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...娘は平日幼稚園、なので、かみさんと「
CASSHERN」を観に行く。
2時間20分ほどですが、一寸長く感じたかなあ。でも、良い映画。イントロダクションと将軍(大滝秀治)の息子役(西島秀俊)がイマイチなのを除けば、期待以上だったと言って良いかも。
あ、あと音楽の趣味は、全体的に音楽ヴィデオ的作りになってただけにもう少し頑張っても良かったのでは。ラスト付近で明かされる登場人物の関係などは、結構巧いなあ..と感心。
マニア向けの遊び(名作SF映画へのオマージュ)もそこかしこあるので、そういう意味でもなかなか充足感ありました。しかし、最近のこの手のシリアス系和製アニメ、映画の類って、同じテーマに同じ落ちの繰り返しのような気がします。
帰りに、本屋へ寄って、「スノウクラッシュ 上下」ニール・スティーブンスン。それから娘を通わせようと
NOVA KIDSへの入会手続き。さて、どうなるでしょう...
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明日会社休みなんで、今日からGW入り。トイザラス経由で地元百貨店系ショッピングモールへ。この間買った
玩具用のカードと、
マクドナルドの犬入手が目的。 しかし、トイザラスつうのは気を許すと散財しまくりそうで怖い。今日は
RC潜水艦に嵌りそうに... あと、「
ピグミン2」。我慢。
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キングクリムゾン「
USA」を聴いて通勤。
これ聴くの初めてなんで、
フリップ翁が"未完成"と断罪したオリジナルとは比較できませんが、滅茶苦茶カッコイイではないですか。今回のリイシューで追加された"Fracture"と"Starless"が秀逸。
最初からこの内容でリリースされてたら"歴史的"だったかも。
そうそう、今日の買い物。「Star Wars Trilogy DVD-Box」。9/23発売予定だそうですが、
amazon.co.jpに出てたので予約。 4枚組みで、8,000円也。
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"輸入盤規制"と呼ばれてる問題についての議論や意見の多くは読んでて辟易するものですが、高橋健太郎氏曰く「法律や役人がオレのステレオのところまでやってきたら、政治にも目を向けないわけにはいかなくなるじゃん」(氏主宰
レーベルHPの4/27コラム)には感覚的に同意できます。
出社したら25日に購入したキングクリムゾンCDが届いてました。で、帰り道に早速開封してまず聴いたのが「Red」ですが、久しぶりに聴き返してもやっぱりよく 理解りません。「Starless & Bible Black」の残滓って感じだけどなあ...
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こんなモノ、注文したりとか... 73,300円也。老後の愉しみに。それから、
この映画。TVで予告始まってますねー。 エンキ・ビラル久々の新作。
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早朝目が覚めPC立ち上げネットへ... amazon.co.jpで、
キングクリムゾンの
紙ジャケシリーズを一気買い("Three
Of A Perfect Pair"まで)。うーん、今年はCD出費抑えようと思ってたのに...。
...で、朝はやっぱり7時に起こされ、いきなりポケモンコロシアム。そんな日曜の朝、楽しみにしてるのが「
レジェンズ」。 週間大量に録られる番組の中でも最近一番 気になってます。今日も面白かった。鰐の交渉人が出てくる話。
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娘の靴とサンダルを買いに、郊外の
AEON系ショッピングモールへ。15時頃帰宅したら、
地元百貨店本店から注文していた
玩具が届いた旨の電話が入って取りに行く。 年初に1度発売されたものの、その後直ぐに売切れてしまって手に入らなくなってたもの。再生産ようやく出来たみたいですが、
TVアニメとタイアップした玩具で、これだけ投入遅れるってのはどうなんだろうか。 GW狙いでじらして来たんだったら、子供を馬鹿にしてるというか...。
ところで「CASSHERN」ですが、
公式サイトの掲示板では早速批判優勢に書き込みされてる模様。 パブリシティにかなり金かけ(賭け?)てる印象強く、どんなもんか...と思っていましたが、結構疲れそうな感じですかね。GW中に観に行く予定。同じく70年代アニメ実写化モノの「
デビルマン」は夏公開。
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慰労休暇。で、かみさんと"街"へ...(田舎都市では"街"は主に駅周辺商業地域を指します) パルコ(大分市には何故かパルコがあるんですねえ..)ブックセンターで、
Strange Daysの4月号別冊"キングクリムゾン"を購入。これ役に立ちそう。いや、役に立ててたら大変なことになってしまう... で、昼飯の後は、商店街の書店へ。漫画本を数冊購入。"狩撫麻礼作品集 A面/B面" VA.、"
小松左京原作コミック集" VA.、"気分はもう戦争" 大友克洋、"気分はもう戦争21"
藤原カムイ。そうそう、"
航空ファン"を久しぶりに手に取りましたが..1,200円もするんだねえ。
イタリア空軍のハリアー特集が巻頭で、思わず買いそうになったけど、値段見て断念。
15時頃に幼稚園(今日は"
うみたまご"まで遠足だった)から帰ってきた娘とポケモンコロシアムなど。 一緒に昼寝。まったりー。って仕事しろよ。
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先輩社員T氏が転職の件に絡んで話を聞きたいということで大分まで来てくれたんで、鰯料理の「いなせ」で呑み。待ち合わせ場所に行く途中でついレコード屋へ。"New Electric Music From Leaders Of The Avant-Garde"
David Tudorと、"Another Mind"
上原ひろみ(2003年作の1stアルバム)を購入。
23時過ぎ帰宅したら、夕方に眠り込んだらしい娘が起きてきて一緒に録画した「
ポケモンAG」を観る。 主題歌が変わってる。今度のは歌い難そうね。
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録画した「
ケロロ軍曹」観てたら、音楽に"鈴木さえ子"のクレジットが。 いや驚いた。CM関係だけでなくて、こんな仕事も... 活動活発になってきていらっしゃるのでしょうか。アルバムとか出したり...なんて。少し期待してみたり。は、さておき、「
CASSHERN」の公開まで3日となりましたね。 Tシャツ付きの前売り券購入してますので
観に行きます(↑壁紙のダウンロードが漸く始まってます)。 「
指輪Ⅲ」も劇場には観に行ってないってのに...
