This is POP!! | ©gaburu
2007年11月'07.10
31
ハロウィン。学校の仮装集会、先日買った衣装(空軍パイロット)が好評だったと娘はご機嫌。父は、冬休みの家族旅行の予約に東奔西走。完全に出遅れてる...。
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「Things Buried」Richard Barbieriバルビエリ君の新譜(なの?)が案外よろしい。パーシー・ジョーンズ+ドラム氏とのトリオで、ポスト(?)ジャパンな感じが、条件反射的に気持ち良い。現在は、ドラム氏がメンバーであるThe Baysにも参加しているようで、さてどんなバンドか一応聴いてみようかなとか。

週末にレゴ家組み替えた(3種類の家が作れる)娘に、「これ、6-12歳向けて書いてあるから、お父さんは作らない方が良いよ」と忠告される。そんなコトいったら、40歳で作れるレゴなんて皆無なのよ。幼い父で申し訳ない。
28
「Fishing With John」DVD日本版DVD化されたので字幕で見直しの、ご存知、ジョン・ルーリーが監督した6回5エピソードの釣り番組に、ラウンジ・リザース1991年ベルリンでのライヴ映像を若干交えたルーリーのインタビュー収録特典ディスク付き3枚組み。ワタシはウィレム・デフォーの回が一番好き(デニス・ホッパーの回だけテイストが違ってて、これは正直面白くない)。
27
「リヴァイアサン襲来」ロバート・シェイ&ロバート・A・ウィルソンイルミナティⅣ「リヴァイアサン襲来」。最終巻は、ほぼ300頁の大団円に後日譚も交えた付録解説付き。これまでのネタの数々を収斂させることなく、いきなりオカルトな展開から生命の起源にまで遡ってしまう強引さの果て..メタフィクションな返し技から綺麗に(?)落とす(文字通り)ところは想定外。付録の必要があったかはともかく、読後の充足感はなかなか。伝奇や陰謀、神話モノに借りた脱体制的個人主義のススメ...この辺のスタンスは、スターリングあたりに繋がって行くんだね。
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「Live at Bickershaw Festival」Captain Beefheart and The Magic Band先だってアルバム録音の全容が明らかになった「Spotlight Kid」リリース後の72年5月、英国のロックフェス出演の記録(E・イングバーR・エストラーダ入りの6人編成はこの時期ならでは)。モノラルで音質は悪いが、ブート買う位のファンであれば、最初の1-2曲で耳も慣れ、以後は十分脳内補完できる筈。詳細はコチラで確認のこと。

