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21日の日曜日に羽田空港から宮崎空港へ飛び帰省。23日勤労感謝の日は父の誕生日、独居で迎えるのは寂しかろう...というわけ。22日に休みを取って連休にして、市役所に行ったついでにドコモでスマホを購入、プレゼント。
らくらくスマートフォンというのにしたんだけど、コレ、"らくらく"じゃないよなあ。久しぶりにandroid触ったけど、iPhoneってよく出来てるなあ...と実感。エラーが出たときの対処が直感的にできるのって、高齢者には大事よね。キヤノン印刷機での画像プリントとLINEの使い方を教授するも、そもそも電話とSMSだけで頭一杯な様子。とにかく触るのが大事なので、使ってみてーと言うしかない。
24日は朝から夕方までリモート会議、夕飯食って宮崎駅まで送ってもらう。延岡入り21時半。25日は工場長、プロジェクト長とミーティング後夜会食。翌朝、大分。あちこち顔だして午後会議、夜は工場の面子と会食。久しぶりの出張は、物理的に離れた組織とのたまの対面相談の必要性を痛感。そしてホテル宿泊は落ち着かない。
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午後2時まで来週の経営会議準備を詰めて、渋谷のシネクイントへ。細野晴臣バンドの2019年米国コンサートのドキュメント映画「SAYONARA
AMERICA」。LAのコンサートが映像を中心に、コロナ禍の中での様子が挿入され、バンドだけでなく時代の記録にもなってる(渡米が大統領選の最中だったことがわかる映像も)。冒頭、ステージに駆け上がる細野氏、歓声を上げる客席、その瞬間に湧き上がる興奮(「あー、これだー」と心のなかで深く息を吐く)。米国に幅広い層のオーディエンスがいて、どれだけ細野氏の音楽を愛しているかに驚きつつ、シアターの雰囲気、街頭のスナップ...世界と繋がってたコロナ前(ほんの1年半ほど前なのに)がよぎって、懐かしくて懐かしくて涙(今週西海岸主張してる部下が羨ましい)。色んな感情や思索を喚起してくれた。音楽映画って映像の中の音楽の強さに打たれるものだと思うんだけど、この映画は”音楽”というものの素晴らしさを実感させてくれる。ありがとうと言いたい。勿論、奏でられている音楽も素晴らしいです。
7年前に大分で観たときのこともフラッシュバック。
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「フライデー・ブラック」ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー(押野素子
訳)
Nana Kuame
Adjey-Brenyahは両親がガーナからの移民、2018年に出したこの短編集でデビュー、激賞。邦訳は2020年。設定が近未来SFっぽくはあるけど、直接的に人種差別、貧困、虐待、資本主義下での生き難さ・閉塞感を扱った12編。表題作は"ブラック・フライデー"を逆さにすることで経済原理に縛られ狂騒する大衆...というより、それを生み出す資本主義を痛烈に風刺した傑作。映画化の話もあるらしいけど、「トータル・リコール」みたいにならないといいけど(長編化してうまくいく気がしない)。 どの短編も紙数少ないながら突き刺さるようなスケッチ。エリスンが在命して「危険なヴィジョン」を新たに編むなら、間違いなく声かかるだろう。最後に収録の「閃光を越えて(Through
the Flash)」はオールタイム・ベスト級の傑作。時間ループものとしては、ディックの「時間飛行士...」に並ぶと思う。
最近、長女の就活相談をうけてるんだけど、正直、未来に希望がある前提...というか考えなくても今日と同じ明日が来る世界を自分自身思い描けず、頑張れ...と祈るような気持ちで話を聞いている、その気持と繋がってしまって読んでて息苦しくなる。[
好書好日の訳者インタビュー]
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折りたたみ自転車(Helix)の後輪用着脱式泥除け兼荷台がないかなあと思って(
コレなんか良さそうと思っていた)
用賀にある折りたたみ自転車専門サイクルショップまで出かける午前。店員さんに何か良さそうなものがないでしょうか?と聞いてみたものの、ブロンプトン他の取り扱ってる自転車用純正パーツが基本なので...と一蹴されてしまい、がっかり。殆ど流通してないカナダ製のクラウドファンディング自転車なんぞ持ってこられても...って雰囲気。まあいい運動になったと思って帰宅。堀口珈琲で
エチオピア豆のアイスコーヒーを淹れてもらって休憩。
午後はひたすら
あつまれどうぶつの森の拡張パック(別荘作り)を地道にやってる間に潰れていく日曜日。
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「歩道橋の魔術師」呉明益(平野健太郎
訳)
最近文庫になったらしい2011年原書刊の連作短編集、2015年初版の白水社版。呉明益の本邦初訳。80年代の台北の同じ商業施設ビル街で育った少年少女が2010年代の壮年期を迎えた現在、当時をあるいはその後の人生を、作者のインタビューという形式で回想する連作。ビル街を繋ぐ歩道橋の上でマジックをやっていた男についての記憶が軸になっているので、このタイトル。バスで40分ほどかけて通っていた小学校から当時の友人S君と「今日は歩いて帰ってみよう」と言って日暮れに帰宅してみたら共に両親が誘拐を心配して警察沙汰になっていた...なんて事件を想い出したり、読みながら自分の少年時代がフラッシュバックすることなども(日本で言えば70年代当時の雰囲気にあたるので)。出てくる音楽や書籍がツボというところもあって、少し小恥ずかしくなったりも。「
自転車泥棒」で出てくるエピソードもあったりして(ちなみに、映画「自転車泥棒」についての言及も直接出てくる)、作品を跨いで時間と記憶の世界が広がる。
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会社休んで
3回めの「DUNE」をTOHOシネマズ新宿で。今週あんまし体調良くないのが影響してか座席位置のせいか今日は少し音響が心地よく感じられなかったところはあるけど、安定の没入感。満足した。ディスク化されたら吹き替えで見てみたいな。ジョン・スコルジーの評がほぼ全てを言い尽くしているので
リンクを張る。
帰宅して長女の虫歯治療台に驚き、
あつまれどうぶつの森のVer.2アップデートが1日前倒しで始まっているのを知って慌てて更新。機能拡張、アイテム追加が目白押しでついていけない。
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「DUNE」サントラを聴きながら出社。映像のイメージが音で再現される。アコースティックな演奏と電子音のシームレスな融合は、映像と同じコンセプト。徹頭徹尾一貫性があるって凄いことで、監督はじめ製作に携わった方々(もちろんハンス・ジマーも)には敬意を禁じ得ないが、これを許した資金提供側にも感謝しかない。流して聴いてるとそのまま
「ブレードランナー2049」のサントラに続くんだけど、ほとんど違和感ないのは一寸笑ってしまうけどね。ブレードランナーの方は電子音楽っぽさがより強くて、DUNEの音響空間はまた違うデザイン。木管楽器の使い方とか、質感が緻密に計算されているようで、音だけでも没入してしまう。
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