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先週月曜日に退職願を出してから、色んな事がありましたが...結局
転職は断ることに。 これでスッキリ。まあ、東京生活への期待も無かったわけではないが(日曜日、マンション見に久しぶりに京浜東北線で蕨まで往復したときは懐かしかったもんねえ..)。 そんなこともあったりで...ここ数日"Grown Backwards"
David Byrneを聴いてます。なんつうか文字にならない音楽。
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More Better Different/ Mick Karn: 3年振りのソロアルバム。前作「Each Eye A Path」路線上といえる逢魔が時(夕闇)的オリエンタル・ファンクですが、今回は全編ベースサウンドを軸にしているところが特徴。1stアルバム程ソロベース演奏を打ち出してはいませんが、あのベースプレイを聴き捲くりたい..という往年のファンには嬉しいことです。 Squarepusherよりもこれですよ。てな感じで、このヒトについてはもうただ好きなので、書く事とかあんまし無いのです。
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「夷狄を待ちながら」J.M. Coetzee(土岐恒二 訳)
昨年のノーベル文学賞を受賞した南アフリカ出身の作家、JM クッツェーの代表作(1980年初出)。"帝国"辺境都市の初老の民政官である主人公が、 ある日首都から来た"第三局"将校による原住民族の拉致と拷問を切欠に、人生を大きく変えられていく様を、一人称/現在形で淡々と描いていく。
巻末の解説によれば南アの地誌も反映されているらしいのだけど、それに関する知識皆無なワタシは、暴力の時代とも呼べる(それは、米国帝国主義/中東情勢/テロの時代なんてな鍵語のみならず、まあ輸入CD制限の話や職場環境、この座り難い椅子..なんかも含まれるのだろう)昨今の空気の中で麻痺していく感覚が予見的に表現/記述されていることに対する驚きを読後にしみじみと感じたり。 そいう意味で、クッツェーのテーマのもつ普遍性を以下の受賞理由的確に表現していると思う。長い小説ではないです。是非。
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うたううあ - NHKドレミノテレビ/ UA: 待望のCD化。NHK教育の音楽番組「
ドレミノテレビ」の歌のお姉さんとして
UAが歌ってきた童謡その他"今月の歌"をまとめたコンピレーション。 インスト版CDを加えた2枚組み (CCCDです因みに)。UAが歌う..だけが売りではなくて、アレンジをLittle Creaturesの面々、
Little Tempo、Asa-Chan、大野由美子などが務めてるところが番組への気合の入り様を示しとります。 CDブックレットで演奏面子も明らかにされてますが、勝井祐二の名前なども... 実際、夫々にアイデア溢れる編曲でかなり愉しいです(番組コンセプトが"音で遊ぶ"だしね)。中でもLittle Tempoのダヴ版"月の砂漠"とAsa-Chanによるフリークジャズ調"手のひらを太陽に"が個人的には一押しかな。03年度で終了ですが、再放送は今年も引き続き行うそうなので、是非番組でもチェックして貰いたいです。
山口ともとUAの絡みもなかなか面白いので。
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ライブ!!はっぴいえんど/ はっぴいえんど: 1973年9月23日文京公会堂でのはっいえん解散ンサーの録源。前年12月に正式解散してたということで、一応はこのための再結成ということになるんですかね。 とは言えアルバム帯の松本隆氏ノートによれば、これで区切りが付いた..ということらしく、実質 としてはこの日が解散と言うことでいいのでしょう。大瀧詠一&ココナッツバンク、
西岡恭蔵も収録。はっぴいえんどについては
鈴木慶一がピアノで参加。 歴史的な記録としても価値ある1枚ということでしょうか。Boxのdisc4になりまして、これで初めて聴きました。セカンドラインビートで始まる"はいからはくち"から始まって"抱きしめたい"まで4曲の前半と、初期の代表曲"12月の雨の日"から"春よ来い"の3曲の後半。 拘りを既に吹っ切って演奏してるかのような飄々としたアメリカンロックアレンジの前半の方が個人的には好きなんですが、英国の影響も濃厚な後半3曲の気迫は"この4人でしかできない"音と言えます。 ...ところで、間に挟まる前出2組は、面子的には凄いんだけど、私的趣味からは蛇足な感あり。いや、アルバムの趣旨(記録的意味)は判りますが...
