This is POP!! | ©gaburu
'04.12
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夜中に雪が降ったらしく、郊外の山上は朝白くなってる。いやー、流石に師走の大詰め、寒くなるもんだ。 家族で映画を観に、地元百貨店系モール併設シネコンへ。娘とかみさんは、ハム太郎犬夜叉。ワタシはゴジラへ。 GODZILLA FINAL WARS   ...DVDはディレクターズカット版にしてくれるんだよねきっと.今回の公開版は話の繋がり滅茶苦茶でしたよ.まあ、繋がり良くなったら面白くなるかは別として.そのゴジラですが...いやー、ホントにこれが最期なの? なんかパロディ映画に成り下がってます(大体、冒頭出てきたっきり1時間半ゴジラのゴの字すら出てこないっつう)。凄過ぎて笑っちゃうしかないというか(ある意味褒めてる)。えー、菊川玲が兎に角可愛い。これで結構メリハリあったような(唯の脚見せシーンとかもあったりして)。そういう意味では彼女なしではありえん映画かも。そうそう、北村一輝も相変わらず存在感ある演技で引き締めてました。配役はツボ突いてたなあ、X星人首領とか...。
 
本屋に寄って、また3冊程文庫本を。早速、北野勇作の「かめくん」。スタージョンの短編集「時間のかかる彫刻」にオースター「偶然の音楽」。それから、併設のK'sデンキにこそっと寄って買ってしまいました、オリンパスの"m:robe"。見てくれに負けた。
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「昔、火星のあった場所」 北野勇作著 (徳間デュエル文庫, 2001年初版) 初出は1992年新潮社刊 ネタバラすと「暗黒の回廊」みたいな話です北野勇作昔、火星のあった場所」。「かめくん」で名前は知っていましたが、読むの初めて。大体、徳間デュエル文庫というのが日頃関心の外なので。で、これは1992年刊のデビュー作らしい(第4回日本ファンタジーノベル大賞受賞作)。人間とタヌキが存在する"此処"が舞台..主人公の"僕"は"会社"に就職するなりある事件が切欠で面倒なことに巻き込まれ...って、これだけじゃ何のことやら判らんけどもネタバレ無しだと書きようが無い粗筋。一人称/口語文体で朴訥な語り口の約300頁、正味半日で読めちゃいましたが、よりによって「万物理論」の後に読んだお蔭か想像力刺激されて読んでて愉しかった(「万物..」より面白かったかも)。見てくれに騙されちゃいかんな-。脱帽。
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仕事納め。昨日月例の報告会が終わったんで、今日は仕事する気にならん。

「万物理論」 (原題"Distress") グレッグ・イーガン著 山岸真 訳 (東京創元社, 2004年初版) 原著は1995年刊で、グレッグ・イーガン「万物理論」。宇宙を統べる物理学的基本原理の発表は人類への福音かはたまた重大な危機を招くのか... 科学と宗教は水と油? 究極の理論に触れて人類は..なクラーク的古典的テーゼが骨格。「宇宙消失」みたいなアクロバットは今回抑え目で、後半(第三部以降)破綻なくストーリーが収束していくところは肩透かし感じながらも納得の結末。だけども、前半(第二部まで)で張りまくる伏線アイデアの方が実は圧倒的に面白いんで、後半の失速は如何ともしがたく、今回は何とか☆四つという所か。しかし、科学ジャーナリストを主人公に、暴走テクノロジー社会を抉るってのは面白い設定だと思う。その線で突っ走って欲しかったかな..
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娘の6歳の誕生日。クリスマスの"白虎ドライブ"に続いて、今日はロックマンの"プログレスペット"(結局初代ペットから3種制覇)。女の子なのにこの手が大好きなんだよねえ... そのロックマンは3月に映画公開なんですって。

