This is POP!! | ©gaburu
Next Month02 '17
28
カーニバルで午後から休み。1月に入ったベトナム人社員L嬢の声掛けでフランクフルト市内郊外のヘッデルンハイム(Heddernheim)で開催のパレードを観に出かける。フランクフルトで一番古いパレードだって。結局参加者5人(一人は昨夜の晩飯があたって早々に帰宅で結局4人)。現地に着くや、雨が降り始め、風も強く、寒くて手がかじかむ。我々が居た場所はパレード開始から2時間弱でようやく行列先頭が到着。30分ちょい観たところで、あまりの寒さにギブアップ。天気よければ楽しかったとは思うけど...。ちなみに仮装のために被ったマスクは社内ではウケてました。来年もし来ることあれば、ちゃんと仮装したいなあ。
帰宅して、毛布に潜り込み、暖を取る。しばらく中で震えてた。

「江戸幕府崩壊 - 孝明天皇と一会桑」家近良樹
2002年刊、14年に文庫化。幕末維新の尊王と攘夷の関係が理解できなかったところに、この内容。孝明天皇の攘夷への偏執にその起点があったことが判って、疑問氷解。また、終盤の大政奉還から鳥羽伏見までの流れも分かりやすい。若干筆者の捉え方に願望的解釈が入っている気がするけど(実際にはもっと外様藩主の仕掛けた権力闘争的な側面や、経済的な分析も入っていいと思うんだけど)、在京藩士を一つの勢力とする見方は、目から鱗。
27
定時後、週末にあるフットサル大会の練習、60分。去年よりさらに体が動かなくなってる。
26
「エロマンガノゲンバ」稀見理都
80年代半ばごろから活躍していたエロマンガ作家(29人!)のインタビュー集。同人誌で出ていたものを集成して商業出版。エロマンガといえば中島史雄あたりの世代なので、今のアニメ画の源流になったような(私見)この本世代の作家が活躍した時代(いわゆる"美少女コミック"?)から微妙に外れている私ですが、知ってる名前もあって、漫研に居た学生時分の雰囲気を思い出したりして一寸懐かしくなったり。漫画つうか画って描き続けないと上手くならないんだよなあ...(あたりまえ)。エロ表現の趨勢と、漫画家という職業の今昔の話でもあり、中身は濃いし、面白い。
25
「明と暗のノモンハン戦史」秦郁彦
2014年刊のノモンハン事件の総括研究本。陸戦、航空戦、情報戦、統計的情報の総括、顛末まで、新たに公開されたソ連資料も交え、日本側、ロシア側からの視点で全体像をまとめた決定版。ノンフィクションというより研究報告的な面強く、(決して読み難いわけではないけど)少し時間かかってようやく読了。陸軍史本でも触れられていなかったノモンハン事件の実像がよく判りました。軍隊というのは怖いところだ...というのが率直な感想。大組織のガバナンスの普遍的な恐ろしさ...を現してる気もする。虚しいし、死んでいった兵士のことを思うと切ない。
24
一週間、疲労困憊したので、経理グループ長のM氏を誘ってMUKUでラーメン。"和ラーメン"、美味し。