仕事用ノートPC増設メモリが届いたので換装。ずっと1.5GBで購入したと信じてたんだけど、実は1GBだったのに先日気づいたという間抜けぶり。iTunes立ち上げるとやたら重くなったり、IE7が頻繁に落ちるのが改善されると良いんだけどね。
25
「黄金の林檎」ロバート・シェイ&ロバート・A・ウィルソンイルミナティⅢ「黄金の林檎」を何とか読み終わる。やっぱり"お馬鹿"に走らず、まっとう(?)な伝奇モノ展開。前巻でぶちまけられたネタを、比較的丁寧に醗酵させてて、そういう意味では(文章も)読み易い。因みに巻末の背景解説は、折りに触れて目を通しておくこと..ウェブでじっくり調べて臨めれば尚良し(じゃなきゃ、米国カウンターカルチャーにおけるバイブルとしての本書の面白さは理解できないと思うんだけど)。
24
ジョンウェイン空港へのバスから見えたくすんだ空件の山火事によるものなのか。兎に角シカゴに戻ってきた。外気はほぼ0度...カリフォルニアとは殆ど15度の気温差。そろそろ雪が降るかもね。
23
学会最終日、2時で展示は終わり正味1時間の撤収作業。そう云えば、サンディエゴの友人宅へ行くと言ってたドイツのA先生、無事に会うことができただろうかと心配。
22
E部長が出張してくると、晩飯の場所探しが大変。そんなときiPhoneMapが重宝。昨日、今日と大活躍...なんだけど、やっぱり今居る場所を起点に考えたいのでGPSが欲しいよね。内蔵でなくとも、折角のBluetoothを活かしてGPSユニットとの連動とか...何とか対応して貰いたいもんです。
20
学会展示で昨日から加州はアナハイム入り。2時間の時差で早起きしてしまったので、iPhoneジェフ・パーカー流しながらお仕事(の合間に更新)。こういうときにスピーカー付いてるのは便利。
18
なかなか読書に馴染んでくれてなかった娘が、ようやく開眼してくれた気配。今朝は早起きして昨日図書室から借りてきた本を読んでたらしい。借りてきたのは「名探偵ホームズ 赤毛組合」。挿絵を見ながら「何かイメージと違う...」とのたまうのは、グラナダ版TVシリーズの"ジェレミー・ブレット=ホームズ"図式が正しく刷り込まれた証拠(時間の無い父の代わりに彼女は既に全巻鑑賞済み)。孟母三遷、教育の成果。
17
「ピラミッドからのぞく目(上)」ロバート・シェイ&ロバート・A・ウィルソン「ピラミッドからのぞく目(下)」ロバート・シェイ&ロバート・A・ウィルソンあちこちで評判芳しい(?)「イルミナティ」...「ピラミッドから覗く眼」上下をまず読了...だけど、コレ、この先面白くなるの?? カルト人気は良く判るんだよね...冷戦華やかなりし60年代末から70年代初期の混沌とした米国世相やら古今東西の秘密結社ネタをガンガンぶち込んでるし、このカットアップ文体と言い。んでも、結構話の枠自体は狭い気が。ネタ数には御腹一杯だけど、筋自体もっと逸脱飛躍できそう(例えば数字ネタから野球選手の背番号に持ってって、MLBプレーオフと裏世界大戦をダブらせるとか...)。そういう展開を期待。
16
「Kinoapparatom」Steve Jahnsen & Claudio Chianuraロシアのモノクロ無声映画(1929年作)に音楽付けた99年のライヴ録音。CD聴いてから映像探したんで、抑制効いたラップトップミュージック+即興微ノイズと活動的な映画のギャップに一寸驚く。音楽だけ聴けば、それこそタルコフスキーの映像にはまりそうなトリップホップ的識閾インスト。ジャンセン君、こんなに才能あるんだから、もっと録音物リリースすれば良いのに。
15
「Music From Movies Stalker, Solaris, Mirror」Eduard Altemievロシア盤のタルコフスキー映画音楽集(「ソラリス」「」「ストーカー」を収録)。探していたCDってのはコレではないんだけど、他に選択しない状態、つか、まあ、コレでも良いわけですが。聴いてみて、実際に音楽から映画のイメージが拡がることは無かったです。拍子抜けしたというか、電子音楽の歴史の一齣としてアルテミエフの名前を語る時の参照用かなあ。
14
雨。家に篭って昨特典映像のチェック。オダギリ/麻生ご両人の第8話コメンタリ(4枚目)、各話解説(主要シーンを早送りながらのコメンタリ/5枚目)にクランクアップ映像。撮影秘話満載で、愉しかったす。いや、お疲れ様です。一方「時効管理課 残業中」は、要するに前シリーズ総集編+番宣映像..."番外編ドラマ"と銘打つのはどうよ?と思いましたけども。
13
「帰ってきた時効警察」DVD「帰ってきた時効警察」DVDのオマケ映像をチェック。第一話のコメンタリは、三木聡監督のお喋りが過ぎてちょい退屈。すっかり真加出婦警こと小出早織嬢のファンになってしまったワタシ、彼女について殆ど言及無いのに一寸失望。2枚目に収録のケラ監督ライヴへの三日月婦警客演映像は、なかなか面白かったですけどね(定食屋のオバチャンが、ニャースの声だと気づいてなかったです)。
12
昨晩から月例出張でトロント。ここも寒いねえ。
11
日本語学校(全日校)の文化祭。娘がナレーター役で出演する3年生劇を、(ここ数日何度か失敗シーンを夢で見てたんで)ドキドキの観劇。夢見とは違って、一寸緊張の面持ちながらしっかり台詞決めててホッとした。
10
朝、通勤時の外気は3℃、どんよりした空。週末は猛暑(日中30℃超)で、シカゴマラソンでは死者まで出たというのに...。あっと言う間に冬の入り口。(去年の今頃雪降ったもんね)