昨晩「万物理論」読了。寸評は明日会社で書こう...という訳でお休みなさい。
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amazonからCD届く。モ-ガン・フィッシャー「Slow Music」、「Claws」、「Nova Solis」、V.A.「G.Last - Tribute Godzilla 50th」。今年最後かな。しかし後半良く買ったねえ。
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12月24日 クリスマス・イヴの定番スナップ いやー、シャンテドールのケーキは美味い3時に仕事切り上げさっさと帰宅。娘が欲しがってるヒーリーズ探しに、AEON系モールのスポーツ用品店へ。履いてみたけどピンと来なかった(つか、簡単に滑れるものではなさそう)らしく「要らない」と却下。で、中庭で遊んでたら、雪が(人工降雪..実は泡)... 散々はしゃぐ。父はさらに本屋でジョン・ダニング「幻の特装本」(シリーズ3作目が出てたんで2作目を購入..買ってた気がするんだけど..)、ライバー「死神と二剣士」。

 

週刊文春のミステリーベスト10が発表になってます。プリースト「奇術師」が5位。「ダ・ヴィンチ・コード」は文句なしの1位らしい。読んでみんとなあ...。文庫化を待とう。文庫化といえば、コニー・ウィリス「航路」が文庫化されてお求め易くなってました。読め。

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1. Hybrid Kids/ Morgan Fisher: ポップスからパンク、ニューウェーブまで色んな曲を 弄って被せてキッチュなテクノポップに変えてしまった15曲。こういう諧謔と遊び心が私にとっての"ポップ"の必須要素。2. The Universe of Absence/ Gary Lucas & Jozef van Wissen: ゲイリー・ルーカスと蘭人琵琶奏者の共演2枚目。前作より制作 がしっかりした感あり。奇抜さはありませんが、古楽とフォークブルースの交わる独特の世界。3. Miserycord/ Knife & Fork: Pixiesのプロデュース、PJ. Harveyの発掘者として知られる(?)Eric Drew Feldmanは、後期マジックバンドのベース弾き。そのフェルドマンがLA.のオルタナバンドのボーカル女史と結成したのがこのナイフとフォーク。どんな音かと思いきや、80年代末的ダークでグラマラスなサイケデリック。結構好き..つか、懐かしい感じ。4. Live 'n Rare/ Captain Beefheart & Magic Band: CD2枚組みの英国でのライブ音源集。殆どは1980年マンチェスター録音。音質はブートレグでいう"並み"レベルだけど、ファンはとにかく嬉しい。70年代の音源をもっと収録して欲しかったけどね。5. The Old Country/ Howard Levy, Miroslav Tadic, Mark Nauseef: 東欧(弦)、中東(打)そして米国(ハーモニカ)が東京で録音した...ってこの編成でオリエンタル音楽なんだから面白くない訳が無い。しかし色んな音楽があるもんだ。6. 雪花石膏-Alabaster/ World Standard: 所謂"音響モノ"数あれど、その中でこの盤で無いと..ってな1枚になるには、とにかく"弛んだ"部分が在ってはいけない。ワールドスタンダード20年の集大成は、アコースティックでミニマルで、"弛み"無いテンションを最後の一音まで貫いた傑作。これにユーモアが加わるともっと特別な1枚になるんだけど。
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マトリックス箱(DVD10枚組み)と「Live 'n Rare」隊長&魔法楽団、届きました。後者の内容については隊長頁へ。
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「珈琲相場師」 デイヴィッド・リス著 松下祥子訳 (ハヤカワ文庫, 2004年初版)珈琲相場師」デイヴィッド・リス。舞台は17世紀のオランダはアムステルダム、砂糖の取引で破産しているポルトガル系ユダヤ人相場師が、起死回生を賭け、当時西欧では薬としてしか扱れてなかっ珈琲極秘取を計するが...という話で、所謂"相場モノ"の醍醐味にユダヤ人コミュニティ内の歪んだ人間関係が絡み合って虚々実々の駆け引き合戦が..。オチは、それまでのドロドロした展開からするとアッサリしたもので、作者の人の良さが出てしまった感じもあるけど、読者に対する思わせ振りな謎種の蒔き方、育て方といい、見事なもんです。中世(カソリック)からプロテスタント、資本主義世界へと新しい価値観の萌芽が背景にある辺りを巧く垣間見せる辺りも秀逸。前作「紙の迷宮」も読みたい。帯には"この本は読者を選ぶが.."なんてコメント載ってますが、そんなことないす。お薦め。