「Tribute to OTOMO」
バンドデシネと漫画作家による大友克洋トリビュート画集。BD作家は、「アキラ」をネタにしたものが殆どだけど、日本の漫画家諸氏は"白の時代"や短編をネタにしたものが多い(吉田戦車氏の1枚に思わず笑った..."戦車"だけに)。お茶目な高野文子氏、士郎正宗の久々の登場、そして谷口ジロー氏の1枚など、貴重なものも。メビウスが在命なら、間違いなく1枚入っただろうなあ...。
22
午前1時半起きでMJ大の合格発表チェック。残念でした。本人曰く「MJの壁は厚かった」。TA大の入学金は既に払い込み済み、入学手続書類も速達済み。鈴木清順監督が亡くなったそうです。
19
Youtubeでワイドナショー観たあとに出かける、ライン川ハイク。一寸遠いが"竜の岩"ことドラッヒェンフェルス山(Drachenfels)へ。ライン川を見下ろす小山の上に立つ城址で、殆どラインシュタイクの終点(ボン)近く。車で2時間近く走って、ケーニヒスヴィンター(Königswinter)駅で駐車(10時過ぎ)。朝陽が木立から零れる山道に入って登っていくと、ドレッヒェンブルグ城に出る、そこからまたあひと登りで崩れた塔の跡が聳える頂上(11時)、開けるパノラマの素晴らしさ。風もあり、少し寒くなってきたので、展望台を回って先へ。変則的な行程でガイスベルグ山頂(Gaisberg)を踏んで(正午)、一度下って再度長い登りが続いてペータースベルグ山頂(Petersberg:13時)。ここからは、"竜の岩"を左にとライン川のパノラマが開ける。あとは下るのみ...の途中で、「反対側ですれ違ったわよね」と追い越そうとした老夫婦の奥様に声かけられ、お喋りしながら歩き始めると雨降り出す。「先に車停めてるから、駅まで送ってあげるわよ」と言っていただき、お言葉に甘えることに。14時20分発の列車で一駅戻り、フランクフルトまでまた2時間の運転。最初の登りの途中でジャケット脱いだ時にGPS時計がポーズになってしまったらしく、2時間ほどログ取れてないので、残念ながら距離と消費カロリーデータなし。3時間31分
ご夫婦が「春は奇麗なのよー」と言っていたのでまた行きたいが、遠いのよねえ。
18
「アメリカはいかにして日本を追い詰めたか」ジェフリー・レコード(渡辺惣樹 訳)
2009年発表の米国陸軍戦略研究所レポートに記載された論文"Japan's Decision for War in 1941: Some Enduring Lessons"の邦訳(131ページ)に、訳者がほぼ同量の解説を付けたもの。2013年刊の文庫化。論文自体は2009年のイラン問題を意識したものであるのは、明らか。経済制裁の意味を問うもので、日本参戦と太平洋戦争が、"アテネとスパルタ”からイラク戦争まで現代に至っても戦争に至る構図が変わらないことを痛烈に論じている。一方で、訳者は、日本参戦における米国(ルーズベルト)の悪意にあるところに拘ってて、(真実はそうなのだろうけど)その論点は陳腐に感じてしまう。今文庫化されるのには、米国の善悪よりもむしろ違う意味があるでしょ...。てのはさておき、SF者としては、軍国主義国家化した日本があのまま成立し続けたとは到底思えず、あのタイミングで戦争に入らなかった場合、その後どう混沌とした世界になっていたかを空想するのも一興(いやいや)。
17
月曜日(13日)から3日間のフランクフルトでの内部監査後、昨日今日とイタリア支店の監査。準備始めたのはかれこれ1年前...やっと終わった、とりあえず。並行してMJ大の一般入試で東京に向かう長女のサポート、実況のLINEフォロー、そして木曜日の日本時間朝(ドイツの深夜)のTA大合格発表確認と報告。本命のTA大("もやしもん大"ともいう...学部は違うけど)、無事合格。おめでとう。安心した。よかったよかった。合格通知も届きました。入学金の振り込み依頼、現実感のない金額。

「ラッカー奇想博覧会」ルーディ・ラッカー(黒丸尚、大森望・他 訳)
1995年刊。1980年から90年代までの短編10本と、ブルース・スターリングとの共作短編、2回の訪日紀行文を収録。各話前に書かれた経緯が簡単に触れられていて、当時の西海岸SF作家事情なんかにも触れることができる。いかれたアイデアをさくっと小咄に仕立てる腕とセンスは唯一無二。「宇宙紐だった男」なんて円城塔みたい。邦訳止まってるし、既刊も絶版なのが残念...つか理解できないんですけど。なんで?
13
朝の4時半には会社に居て、今日から始まる内部監査のための資料作り。いつもギリギリな仕事のやり方は変えたほうが良いんでしょうか?これで何とかなってるから、別にこれでも良い気がする(笑)。

「四人囃子アンソロジー ~錯~」
以前出てたレア音源箱を元にしたコンピってことらしい。リマスタリングされた高音質で生々しいライヴ録音満載。ありがたやありがたや...拝みながら、やっぱり自分は「ゴールデンピクニック」好きなのを再確認。泳ぐなネッシー。
12
早朝起床しMJ大の全学部統一試験の合格発表をウェブでチェック、残念ながら不合格。やはり厳しい全学部統一枠。想定していたとはいえ(試験の雰囲気になれるための慣らし受験だったので)、顔の見えない長女がどう受け止めてるのか判らないのがもどかしい。
午前遅くに日曜出社し、夕方まで仕事。明日からの内部監査対応で出張してきたT女史、H氏と宿近くの飲茶屋で晩飯。
11
フランクフルトに戻る。機内で映画二本は勝手にベン・アフレック特集な「ザ・コンサルタント(The Accontant)」、「ゴーン・ガール」。前者は某サイトで好いレビューを見てたので、今回観たかったモノ。原作あるのか...と思ったら、そうではないのね。結構端折った展開に見えたんだけど...(あるなら、読みたかった)。銃撃が小気味よく、面白かったす。続編出そう。後者は、フィンチャーにしては判りやすいサイコスリラー。テンポいいよね。周囲でも結構ホラーな結婚生活見てるので、相変わらず嫌な話とオチだけど、「だねー」って感じ。
会社に直行し、車とって帰宅。

