This is POP!! | ©gaburu
2006年10月'06.09
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Tortoise@ Empty Bottle。7時スタート(予定)の第1セットを観に行く。道が判らず着いたのは 殆ど7時だったけど、結局開演は7時40分頃だったと思われる。眼鏡男子率が異常に高い気がした。 兎に角のっけ("It's  All Around You")のツインドラムの音圧にいきなり痺れて、最後まで(約1時間半)テンション落ちず。凄かった。 レコードだけ聴いてアレコレ語ってはいけないバンドだということが良くわかりました。 これが$18、しかも比較的小さなライヴハウスで観れるなんて。アンコールにはKen Brownが登場。これもシカゴ ならでは。
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『仕事用』という名目で、ジョンとワタシ用にiPod(80GB)を 社費購入。 以前から、実際に仕事に有用ということもあって、購入画策していたジョンが出張先から「ここ(ポートランド/オレゴン州)のBest Buy(家電量販店)に来たら、税金要らずで買えるみたいよ。どうする?」旨の連絡してきたんで、私もついでにお願いしたというわけ。折角なので使わせて頂く。
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ちょっとー、「風来のシレンDS版」予約開始ですって。公式サイトはこちら
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短期出張用のカバンを購入。先週、事務所前のモールにあるカバン屋に取り寄せ頼んだのが届いた。Briggs & Rileyこれ(色はオリーブ)。思ってたより大きいけど、機内持ち込みできる(はず)。
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亀蔵、久しぶりの入浴。 こうして見ると、最近太ったかな..と思ってたのは、所謂"冬毛"のせいであったことがよく判る。正味は痩せておられる。入浴後「日本に居る頃は、直ぐにコタツに入って体乾かせたのに...」って顔して震えていた。
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"Live In Seattle" Martin Hayes & Dennis Cahill (1999)1"Highway Companion" Tom Petty (2006)2"Take Fountain" Wedding Present (2005)3"Private Life: The Compass Point Sessions" Grace Jones (1998) 2Disc4"Munich Jam Session December 1, 1961" Eric Dolphy Quartet with McCoy Tyner (2006)5
車載CD。やっぱ、ウェディング・プレゼント(3)。あのギターサウンド(ベースの鳴りもポイント)は健在だし、キッチュな映画音楽が好きだったりするジェッジの趣味が自然に出てる。 まだ"最先端"なんて言葉が売りになってた80年代ならではの (4)は、スライ&ロビー。こういう音..つーか作り方ってのはもう出来ないのかねえ。(5)は音悪いんだけど、運転しながらだからか実は結構気持ちよく聴けたり。オーディオセットの前に座して「さあ聴くぞ」ってな具合にはいかないだろうけどね。このジャケットなんで買ってみた(2)も秀作。 客演もありだけど基本的には独り録音。(1)は、取り立ててどうということはないブルーグラスデュオ。
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再結成魔法楽団、活動中止。beefheart.comにジョン・フレンチからの電子メールが転載されてる。最大の理由は、プロモーターの杜撰な金銭管理など。シカゴで観れれば..と思ってたんだけど。残念。

「死影」マイケル・マーシャル(嶋田洋一 訳) 父母を突然の事故で亡くした男は、その死の真相を追う。以前は連続殺人捜査を得意としていた辞職した刑事は、再び起こったある事件の捜査に関わっていく。二つには思いも寄らぬ接点が...。サイコ・ミステリの意匠の裏に"暴力"の本質を抉り出そうとする筆致は、設定がSFだった「スペアーズ」よりも重く鋭い。冗長なところが無いし、プロットの放置も破綻も無く、独特の感覚(「死影」とは実に秀逸な邦題/原題「Straw Men」)に引き込まれたまま、一泊出張の行き帰りで耽読してしまった。続編が(既に2冊)出ている模様。邦訳は出ないの???

「火星縦断」ジェフリー・A・ランディス(小野田和子 訳) 第三次有人火星探査隊の顛末。短い章立てを使った複数の隊員の視点の描き分けが巧みな上に、筋が徹頭徹尾サバイバルもの一本でぶれないところが、小説としても実に達者。帯のコピー("NASAの現役科学者.."云々)で想像した"がちがちのハードSF"の予想は外れ、読み応えのある冒険譚。分厚いながら一気に読了。
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出張続きで居なかった間に急に気温が下がったシカゴ。今朝は8℃、日中でも18℃くらい。夜中に毛布を、朝はセーターを引っ張り出す。

居候の黒猫。先日の大怪我も直ってきたところで、餌付けを止めた。このまま、うちに寄り付いていても家内には入れること出来ないし、早めに(11月には雪が降る)他をあたった方が冬を越せる可能性も高くなるだろう...。

ケープタウンの写真を整理してFlickrに掲載。スライドショウはこちら。それから、先週のヴァシュティ・ヴァニャンのコンサート録音、付属のソフトで色々弄ったら少しは聴けるようになった。という訳で、24noさん、CD-R送ります。
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朝通学のスクールバスが踏み切りで追突されたとかで大変だったらしい。場所的に追突した車もスピードは大して出してなかったと思われ、バスは(ほぼ)無傷で怪我もなし。娘曰く、ポリスが来たりして「面白かった」そうです。