娘の熱は、薬のお蔭で今朝はほぼ平熱へ。良かったー。
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今日は娘とノート帳を買いに行く予定だったんだけども、その娘が昨晩から熱を出してしまったため、父親だけで買いにいつものモールへ。ついでに本屋で森博嗣工学部・水柿助教授の日常」と菅浩江永遠の森」。帰宅後病院へ。昔研究所にいたH子が検査技師で勤務してて、かみさんと一緒に懐かしい再会。
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亀蔵猫、夕方、公園に散歩へ連れてって貰ったらしい。デジカメに(猫的に)はしゃいでるらしい画像が...動画も何点かあるんだけど、IXY500に変えた効能新たか。高画質動画はやっぱり良いねー。


 
リニューアル隊長頁にも書きましたが、「Live 'n Rare」無事amazon出荷された模様。受け取りは来週かな。愉しみだー。輸入盤屋の店頭とかにはもう並んでるのか知らん。 それからシツこく"CafeSolo"続報。今朝濃い目に淹れると濁りも無く良い感じでした。インスタント並みに手軽でこの味なら毎朝重宝しそう。
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まだ火曜日だってのに、疲弊しまくり。金曜日までもつかいな... 
かみさんがモカの粗挽き買って来てくれたので、CafeSoloを使ってみる。出来上がりは濁りコヒー。味も少し濁り気味。そりゃあ、メッシュじゃ漉せないわな。濁って当然。とにかく淹れるのは簡単だけど、出来上がりは少しね...。豆の挽き方にもよるかもしれない。今度は専門店で挽いてもらおう。
 
隊長の"Live 'n Rare"。amazonで昨日は"発送まで2~3週間"だったのに、今見ると"在庫切れ"。おいー。
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Assist Onから、コーヒー煎れ器"CafeSolo"が届く。デンマークのeva solo社の製品。明日、粗挽き豆買って来て貰うよう、かみさんに注文。

隊長サイトをココと同じように(要はブログ風つうんですか?)するつもりで準備中。結局、リリース情報程度しか更新できないし...
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ゲイリー・ルーカス主宰の隊長トリビュートバンド"Fast 'N Bulbous"が、漸くCDリリースします(来年1月予定)。Cuneiform Recordsから。amazonでも予約可。一方で、レア・ライヴ音源CD2枚組みの「Live 'n' Rare」。予約してるamazonでは一応明日発売予定になってるけど...。でも、リリース元のOzit Recordsのサイトにはもう出てるんだよなあ。あ、ゲイリー・ルーカスのウェブログを発見。→"Gary Lucas Blog"
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Book of Silk/ Tin Hat Trio (Ropeadope, 2004)1Kind of Porgy & Bess/ Paolo Fresu (BMG France, 2002)2Seasons + Look at Life/ Morgan Fisher (Voiceprint, 2004)3Moog/ VA. (Holywood Records, 2004)4Manhattan Research Inc./ Raymond Scott (Basta, 2000)5
1. Book of Silk/ Tin Hat Trio: NYの三人組も既に5枚目? ギター、チェロ、アコーデオンの室内楽アンサンブルは1stの前衛タンゴから洗練され個性に深みが。ペンギンカフェオーケストラを少し憂鬱にした感じ。枚数重ねる度に面白くなってる。2. Kind of Porgy & Bess/ Paolo Fresu: 茶坊さんに教えて貰ったイタリアのジャズトランペット吹き。何とDafer Youseffも参加してるではありませんか。とは言え全体的なトーンは意外にオーソドックス。3. Seasons + Look at Life/ Morgan Fisher: 83年作の"Seasons"と84年渡日後録音した"Look at Life"のカップリング。まずは後者。東京に移ってきたフィッシャー氏がヤマハDX-7を中心とした普及機(でも高かったよね)シンセで作った環境音楽的インストポップ。前者はジョン・レッキーの制作によるもので、ゾンビーズ"Time of the Season"に始まり、60-70年代のポップスをシンセポップ風にカバーしたもの。テクノロジー/エンジニアリング/アートの蜜月が生んだポップミュージック。なんて良き時代。そんな 気分に駄目押しなのが.。 4. Moog/ VA.: 映画「Moog」のサントラ。要するに"音楽"より"音"好きなのか私は。さて参加者はStereolab(当然)、Album LeafTortoiseなどその筋メジャーからBernie & BootsyのP-Funkコンビなんて面子も。更にー、"Moog Classics"つうことで、あんな人やこんなバンドを収録したコンピ盤の付録付き。 いやー面白いわ。で、合わせてお薦めするのが、以前紹介したことあるこれ 5. Manhattan Research Inc./ Raymond Scott:(最近買った訳ではないけど特別に掲載ってことで) 1950年代から60年代にTV-CMや映画など向けの電子音響(UFOの飛ぶ音とか、近未来的なピープ音とか)を制作してたスコット氏のCD2枚に及ぶ作品集。ブックレット(144頁!)にはムーグ氏のインタビューも収録。
 
