、これは是非チェック。
2ndセットは、
ギタリストと
DJのデュオ。椅子が片付けられてダンスフロアに。客の多くはこれが目当てだったみたい(どうりで1stセットは騒々しかった訳だ)。座って聴けると思ってた私は、ここで退散。
03
02
空港の駐車場へ出た途端、凍てつく空気に体が強張る。日中でも零下。道路脇には豪雪の(後の除雪の)跡..うず高い雪の壁。

「マイケル・K」J・M・クッツェー(くぼたのぞみ 訳)
反体制テロが深まる80年代の
南ア。ケープタウンに住む青年が病気の母親を故郷へ連れて行こうと街を出るが..。
前作「
夷狄を待ちながら」同様(ただし「夷狄..」は架空の"帝国"が舞台だし主人公はインテリである"執政官")、"戦時下"に生きる個人と、体制さらに民衆による動的また静的な暴力との対比が、主人公の淡々とした内面描写を通じて描かれる。読みながら、ふと、今の内戦下イラクでどんな文学が語られ書かれているのだろうかと考える。
01
ホンとに
まともに運行した試しのないNY⇔オヘア。今日
の
シカゴは大雪で、オヘア行きは軒並みキャンセル。早々に諦め、明日朝の便に変更、延泊を決める。会議は2時半頃に終了。訪問先事務所で時間潰して、夜は出張の面々とマンハッタンへ
、NYマニアH氏の案内で
ロックフェラーセンターのツリーを見に。来年の感謝祭休暇には、家族を連れてこなきゃね。
