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12 '24
15
「ロードマークス」ロジャー・ゼラズニイ(植草昌実 訳)
サンリオ文庫から出てたゼラズニイの佳作、新訳版が出るってのをXで見かけて慌ててポチった。GRR・マーティン製作総指揮で映像化されるんだって。いやー楽しみ。てことで今回出たのか。ゼラズニイは新刊で入手できるものが無いので新訳は貴重。「光の王」でさえ古本じゃないと手に入らないなんて...。
過去から未来の人類史をつなぐハイウエイ、そこを往来する能力者たち。歴史上のイベントや人物が登場するけど、あくまで行き交う人々として出てくるだけってところが、比較的シンプルな筋書きに物語世界の奥行きを与えてて、ゼラズニイらしい外連味を堪能できる。ゼラズニイ版ドクター・フーってところもあるので、映像化での味付けがとても楽しみ。
10
先週末にランチの希望が入ってばたばた調整したフランス・ベルギーの代理店来日者3人の対応、4/1からの弊社新オーナーとのミーティング、ディナーのアレンジ・進行で文字通り走り回る一日。血が滴るミディアム・レアの高級肉で胃もたれ。
08
3日はスエーデン人、フランス人の来客と会食、4日はタイ国大使館の"父の日"(前国王の誕生日らしい)祝賀レセプションに招待、んで5日は大分に飛んで夜はI部長を新会社に誘う極秘会食、6日は工場メンバーと気のおけない会食から3次会までってことで連日呑み。大分からそのまま帰るのはもったいないので、土曜日は福岡に寄って福岡の人とランチ。桜坂の鉄板焼きレストランで肉を食べて、仕事会食を上書き。夕方届いたペンダントライトとかフロアライトを設置してリビングを最終化するなど。いい感じになったのかなあ...。1泊して東京に戻る。昨日は福岡ドームで関ジャニ∞(旧)のコンサートだったそうで、今日の福岡空港は"らしい"子女?で混んでた。
03
「HELL, INK & WATER」 The Art Of Mike Mignola
2024年9月20日から10月26日にNYのPhilippe Labaune Galleryで開催されたミニョーラ展の図版らしい。特徴のあるB&Wやカラーの水性インク画高品質プリント、64頁。特にB&Wモノは墨入れのタッチがよくわかる。新作多数収録、水彩終わりの方に鉛筆スケッチも載ってて、充実した個展だったんだなあ...。日本で開催されるとかって無いんだろうなあ。寺田克也とかが呼んでくれて、コラボとかしてくれんかのお。
 
01
「人類の祖先に会いに行く」グイド・バルブイアーニ(栗原俊秀 訳)
原題「Come eravamo - Storie della grande storia dell'uomo」、直訳すれば"人類が歩んだ道のり"。2022年刊で邦訳出たばかり。
ヒトの進化の歴史を有名な化石人類のエピソードを年代順に追うことで語ってくれる。ルーシー(アウストラロピテクス)からエッツイ(1991年にアルプスで発見されたミイラ)まで、そして全ての始祖ダーウィンのエピソードで〆る構成。各章が読み物としても面白く、一部出てくるゲノム解析の解説なども非常にわかりやすい。巻頭にそれぞれの化石からの復元肖像が乗っていて、そのビジュアルから話が始まるので、イメージが伝わりやすく、一般向けに丁寧に作られた本。自説ごり押しではなく、諸説のも言及して公正に努めてるところも好感度高い。「我々はなぜ我々だけなのか」のアップデートでもあり、「馬の科学と世界の歴史」とも繋がるので、タイムリーに好い本を読めた。色んな示唆に富んでいるので、万人にお薦め。

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