来週末は「ULTRAMAN」の公開日ですね。"高度3万フィート! 6.5G!" ワクワクするコピーだなあ...
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届きましたよ、モーガン・フィッシャー「Seasons/ Look At Life」、「Hybrid Kids vol.1」、サントラ「Moog」、それから箱買い者としては取り敢えず買っておけなニルヴァーナ「With the Lights Out」。とにかく「Look At Life」のCD再発はホントに嬉しい。生涯5指に入る極私的名盤だものねー。何年か前にチェリーレッドにメールで訊いた時には「残念ですがCD化の予定ありません」と言われてたのに。しかも今回、ジョン・レッキーがリマスタリングという。素晴らしい。

「ロボットの魂」 バリントン・J・ベイリー著(大森望 訳) (東京創元社, 1993年初版/2004年再版)さて、ベイリー著(大森望 訳)「ロボットの魂」読了。帯に書いてあるとおり"ロボット三原則なんてぶっ飛ばせ! 悪漢ロボット、出世街道まっしぐら"(そのまま)な話。相変わらず起承転結なんてお構いなし、馬鹿アイデア垂れ流し的ベイリー節一色。"ロボットに心はあるのか?"転じて"心"って何?それを突き詰めれば"人間って何よ?"ってな大上段なテーマが大冗談に語られる訳です。まあ、レム的機知洞察に富むことも無く、かなりいい加減なオチですけどね。馬鹿さ加減も期待ほどではなくて、傑作「カエアンの聖衣」には及ばない所が少し残念。因みに本書はマイケル・ムアコックに捧げられてるんだけど、マジなのか冗談なのか... そうそう続編「光のロボット」も再刊されるの?
05
かなり眺めは良い観覧車は初めて?娘と二人でハーモニーランド。キティーの部屋は前回と変わってなくて娘はがっかり。でも観覧車乗ってみたら面白かったみたで、「愉しかった」と満足してくれた様子。入園料高いんで満足感で元取っておかないと。クリスマス時期入ってるのに人出は少なく、こっちは良いんだけど、大丈夫なの?と余計な心配。
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dog/ Mike Keneally Band (Exowax Records, 2004)1ホントのきもち/ 矢野顕子 (Yamaha Music, 2004)2BBC Radio 1971-1974/ Soft Machine (Hux Records, 2003)34After The Eclipse/ Sun Paulo (Anoyo, 2003)5
1. dog/ Mike Keneally Band: マイク・ケニーリーが若者と組んだ4ピースバンド。 米オルタナハードコア風にポップボーカルでプログレな曲展開。何と言ったらいいんだろう.. 説明できい面さ。ラシュかに近?? 2. ホトのもち/ 矢野顕子: 凄いね。何年かに1枚のアルバムだと思う。3. BBC Radio 1971-1974/ Soft Machine: 「4」から「Bundles」までのBBCライヴがまとめて聴ける2枚組み。すっげー面白い。中でも1973年版"Hazard Profile"に驚く。4. Equality/ 福富幸宏: 某サイトで見て聴いてみた。ありがちハウス。カーステレオ向け。5. After The Eclipse/ Sun Paulo: スケッチショウのリミックス盤では面白かった佐藤タイジの別名義。ヴァリアリックなフロア音楽。ピンと来ないなあ。
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むかーし工場のレク委員長やってたときの委員さん達("稲後会"と称して年に数回集まることになってる)との忘年会。鶴崎の「てっぱんや」。 今回は既に退社してるA嬢など(既に1/4は定年やら結婚で退社してる...8年も前だしねえ)も参加に加えて、S嬢が入籍したお祝いも兼ねたんでまた尋常でない盛り上がり方。事業部連絡会議の懇親会を振って敢行した甲斐があったというもの。