09
The Triangle/ Arild Andersen Trio: 昨日、
上原ひろみの1stアルバムを買いに久しぶりにCD屋に寄ったんですが、結局見つからず(クラシックのとこにあったのかも...)...替わりに購入(もう1枚、ONJQの「
Tails Out」)。ノルウエーのジャズベース弾き率いるピアノトリオ。ピアノのヒト(Vassilis Tsabropoulos)は存じ上げませんが、ドラムがJohn MarshallとあらばSoft Machineファンは買わずにはいられない。帯に"これぞECMピアノ・トリオ"なんてコピーが掲げられてますが、正にこれに尽きるというか..逆に言うと、これじゃなきゃあ..と思わせる程の個性が感じられないかなあ。リズム隊の表現力とクラシック資質の清々しいピアノの音色とヴォイシングは、漸く桜満開になった季節柄に嵌りまくってるんだけど、一方で快適過ぎて引っ掛かりが無い。いや贅沢ですかね。聴き流し音楽としては絶好の1枚ですが。
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Happy End/ はっぴいえんど: Boxのdisc3。最後のスタジオアルバムはLA録音/van Dyke Parksプロデュースの3枚目。既に解散を決めてのレコーディングで、松本隆は渡米が嫌でしょうが無かった..とか、
Little Featが隣で傑作「Sailin' Shoes」を録音してた..とか、エピソードに事欠かない歴史的名盤ですが、無責任後学リスナーとしては、その歴史的価値は判るもの(その後の各メンバーの方向性/松本隆除いては.../が垣間見えるという意味で)の、2ndと比較してしまうと"キレ"が鈍い気がどうしても否めないのです。てな訳で、ブックレット収録の細野さんのインタビューなど読みながらつれつれと聴きたい。それほど2ndは凄いってことなんですけどね。ところで奥村靫正氏語るジャケットデザイン秘話も載ってますが、そうか...そういうことだったとわ...
04
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「ギルガメッシュ」石森章太郎
深夜アニメの「
ギルガメッシュ」が終了しましたね。原作とは登場人物こそ同名なものの基本的に別物といってよい程リファインされた作品でしたが、エヴァンゲリオンの謎解き編的な暗いタッチとそれでいて明快なラストが素晴らしい出来だったと思います。 再放送の機会があれば是非最後まで見返したいもんです。(途中は遅々として明かされない謎にイライラしたモンですが...)
で、早速、原作を文庫版で購入、ここ数日寝食忘れて読んでました。ヒトコトで言えば伝奇SFですが、ネタは全くもって色褪せてません。つまり、クローン人間を始めとする生命科学ネタの捉え方が25年ほど前の漫画ながら的確だったということで、驚異的といってよいのではないでしょうか。 その辺含め往年の
小松左京と比肩できるスケール。ラストは"これから.."って所で終わってて、膨らませていけば凄いことになったろうと思うんだけど。 それはそれで、ギルガメッシュ説話と重ねてその後の主人公らの運命を匂わせる辺りは秀逸。この先は
サイボーグ009の"神々との戦い"へと繋がって行く訳ですね。
01
はっぴいえんど/ はっぴいえんど: 結局買ってしまいました「
はっぴいえんどBox」。 メンバー4人が監修、CD8枚組みは紙ジャケ仕様のオリジナルアルバムからライブ音源、バッキング音源集など。楽譜集(写真集)に190ページに渡るブックレット(メンバー、スタッフ、デザイナーらのインタビューに完全ディスコグラフ)。 早まって単品でCD買っとか無くてよかったよ... 早速ですがまずは1枚目(通称"ゆでめん")から。メンバーのインタビューは全曲解説なんで、これ読みながら聴くと臨場感あります。 細野さんが「1枚目は嫌い」と云うのが良く判るなあ...作った張本人からするとこの試行錯誤の痕はトラウマ衝かれる感じがするのかも。しかしサイケ風の実験/遊びをおいて聴けば、凄い歌ばかりだよねー。 リズム隊とか滅茶苦茶カッコ良いっす。
風街ろまん/ はっぴいえんど: Boxのdisc2は、言わずと知れた金字塔。前作から僅か1年で、未だ超えられない完成度にまで成熟到達してしまった傑作中の傑作。なんて、ワタシが言うことじゃないですね。でも、リマスタリングで圧倒的に音が良くなったCDで毎日聴けるのは嬉しいことです。ボーナストラックは「はいからはくち」の別テイク集が中心。「夏なんです」のリハーサルテイクなんて貴重な音源も。そんなものも収録しながら、ちゃんと"ん"で終わってる..。その辺編者の拘りだよね、きっと。
ところでブックレットにジャケット描いた
宮谷一彦のインタビューが載ってるんですが、氏に依頼したのが
松本隆本人だったあたりの逸話などが披露されてて興味深いス。
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