「シンギュラリティ・スカイ」チャールズ・ストロス(金子浩 訳)
ある日突然地球上から80億の人間が消えてしまって数百年...消えた人々は銀河中の居住可能な惑星に移住させれれて夫々独自の恒星間社会を作っていたのでした..つう結構いい加減な設定の 中、地球人の技師と外交官女史が、某共和国のある惑星を突如襲った珍騒動に巻き込まれ...。 スラップスティク度はそれほどでもないし、折角の西村京太郎張りのトラベルミステリ的ネタ振りもそういう活かし方されてなかったり、イマイチ突込みは甘いんだけど、アダムズをよりSF嗜好家向けにしたような作風はなかなか得がたい。ケープタウンからの戻りの機内で一気に読めた。続巻も2年計画で翻訳出てくるみたいなんで是非チェックしたい。
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T&Gレーベル記念イベントに訪米した24no氏と午後Shedd水族館へ。当方待ち合わせに遅れたせいで半分しか観れなかった(平日は5時で閉館って知らなかった..)。その後遅い昼食を摂って投宿先へ。同じく訪米中のkazaさん、sadyukさんが合流して、一路LakeShore劇場へ向かう。ヴァシュティ・バニャンのコンサート。 

8時演奏開始を若干遅れて前座のデュオ(Archer Prewittだとかなり後日に判明した)が登場。5-6曲演奏した後引っ込んで、ステージの再セッティング。椅子が6脚。ヴァシュティを中央に向かって左にキーボード、フルートを繰る女性、ギター/バンジョー氏、右にアコースティックギター、チェロ、バイオリンの構成。緊張気味のMCから始まって、歌い始めの一声でもうウットリ。曲ごとに楽曲にまつわるエピソードなどを挟みながら、「プロの音楽家達と演奏できるなんて素晴らしいことだわ」と終止溢れる初々しさに聴き惚れた約1時間。楠田枝里子似だが、実にチャーミングなおばさんでした。

今回初めてPCM-D1を使ってみた。前座に合わせてレベル調整したためか、メインセットの録音はレベルが小さかったかもしれない。セッティングに関して贅沢言えないから(椅子の上に乗せて録った)こんなものかも知れないけど 、正直音質はイマイチ。早く使いこなせるようにならないとなあ(次は月末、トータスの予定)。
10
今週の遠足で娘が"時計係"を拝命したので、腕時計を買いに出かける。まずはミツワに食へ北海道産展をやっていた。時計はウッドフィールドのJC・Penny(庶民向け百貨店)の時計売り場でTimexのデジタル時計を購入。いつも通りの週末。つい一昨日までアフリカの南端に居たとは自分でも思えん。
09
8日の夜にケープタウンを発って9日朝にロンドンで乗り換え、正午過ぎにオヘア到着。結局、呑み食いに明け暮れた9日間だったような。
06
学会に来てた米国人女性二人が、白昼のダウンタウンで八人組に取り囲まれて荷物を奪われた...という事件があったという噂。住宅地の塀には有刺鉄線がさりげなく張り巡らされてるし、夕食に出かける際にはホテルからレストラン入り口まで必ずタクシーを使うように忠告されるようなところ。ヨハネスブルグよりはまだ安全だとか。
05
午前中で学会と展示参加は切り上げて、午後はM氏、S氏と喜望峰への半日ツアーへ出かける。4時間で岬を回るという強硬なスケジュールで、下車は殆ど1時間ほど(喜望峰で30分、ペンギン見学30分)。ツアー頼むより、タクシー借り切って行ったほうが良かったような。いまいち、アフリカ大陸南端を見たという感慨 が沸かず。 ケープタウンと言っても周辺に雑多に拡散してる(高級別荘地..スラム..海軍基地街..蘭人漁師町、旧英国人町..)というのは良く判った。流石に公用語が11もあるだけのことはある。
04
残してきた家族に次々と変事が起こってる。1) 子供を病院に連れてった帰りに、かみさんの運転する車が軽く追突されたり 2) その後、娘が発疹を発症、かみさんが"自分で"電話で問診を受けたり薬を買いに行ったり 3) 居候の黒猫氏が未明に動物(何かは判らない)に咬まれて大怪我したり。 携帯電話が使えないと、ヘルプもままならず。欧州の携帯電話はそのまま使えるんだけど。
03
「ダイヤモンド・エイジ」ニール・スティーヴンスン(日暮雅通 訳) あるナノテク技師が創ったインタラクティブ絵本が関わる人々の運命を変え、更には世界をも変えていく...という話。「スノウ・クラッシュ」よりも扱う世界観が大きく、ネタのぶち込み方も半端ではない。筋をドリフトさせながら、伏線を振り落としながら(撒き散らしながら...と言うべき?)拡散した話が強引に収束に向かうのは、この人ならでは。突飛なようで、現代の雑多な(でもってクリティカルな)事象をデフォルメして巧妙に作り上げてる世界観が読めなければ面白さ半減する と思われるので、愉しみ方にコツが要るかも。

2006年8月