「Straws in The Wind」Martin Carthy & Dave Swarbrickこっちは、より深みの増した英トラッド・フォークの重鎮二人によるデュオ昨年の作。スワブ翁のフィドルに往年の切れが感じられないのが一寸残念だけど、カーシーのギターの深い響きと、叙事詩を語る歌唱の説得力はますます磨きがかかってる。この人は年輪を感じさせつついつまでも若いねえ。
09
「Sweet Warrier」Richard Thompson元嫁も快作だったけど、元旦那もこれまた快心のロック親父振り。ロカビリーやらスカやら、この屈託の無さは一体どうしたこと?(まあ、「ハイサイオジサン」すら歌ったことあるヒトだから..) つか、もうすぐ還暦の元夫婦同士、何か通じるものでもあったんでしょうか。
08
コロンブスの日。散歩に出たり、DVD観たり、だらりだらり。

娘がレゴにはまっている。ちょい前に買って上げた「#4956 家」に取り掛かって、2時間ほどで完成。最初に部品を色分け/種類分けするなど、なかなかセンスあるじゃない。どうやら、レゴのパズル性に目覚めたらしい。しめしめ。
06
ファルコン号完成。結局1週間かかったねえ。堪能しました。子供にしてみると、稼働部分が少なくて"遊べない"ってことみたい。確かに、前モデルは、そういう意味でもよく出来てたもんなあ。
05
手振れ補正レンズをamazonで購入。キヤノン「EF28-135mm f/3.5-5.6 IS USM」、$382也。今日の夜早速使おうと思ってるんだけど、持ち込み大丈夫かな?

Daniell/McCombs/Hess...結局、プロフェッショナルなカメラは持ち込み駄目ってことで、IXY10で参戦...The Sea and Cake @Metro。前座1組目は、デイヴィッド・ダニエル/ダグ・マッカムス/スティーヴン・ヘス。2ギター+ドラムス・パーカッションの編成で、30分の音響アンビエント。気持ち良かったけど、どうせなら騒々しい2階席を沈黙させるようなノイズで締めて欲しかったかも。
Meg Baird次いでメグ・ベアードが独りで登場。このヒト、声も素晴らしいけどギターも巧いのね(んで花蓮)。ただ、ライヴとしてはやや単調だったかなあ(曲・演奏を聴き込むと色んな事やってて、唸らせられるんだけど)。いや、この地味さが持ち味だから、やっぱり今日は組み合わせが悪かったかね。

The Sea and Cake11時前になって漸くメインアクト。サム・プレコップに齧り付きの絶好のポジション。新譜中心の選曲だったけど、レコードの端正な印象は吹き飛んだ。シャウトするボーカルに、プレウィットは体捩じらせながらの音響師状態、マッキンタイア渾身のドラムは硬質でソリッド、陶酔したような表情でベース弾くクラリッジの低音もそれに負けずデカイし、想像・期待以上にカッコ良過ぎ。でも「Left On」演奏やってくんなかったんだよねー。
04
「Versatile Heart」 Linda Thompson超豪華な布陣の前作から5年ぶりのこの新作は、今年一番の快作じゃなかろうか。ドイルカークパトリックカーシー父娘など英フォーク錚々とした面子とのコラボレーション主体とは言え、ロックンロール、カントリーからジャズ調まで、このポップで突き抜けた感じが痛快。なお、ルーファス・ウェインライトが1曲提供しています。
03
「Nostalghia: Song for Tarkovsky」Anja Lechner, Jean-Marc Larche, Jean-Louis Matinierずっと探してるタルコフスキー映画の音楽集があるんですけど、長らく廃盤で再発の気配も無い。そんな時に見つけたのがECMから出てるコレ。んー、でもこれタルコフスキー? 違和感の正体はバンドネオンか。"言葉"では表現できない感情や感覚を寡黙なフィルムに映し取ったのがタルコフスキーと思っているので、輪郭明瞭なバンドネオンの響きは異質に感じる。デヴィッド・シルヴィアンが歌モノなのにその辺的確に表現してたと思うなあ。

レゴの新型AT-ATが届いた。だけど、先週届いたファルコン号で手一杯(やっと半分まで辿り着きそう)。
02
「Awkward Annie」Kate Rusbyここんところ映画サントラばかり聴いてた(こんなのとかこんなの)んで、今週は歌モノに振れたい気分...てことで、この間仕入れた英国フォークここ1年く新譜に車載CDを入れ替え中。早速聴いた ケイト・ラズビー「Awkward Annie」がすこぶる良い。オマケに入ってるのが、なんとキンクスのカバー! ブルーグラスな#4も好み。さり気無く毎回抽斗増やしてるよね。

2007年9月