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ドイツへ帰る機内で読了、ベイリーの「シティ5からの脱出」。1985年邦訳初版(原書は78年)の第一短編集...その後出てるんだっけか。9篇を収録。ちょっとパルプっぽい設定だったりするけど、ネタの掘り下げがしつこい、くどい。そもそもストーリーを作るとこにはあまり興味なさげで、奇想プロットを字面で展開したいという感じ。これぞ変態。このあと読んだ円城塔がスッと入ってきた。私の趣味は"モーリーの放射の実験"。社会学ネタ、もっと突っ込めそうな気もするんだけど、その好い意味で軽薄なところがベイリーらしい。
26
21日の夜に出て22日午後に東京着、23日終日会議で夜は話聞いてくれなK氏とメシ、24日も土曜出勤で終日会議、夕方に六本木へ向かって、Oとスヌーピーミュージアム(愉しい、物販が特に..笑)。O宅に泊めてもらって、25日は早起きして京都へ。大徳寺(龍源院→瑞峯院→興臨院→大徳寺)の後、寺町通の二條若狭屋でかき氷。大阪に移動しOの取ってたエリザベートを観劇(うーん、正直イマイチ...世紀末感がない)、京都を経由しO宅へ戻る。で、今日は武蔵小杉からの成田エクスプレスで成田、夕方フランクフルト。
往復ともにビジネスクラスにアップグレードしてもらえたので、腰は大丈夫。
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昨日の"ガルパン"のネタをうけて、久しぶりに観てしまった「1941」。完全版は27分長いとかで、今日見た公開版でも途中意識がとんだのに、それは今度元気な時に...。有名なスピルバーグの黒歴史映画、久しぶりに見てもやっぱりどーしようもない。三船敏郎、カッコいいー。ちなみに公開当時は劇場で見てなくて、友人と迷った挙句、「地獄の黙示録」に行ったんだよねー。正解でした(笑)。
今日は日中、長袖シャツにスエットベストでも肌寒く感じるくらい。日も短くなってきてるし、夏の名残はもう微塵もない。
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例によって
ラーメン潤で昼飯..を挟んで、映画2本の日曜日。「ガールズ&パンツァー
劇場版」と「フューリー」の戦車二本立て。TV版は知ってたけど(何年か前一緒に遊んだドイツからのインターン氏がハマってた)未見、初"ガルパン"。劇場版は数十回通ったという猛者も聞くが、繰り返し観たくなる気持ちが判った(劇場に...とは思わんけど)。戦車戦がとにかく愉しい。各グループが戯画化された国民性を見せるところも笑える(しかし"ミフネ作戦"とかって、元ネタ知ってる人がどんだけいるのか...おっさんだけやで)。私も今後たまに観返すでしょう。んでも、やっぱり実車の戦車戦が見れる「フューリー」の方が好きかもしんない。いや、戦車戦モノと思ってたけど、少し宗教的なモチーフも入ってたり(直接聖書を引用した台詞あるから..というわけではなく)、先日の「レストレポ」あたりとも繋がったり、終盤の"1両対300人"みたいな無茶な演出で興醒めなければ、なかなかの佳作になれたかもしれない。残念(住居侵入から食事の辺りは好きなんだけど)。細部までかなり拘ってて、是非メイキングを見てほしいんだけど、だからこそ勿体無いなあ...と思うのです。
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家族と朝スカイプ後ぼちぼち出かけるライン川ハイク。
前回の終点からでなく、リューデスハイムから逆にエベルバッハ修道院まで歩いて繋げるのが今日のコース。朝から雨..気温も20度C切るという天気予報とは裏腹、
リューデスハイムは快晴、見晴らしもよく、ただし陽射しを遮るものない葡萄畑の中の登りで汗著し。着るものの選択を間違えたなあ...と独り言ちつつ、丘上まで登って、右(川上)側に進む。今回も道を間違え、一度下って川を見ながらのコースに出ず、川から離れた丘上の畑の中を進んでしまう。前回同様、iPhone/Google
Mapを頼りに、地図上最寄りのランドマークである
ノートゴットエス(Nothgottes)に辿り着いてルート復帰。基本ずっと山道歩き、小さな礼拝堂や、山中の修道院を通り、途中から青空の無くなった曇天の下を進む。一度目の前を鷲と思しき巨鳥が道を横切るのに出くわす。ちょこちょこと道を間違えながらも、今回は昼食後(カップヌードル)に出したトレッキングポールのお蔭か、前回ほど疲労せず、そのうち森を抜けエーストリッヒ-ヴィンケル(Oestrich-Winkel)の葡萄畑の中へ。
フォルラッズ城(Schloss
Vollrads)に入りアイスを買い食い。さらに葡萄畑を抜け、山道に入ったところで農家門前の冷蔵庫で飲み物が買えるようになっているのを見つけ、ペットボトルの林檎ジュースサイダー割(Apfelschorle)を入手、2ユーロ。山道を登るとハッテンハイム(Hattenheim)の葡萄畑を見下ろす展望台に出る。そこから山道登り方向へちょっと入ったところに、航空機の標識...ラジコン飛行機の滑走路を発見。残念ながら人は居たけど飛ばしてはなかった。山を越えて、あとは修道院へ一気に下る...そこから前回同様バスに乗るつもりが、到着直前に走り去る音...2分ほど遅れてしまった。1時間に一本、修道院内見学をと思ったけど、6時で閉まるとのことで入れず。ここで終了、
27.28km、6時間39分、2,893kcal。ホッテンハイム駅まで4km...結局バスを待ち、エルトヴィレ駅。しかし下り電車まで1時間弱...てことで、近くのケバブ屋でケバブサンドとコーラ。店を出ると雨が降り始めた。サッカー観戦帰りらしい吠える(酔える)若者達を乗せた電車でリューデスハイム戻り8時PM過ぎ。すっかり暗くなった雨の道を帰る。
