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「パヴァーヌ」キース・ロバーツ(越智道雄
訳)
歴史改変モノSFの最高傑作...という世評(と言っても、サンリオ文庫廃版後、長らく幻の傑作だったし、そもそもロバーツは翻訳が希少なので...)どおりの傑作。エリザベス女王が急逝し、大英帝国顕現前にローマ教会の傘下に世界が入ってしまったという設定下の現代英国が舞台の連作短編。断片的な小編が、最後に一点に収斂し、物語の構成そのものがひとつの仕掛けの中にあったことに気付かされる。スチームパンク的なディテールもありつつ、大きな歴史観、諦観も感じさせる奥深い名作。
伽藍岳あたりに登ろうと思ってたんだけど、朝からの雨で諦める。明日は晴れるかねえ。
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「戦闘妖精雪風」(OVA)
グッドラック...のアニメ化(とは知らなかったので、一話で初代雪風が堕ちた時は驚いた)。もともと登場人物の内面語りが無ければ寡黙な原作なので、説明不足のストーリ展開と航空戦シーンのバランスはかなり好み(要するに空戦がの比重が高い)。コックピットの大G表現が端々に出たりすれば更に臨場感は上がったかも...というあたりが気になる(原作はテキストだけどその辺の雰囲気がある)くらいで、さりげないが物理的なディテールの凝り方はかなりのモノ(現実なら物法則に自然に従うわけだけど、これをアニメで構築するのは相当な気の使い方が必要なはず)。終盤はオリジナルのオチで、神林長平風ではなく浪漫チックな話になってしまってるけど、それはそれで映画化とはそういうもんだと思うので、特に不満はない(ブレードランナーだって...)。期待以上でした。
結局Wiiセンサーバーとリモコンを買い替える。繋がるようになったので、約2時間半かけて、データ引越しと
DQXの
再導入。ドラクエの画質が見違えっただけでも(好評)、苦労した甲斐あった。
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東京→大分。仕事納め。
WiiからWii Uへのデータ引越しを始めようとしたら、Wii
UでのWiiリモコン操作がうまくいかない。センサーバーの故障?? いじってたらWiiでも反応しなくなってしまった。
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大分→東京。
午後4時前に
Wii Uが届く。取り敢えず設定だけして出ようかな...と思ったんだけど、電源入れて最初の
本体アップデートに40分...で、更新後ID設定最後まで行けずに電源切って大分駅へ向かう。
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クリスマス・プレゼントは
スマートフォン。キッズケータイから待望のアップデートだったようで、嬉しそう。いや、それスペック的には父が欲しいくらいですから。
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その大物は、説明書がCD-ROMで入っていて、自分で印刷しなさいということらしい...。プリンター無いので、そもそも
ココを知る切っ掛けになった、
ブレードランナーのスピナーを組み立てる。少し強度に難あるけども、よくできてる-。ピース数は多くないけどパズル性が高い。
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インターンシップで来ているドイツ人のアニヲタと呑み。6人の内私入れて3人がヲタ、残りは一般人。アニメ談義からSF映画、モンティパイソンで盛り上がる。
サンダーバードカフェでお茶飲んで解散。
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午前中研修の続き。終わって一寸仕事して帰る...つもりが、電車が新宿止まりだったんで、買い物に...高島屋へ寄って服買って、ヨドバシへ回るが目当てのモノ(かみさんが所望のルームランナー)は展示がほとんど無く、ネットで調べて買うことにする。
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とは言え、例によって高尾山。六号路で登って、一号路→琵琶滝方面へ下山。寒くなったお陰か、人影まばら...
前回が幻のよう。
枯れ寂びた中に紅葉が所々出現して綺麗。この時期の六号路は穴場かも。
下山後、山菜蕎麦食って一度帰寮し(社員証を忘れた)、会社へ向かう。午後から夜まで、幹部研修。遅くスタートした懇親会は一次会で抜けて帰る。
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今夜はBallroggの無料ライヴ@Super
Deluxeという予定だったんだけど、週末急逝されたO氏の焼香に平塚まで。家族を九州に置いて単身赴任中、足柄山に独りで登山中動けなくなっていたのだとか。ご遺体を拝んできた今でもまだ信じられない。色々と考えてしまうなあ...。
09
昨晩の稲後会忘年会のため7日(金曜日)の夜から大分。最終便で東京へ戻る。ゆっくりしたかったなあ。
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「希望」瀬名秀明
最近、比較的結構短編に触れる機会があったので、これが初短編集とは意外。7編収録中、既読のものが半分くらい。理系作家の先入観で、ついサイエンス視点のアイデアや構図を探してしまうんだけど、物理や工学の人ではないからか(専門は薬学)、作風はむしろ哲学的。重厚な表題作より、SFには思えない幻想的な「鶫とひばり」の難解さが"復帰"後の真骨頂なのでは?と思っているのだけど。
03
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「ザ・コールデスト・ウィンター
朝鮮戦争」デイヴィッド・ハルバースタム(山田 耕介、山田侑平 訳)
上下合わせて約1,100頁の大著。帰国の機内で読了。米国視点から描く朝鮮戦争。トルーマンとマッカーサーの対立と、その背後にある本国二大勢力、死んでいく前線の兵士。米帝主義へ走りだす瞬間を先大戦でなく朝鮮戦争とする史観を膨大なインタビューと資料で描き出してて圧倒される。面白い。
今日の日中米韓状況も、これ読んでみるとまた興味深い。
02
27日成田発ボストン着昼前→29日午前にメンフィスへ→1日朝メンフィス発、ロス乗り換え→2日夕方成田。
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