谷口ジロー氏の訃報。突然で驚く。
10
雪舞う午前中に散髪、夕方の便(雪のせいなのか...大分の機材到着50分遅延)で羽田、バスで成田空港、日航ホテルで一泊。

「ベース・マガジン 2016年6月号」
通巻300号記念特別企画"グルーヴ・ベーシストとしての細野晴臣"。3頁分のインタビューと千ヶ崎学の解説記事、ベースライン譜面、ディスコグラフィで扉入れて全13頁...量的には物足りぬが、もう一つの記念特別企画がリー・スクラー、ジョージ・ポーターJr、アンソニー・ジャクソン(!)三人の特集記事で嬉し。古本にプレミアム払った価値はあったかな。
09
河合塾で本命校の試験二回目(それぞれ合格発表されるんだとか)。14時半の終了まで5時間近くあるので、博多駅のコインロッカーへ荷物を預け、スタバで手淹のコーヒーをゆっくり飲んで天神方面。さらに歩いて赤坂のループウイラーに行ってみる。辺鄙なところにあるのねえ...。昼食にカレー食って、試験終了した長女をピックアップ、JRで大分に戻ったのは18時過ぎ。
08
午後3時過ぎには会議を抜け羽田へ向かう。福岡は雨。お土産のいちご大福は好評。

福岡に来て5日間の非WiFiネット接続続けた長女のお蔭で、速度制限かかってしまった。進学後が思いやられる。
07
会議の間も受験の様子が気にかかる。祖父母に歓待されているみたいでよかった(試験後にパフェを奢ってもらった上、昨日と今日の晩は鍋で、家で食べられない肉いっぱいだったって)。試験の調子はあえて聞かない。夜は若手K君、いつものF氏、S氏と会社近くの居酒屋。
06
起床した長女の具合は回復しており、インフルエンザじゃなかったと一寸安心。てことで、父は午前遅くの便で東京へ。そのまま出社し、明日からの会議の資料作り。夕方連絡あった前に所属してた事業部のNとO女史と近所で晩飯。
05
昨日4日の午後に福岡へ来て、今日は朝8時過ぎに父(祖父)の車で代ゼミまで送ってもらい、MJ大学の全学部統一入試。四時限のうち二時限目は受けないため、近くのスタバで三限目の生物の復習、父は読書。コンビニおにぎりの昼食を持たせて午後の試験に送り出し、「虐殺器官」を観に天神まで。アニメ映像で見ると、原作の得体のしれなさが整理されてしまってる感は否めないものの、黒いオチまで伊藤計劃の呪い/祈りみたいなものが巧く纏められてたと思う。なのに、あのエンドロールの騒々しい曲で一気に興醒め。これは酷い。釈然としないまま代ゼミに戻ると丁度四限目の終了時間。帰宅すると、長女はぐったり。晩飯後、床に伏してしまった。
本命は火曜日(7日)と木曜日(9日)のTA大。明日は回復に努めてください。
03
午後2時過ぎに成田着、バスで羽田へ、一便早いフライトに変更して、ラウンジで新居の契約金支払い。大分着18時半、旧ホーバー基地着20時前。帰宅、夕食w/タモリ俱楽部、風呂、深夜コンビニで受験票の印刷
02
ケルン往復出張。帰りに荷物を載せるためバックしてたら路上駐車していた車にぶつけてしまい、警察を呼ぶ羽目に。女性警官、テキパキ事務処理。夕方、事務所に到着後、保険会社に送る書類の送付を頼み、会議数件。慌てて空港に向かって、JAL便で帰国の途。
01
三日間の予備?監査が終わる。指摘をいっぱい戴きました...そんな細かいドイツの税法やら知らんがな(笑)。再来週の本番や如何に?

「After The Flood - At the BBC 1968-1977」 Van Der Draaf Generator
2枚組(以前出たBBCセッションものはCD1枚のコンピ盤)。去年出た新譜は殆ど聴いてないんだよなあ。やっぱり好き...な、ピート・ハミルの声に、壮大に盛り上げるオルガン。ソロよりも聴きやすい(構えずに聴ける)のよね。

previous month