ヴィースバーデンからコブレンツまで繋がった。
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経理部長の漫画マニアM氏と、
先日の日本語学校理事会送別会で小耳に挟んだ
お好み焼き屋に行ってみる。美味かったし、U嬢が言ってたみたいに滅茶苦茶高いわけでもない。店内の雰囲気も小奇麗で悪くなかった。餃子はイマイチ、皮が...。
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人を扱う仕事はホントに苦手だ...と弱音を吐き落ち込む火曜日。だからってワケじゃないけど、マーク・ホリス(Mark
Hollis)のソロを聴いて、色々気持ちをリセット。最近Talk
Talkを再発見していて、解散後のボーカル氏唯一のソロ作にハマる。ジャズとフォークが融合したような、でもロバート・ワイアットよりも前衛的な雰囲気はなく、歌声もバンドサウンドの頃より深く静かで。出会えたことに感謝...なんて感じるアルバムなんてそうない。
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日本語学校の理事会、そして理事長氏の帰任送別会。普段接点のない日系企業の代表各氏と歓談の機会。月曜日なので帰宅してYoutubeで「
5時に夢中!」を見る。
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そして失ったカロリーを補給しに日曜日は例によって
らーめん潤まで自転車を漕ぐ。豚骨系の店なんだけど、味噌系独風野菜ラーメン。餃子は今日もOK。
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映画を二本。今頃観ましたイニャリトウ監督「バードマン」と待望のブルーレイ化ジョー・ダンテ監督「マチネー」。アントニオ・サンチェスのドラムが流れを作ることで入念に練られた編集に即興のリアル感を与えてるところに脱帽な前者。家族の話、お父さんの話...小学校最終学年から来年入試を迎えるまで単身赴任で父親らしいことができないまま今日に至る父親としては、観ていて切なくもあり。ダレること無く最後の最後まで釘付け、傑作だと思う。「マチネー」は随分前に(多分公開時)紹介映像を断片的に見た記憶が強烈で、それからずっと観たかった一本。奇しくも「バードマン」と似たテーマも顔を出し("映画"って何よ)、共にナオミ・ワッツが出てるという...。脚本に4年かかったというだけあって、見事な組み立て...に、当時の映画興行、モンスター映画への監督の愛情が注がれてるのが全面に感じられ、積年の期待を越える名作でした。ジョン・グッドマン、こういう役の怪演ぶり、凄い。(「バートン・フィンク」とか)
10
08
6日火曜日の朝イチ便でベネチアに飛んで、イタリア支店で終日会議。晩メシは支店の3人、会計士T氏、一緒に出張の経理M氏と海鮮レストラン。美味。7日は、O君が合流し終日会議。支店長のASiの家族が夏の間住んでる車で1時間強の
カオルレ(
Caorle)までASi、右腕ASc、O君の四人で行って、
私はピザ喰い、皆はパスタ。ASiの家族が合流し、街中を散策。夜なので真っ暗だったんだけど、家族向けのビーチリゾート。んで今日も終日会議、夕方の便でフランクフルトへ。
04
先週末に引き続き(前回は土曜日)
らーめん潤まで自転車飛ばして昼飯。今日の餃子はOK。バラツキがある。季節限定の"
大地のとんこつラーメン"なるものを注文。きのこが一杯で不思議な味。嫌いじゃないが、ここの豚骨スープの舌に残る脂っぽさが、実は自分にあわないのに気づく。次は"麺固め、薄味"で頼んでみよう。
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SF映画を2本。「オール・ユー・ニード・イズ・キル」、「エウロパ」。プロットは滅茶苦茶だけど、死ぬと特定の時間に遡行してしまうつうディック的なアイデアをテンポよく見せてて、後に行くほど面白くなる感じはなかなか...な前者。んで、一寸驚いたのが、「エウロパ」。初の惑星系探査で木星の衛星に向かったクルーの運命や...。派手な仕掛けもなく、基本記録カメラと数少なく挟まれる本部側インタビューで構成される風で、地味だが会心のサイエンス・フィクション。"美しく青きドナウ"が使われるあたり、「2001年」へのオマージュがあることは間違いなく(エウロパ探査だし..ね)、在命であればクラーク氏に是非観せたい佳作。演技も細かく行き届いていて(アイコンタクトとか、表情)、惹き込まれる。好いものを観た。
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02
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「レストレポ前哨基地」DVD全二巻。アフガニスタンの要衝コレンガル渓谷に派遣された空挺旅団麾下の一小隊が、前哨基地を設置、活動し後継部隊に引き継ぐまでの12ヶ月(2007年から08年)を描いたドキュメンタリー。現場の映像と、生還した隊員達のインタビューで構成。言ってみれば"職業軍人のお仕事拝見"的なもので、メディア報道や文字媒体情報で浮かんでいたイメージと淡々と撮されるレアな戦場のギャップに唸ってしまう。渓谷の村人たちとのやり取り、仕事として最前線で死地に立つ兵士、その日常の姿、思い語りなど見ていると、"戦争の虚しさ"なんて陳腐な言葉じゃなく、"治安維持"という名目の無意味さ(何のためなのコレ)つう虚無感が際立つ。
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