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昨日休日出勤のとき会社に忘れた財布を回収して、神保町のブックフェスティバルへ。古本2冊(「九州遺産」、トロツキー「バルカン戦争」)、国書刊行会で半額だった「JR」、春陽堂で「浪人市場(1)~(4)」、ハヤカワで倉田タカシ2冊と「正解するマド」。ハヤカワは定価。サイン本は別に要らないので、会計で値段聞いて後悔。
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季刊飛行機模型スペシャルNo.27、特集ロッキードF-104スターファイター。最近twitterでモデラ―...特に航空機プラモの製作者、画像をフォローしてる。定年後は再び航空機モデラ―になるのです。
既に大物も買ってるし。そんな私が一番作りたいのがF-104、特に純銀色のチャック・イエーガー乗機。この特集号にも載ってます。つか、8パターンの作例や、カラーリング集、コクピット作例...完璧な網羅性、完全保存版。ありがとうございます!
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天皇の即位宣誓式典で休日("即位礼正殿の儀"って言うらしい)。で、レコードコレクターズ11月号、細野晴臣の名曲ベスト100特集。ざっと読んで特に代わり映えのしない選曲。まあ、想定内だけど表紙がよいので買ったわけで、そこは自己責任。ディスコグラフィは、コンピや楽曲提供も含め網羅的で(蒐集するわけではないけど)ありがたい。いや、100選にも選定者各位の30選にも「
マーキュリック・ダンス」から全く入ってないってどういうことなの?氏の80年代活動で最も重要なアルバムのひとつと言っていいと思うんだけど。
今日から先週届いた
GPD MicroPCで編集して上げております。小さくて使える。布団に持ち込んで寝そべって弄れるし。
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「なめらかな世界と、その敵」伴名練
twitterでも絶賛レビューが多く、表紙画は好みではないし基本的に場所を取る単行本は手を出さず文庫まで待つことにしてるんだけど、(「三体」と並んで今年の事件と言われてしまうと)これは読まねばと購入。て書くってことは、そこまでのものか?と思ったってことだけど。もちろん収録6篇何れも傑作とは言えるんだけど、自分的には苦手な所謂"セカイ系"範疇で、ハマるほどではなかった。「
アステリズムに...」のように伊藤計劃以降なセカイ系作家は誰もがレベル高いが、最近の好みはテクノロジーとヒトとの関係を描く...というかよりサイエンスやエンジニアリング自体に軸足を置いたモノを求めているので。(藤井太洋とかね) 絶賛されている「シンギュラリティ・ソヴィエト」が、一番好み。AIモノのオールタイムベスト級。
木曜日の午後から昨日まで京都に出張。金曜日には日帰りで2時間の会議のため東京往復...ってことで東京-京都、新幹線2往復。腰が痛いし、風邪もどこかで感染ったみたい。
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「アステリズムに花束を」宮澤伊織、森田季節、今井哲也、草野原々、伴名練、南木義隆、櫻木みわ×麦原遼、陸秋槎、小川一水
副題"百合SFアンソロジー"。SFマガジン2月号の"百合SF特集"から5篇、pixivから1篇、書き下ろし三篇を収録。自分はこの"百合SF"という言葉が生理的に受け入れられず気持ち悪くなってしまうんだけど、
SFマガジン8月号(中国SF特集)に冒頭部分のみ掲載されてた小川一水の一篇を読みたくて購入。突然自分以外の生物が消えてしまった世界を彷徨う冒頭作から、バンパイアに征服された地上で最後の人間少女を巡る物語、身体表面を鱗上の情報端末で覆うようになった人類世界に現れた堕天使、死後の世界とガラケー端末で49日間交信できるようになった世界...個人と個人、世界の関わりを描く伊藤計劃以降な趣の秀作が揃う。トリの小川一水は、「
ハイウィング...」を今書いたら...という短編ながらら世界観も見事な巨大ガス惑星に住む人類モノ。この一篇は"百合SF"。最も惹かれたのは陸秋槎の言語×AIモノ。アイデアも、生々しさも見事。 変な副題付けなければ良いアンソロジーなのに。
台風は夜半に過ぎ、狛江市の一部は冠水するも、今日は快晴。落ちていたJCOMも夕方復帰。
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「ハイウィング・ストロール」小川一水
9日に出てパリ一泊、10日にフランスの医療製品安全局へ行って、そのまま帰国の途、夕方帰国、直帰。明日は午後に大型台風関東直撃らしい。行きの機内で小川一水の2004年ソノラマ文庫作の大幅加筆改稿ハヤカワ版を読了。
ソノラマ作品が何冊か今回ハヤカワから出た中の、やっぱり航空モノを選びました。ライトな宮崎駿的(つかナウシカ的)世界、ラストエグザイル風飛行機乗りにショタ要素...てことで村田蓮爾を画的に想像しながら読んでました。物語世界観としてはラノベ的(印象...要するにある程度単純化されてるというか、そこはあんまし突っ込まない約束な)感覚で、単純な大団円は物足りない(まあアニメなら...)。作者自身も後書きで言ってるしね(「もし今この話を書いたら...」)。レシプロ機の航空機動の表現も、たぶん今の作者ならもっとシャープに描けるはず。「雪風」に比肩するとは言わないまでも。
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